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滋賀医科大ハンド部コーチ 〜雲の向こうは、いつも青空〜

[ ハンドボールスクール滋賀医科大学コーチ ]

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7月19〜21日の3連休の話。

19日は午前中に、自分のトレーニングをしっかりと行いました。この時間、ほんまに大切。一旦自宅に戻って、昼食をとってから一路、滋賀県へ。この3日間は滋賀医科大ハンド部のコーチでした。

8月13〜15日の西医体に向けて、ラスト1ヶ月をきりました。ラストスパートですね。

昨年の夏、2度目の大会3連覇をかけて西医体に臨みましたが、準決勝で福井大学医学部に1点差で敗れて、3連覇を逃しました。それと同時に唯一のハンド経験者の6年生ひでおが引退。

初心者全員で「本気」になって初心者革命をおこそうと、学連は4部から2部への昇格、西医体の奪還を目標に9月から新チームが始動。

秋の学連で4部から3部に昇格、冬には体育館の改修工事もあって、例年とは違う冬場のトレーニング。散々な結果に終わった3月の西日本医歯薬トーナメント。新歓を経て、2部昇格をかけた春の学連、相手を分析して全員で1試合1試合丁寧に闘い、リーグ戦は4勝2敗の2位。大阪大学との入替戦には勝てずに2部昇格ならず。6月の関西医歯薬春季リーグでも、どの試合も接戦で2勝2敗の3位。

チーム全体としても、個人個人見ても彼らなりに少しずつ良くなってきています。ここ数ヶ月でぐっと力をつけてきているメンバーも何人かいます。前進している事は間違いない。右も左も分からない初心者ばかりのメンバー構成でよく頑張っているなとも思います。

このチームがスタートして、何方かと言えば緩やかに彼らの成長を見守ってきました。「本気」になるという彼らの言葉を信じてずっと待っていたように感じます。どこかでスイッチが入るのを待っていました。

1度目のスイッチが春の学連の時に入ったように感じます。しっかりと準備をして、試合に臨み、勝利に繋げる、そのプロセスを合計7試合繰り返した1ヶ月で、目標に向かって全員で本気になるってことの楽しさ、豊かさに気づいてくれたように感じます。

足しげく練習に顔を出してくれるOBさん達からも「どうですか?良くなっていますか?」と言葉をかけて貰っていました。「なっているよ。前進はしていると思う。」と答えてきました。

でも、それはどのチームも同じこと。相手がいる。そして滋賀医大が目指しているのは優勝争いをする事ではなく、優勝する事。

この3日間、練習試合や戦術練習の最中はもちろん、晩飯の時間、休憩時間などを使って、僕が実際に感じている事をストレートに伝えてきました。

2度目のスイッチ。

ここから自分達が目標している優勝に向かっていく中で、苦しい事、厳しい事と対峙することになると思います。おそらく西医体の大会中、試合中にもそうでしょう。

そんなギリギリの闘いの時に、自分の事や隣にいる仲間を信じる事ができるか、連続でシュートを外した後に、もう一本狙いにいけるか、本当の意味での強さがこれから必要になってきます。

泣いても笑っても3週間。



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