ユメ先生 宮城県 気仙沼市立小泉小学校 5年1組
南相馬でのユメ先生を終えて、翌日9月25日は気仙沼市でのユメ先生。
小泉小学校のみんなと一緒に体を動かして、夢について語り合ってきました。
無邪気に、元気に、わいわいという雰囲気とはまた違って、静かに、噛み締めるように話を聴いてくれた小泉小学校の子供達。
今回は子供達の反応を見ながら、自分の人生、今、将来、クラス、隣の仲間、今やっていることに対して「本気」になろう。
「本気」って何なのか?
そんな部分を軸に、ゆっくりと話していきました。
僕の話の合間に、「こんな時ならみんなならどう思う?近くの席の人と話してみよう。」こんな風に投げかけていきました。ちゃんと話し合えている子達もいれば、一人でぽつんと話せていない子もいました。最初はね。
何度か投げかけていくなかで、「一人で話せていない子が周りいたら、ちょっと気遣って仲間に入れてあげよう。一人でいる子も自分からも歩み寄って輪に入ろうとしてみよう。お互いに一歩ずつ歩み寄れば2歩近づけるやん。」とちょっとずつ、ちょっとずつ進めていきました。
そうすると、隣の席でぽつんとしている子をそれとなく気遣って、ちょんちょんって肩を叩いて輪に入れあげてくれようとしたり、今まで一方的に話してばかりだった子が、どう思う?って聞き役にまわってくれていたりね。
60分弱の授業の中でも、少しずつ、少しずつ変化を見せてくれた子供達。
わいわいにぎやかなクラスも楽しいけど、こうやって噛み締めるように話を聴いてくれて、ゆっくりとでも前に進もうとしてくれるクラスもいいもんですね。
授業が終わって、何年ぶりやろう。学校で給食を頂きました。美味しかった。懐かしかった。
今回のユメ先生、大工さん、建築家になりたいという子が多かったり、夢がまだないという子の割合が多いように感じました。
夢ががないって、別に投げやりになっているわけじゃなく、ちゃんと自分と向き合ったけど、今はまだ夢が持てないって教えてくれました。
学校のすぐ横に「津波の教え」の石碑。この地区は「3.11」で津波が直撃したそうです。
今回のユメ先生は色々考える部分、感じる部分が多かったです。