次世代へ
気が付けば4月、新年度突入。学校が春休みのこの時期、子供たちと触れ合う機会をいくつか頂いた。
3月28日は滋賀県高校生女子。3月29日は滋賀県高校生男子。全体の進行は僕が行い(トレーニングメニューの提示、ポイントの説明、デモンストレーションなど)、そのあと指導者の皆さんが4グループに分かれてその場で高校生に指導に入る。基本的にはこの流れで講習会を進めた。
「高校生への指導と、指導者全体のレベルアップを図りたい。」という希望に少しでも近づけていたら幸いだ。今回、滋賀県出身の近藤(バイオレット)も一緒に滋賀に足を運んだ。おそらく滋賀県出身の日本リーガーは男女通じて彼女だけということもあり、子供たちから大人気、先生方もすごく喜んでくれた。双方にとって素晴らしい時間、機会だと感じた。
3月30日、31日は愛知県春日井市の岩成台中学へ。1時間あるいは1.5時間の短時間のトレーニングを合計6セッション。「シュート」「+1を繋ぐ」「+1を作る」(それを守る)って3つの視点を持ってプログラムを作成。1セッションごとに先生と子供たちが明確にテーマを持って集中して各メニューに臨んでくれた。
最初はフワッとした雰囲気だったけど、セッションを重ねるごとにルーズボールに飛び込んだり、自分たちで声を掛け合ったり、ピリッとした緊張感、突き詰めていくこと自体を楽しんでハンドボールしてくているように感じた。先生と子供たちで一緒に考えた目標に向かってチャレンジしてほしい。
4月2日、鈴鹿ハンドボールスクールの開校式。もう16期目。このスクールが立ち上がったころ僕はホンダの選手としてこのスクールで何度か指導(なんてもんじゃないが)させてもらった。その中に大同特殊鋼と大崎電気で活躍中の平子兄弟がいた。由緒正しき鈴鹿ハンドボールスクール。
こうやって子供たちと触れ合うときにいつも心がけていることは「今この瞬間に子供たちの未来に触れている。声をかけた一言。見せたシュート1本。全てが子供たちの未来、ハンドボールの未来に繋がっていく。」