「やってやったぜ三連覇!!!」
滋賀医科大ハンドボール部、今季のコーチを終えました。あとは西医体で彼らが三連覇に向けて、最高のパフォーマンスを発揮してくれる事を願うばかりです。
このチームのコーチをさせて貰えるようになってから、8度目の西医体です。その間、4度の優勝を学生と一緒に味あわせてもらいました。
時には一緒にベンチに入り、時にはドイツで吉報を待ち、時には福井から応援し、色んな形で彼らの優勝を見させてもらってきました。
しかし、それ以上に記憶に残っているのは、西医体で負けたときかもしれません。
中でも四連覇を掛けた試合で三重大学にベスト8で敗れたときの事、最後のシュートがGK上林の指先をかすめて入ってしまった事、その直後に泣き崩れる選手、マネージャー達の事。
勝ち続ける事の難しさを、西医体で負ける事の意味を嫌というほど感じました。そこから3年間、何をどうやっても優勝に手が届きませんでした。
それだけに7MTコンテストまでもつれ込んだ決勝戦、京都府立との死闘の末にもぎ取った滋賀医科大ハンド部としては4度目優勝の瞬間は本当に格別でした。(僕としては3度目)
その時のキャプテンのひでおが、今回最上級生です。
今年の西医体は三連覇がかかっていますが、今年のチームはここまで本当に苦しんできました。
秋には学連4部降格、医歯薬リーグ2部降格、春の学連でも3部昇格を果たせずにチームはどん底のまま、春の医歯薬リーグでようやく1部返り咲きを果たすも、試合内容は散々。
練習に足を運んでくれるOBさん達(=西医体優勝メンバー)には毎度のように駄目だしを喰らう日々。
それでも、「やってやろうぜ三連覇!!!」を合い言葉に前を向き、進み続けた学生達。
何度も西医体で神懸かり的なしぶとさを見せてきた、滋賀医大ハンド部。
先日、最終練習の際に僕のぶんまでリストバンドを準備してくれていたマネージャー達。おそらく左下のイラストは僕だと思います。ご丁寧に6本も髪の毛を生やしてくれています。
この毛の本数と同じく6回目の優勝を果たせるように沖縄で、しぶとく、粘り強く、頑張ってきて欲しいと思います。僕の髪も、しぶとく、粘り強いはず… やから…
「やってやったぜ三連覇!!!」
になりますように。