文武不岐
中部大学ハンドボール部は新チームが始動して1ヶ月が経過。そして本日、2022年内の担当講義が無事終了した。
サッカーW杯が開幕して眠そうな顔で講義に出席していた学生たちの顔も、少しずついつもの感じに戻ってきた。(ような気がする)
W杯が始まった頃はグランドでサッカーすると汗ばむほどだったのに、あっという間に凍えるような気温になってしまった。W杯中はみんな5分くらいはメッシだったし、エムバペだった。日本代表の快進撃はAbemaTV(本田解説)で観ることが殆どだった。アルゼンチンとフランスの決勝は本当に凄かった。ただただ凄かった。
インカレを終えて、2週間のオフを挟み、新チームがスタートしてあっという間に12月末。攻守の2on2や速攻練習、週2回のウエイトトレーニングに明け暮れる日々である。コートの四隅にベンチを置いてあるのだが、1コーナーだけベンチが空いているの見ると4年生が引退していったことを実感する。
この1ヶ月は週末になると県内外の高校生の大会を見て回ることが多かった。春の選抜大会に繋がる県大会と言うこともあって、白熱した好ゲームが何試合もあった。それにしても今の高校生たちの技術レベルは高い。自分が高校生の時に逆スピンシュートなんて見たこともなかったし、そんなテクニックがあること自体を知らなかった。
今週は、新チームがスタートしてから1ヶ月の振り返ることを目的としたミーティング。そしてフィールドテスト&ウエイトテスト。紅白戦。この1ヶ月の総まとめ的な位置付けの1週間。
この1ヶ月で3kg以上も体重が増え、1ヶ月前よりも遠くにジャンプできて、速く走ることが出来るようになった選手もいた。トレーニングと並行して、栄養補給や睡眠にも意識を向けて取り組んだ成果が少しずつ出てきた。
今回掴んだ手応えや感じた変化を継続してこそ意味がある。アスリートとして体や心を休める意味でのオフはあっても、アスリートとして生きることに24時間、365日オフはないのだ。
ハンドボールのトレーニングは1日に2時間程度。その2時間に全力を尽くすのは大前提。その上でそれ以外の22時間をどう生きるのか。授業、アルバイト、食事、睡眠、リラックスタイム、そしてハンドボール。全て繋がっている。
文武不岐。