全勝優勝 「勝って兜の緒を締めよ」
東海学生ハンドボールリーグ春季リーグ戦(1部)の全日程が無事終了した。
中部大学は9戦全勝で優勝することができた。2018年秋季リーグ戦以来の優勝とのことだ。これで35回目。やっと漢・作取監督を胴上げすることができた。
【動画・前編 2023東海学生ハンドボール春季リーグ戦 中部大学ハンドボール部第1~8戦までの軌跡】
引き分け以上で自力優勝が確定する名城大学戦、前半立ち上がりから鼻息の荒い学生たち。
そりゃ熱くもなるさ、ホームゲームだし、優勝がかかってるし。DFでは前に詰めると1on1で交わされ、まさか撃ってこないと様子を見ているとロングシュートを撃ち込まれ、取り返しに行ったリスタートではボールロストを繰り返す、大悪循環。
前半15分くらいまではドタバタ。でもみんなちゃんと分かっていた。落ち着いてくるまでは我慢。センター井上の2on2が冴え渡る。井上を中心に再現性のある攻撃で少しずつ反撃開始。
前半ラスト3秒。RW側でのコーナースローから攻撃再開。キャプテン谷前の超ロングシュートが相手ゴールに突き刺さる。しかし前半終了の笛が先。惜しくもノーゴール。ノーゴール判定も筆頭鼻息荒いマンの谷前に笑顔が戻る。なんとか15-17の2点差まで詰め寄って前半終了。
ハーフタイムではいつもの様に、学生たち主体でコートで感じたこと、ベンチから観ていて感じたことを、思い思いに話して情報共有。そのやり取りをスタッフで見守りつつ、作取監督からの量的(シュート確率とか攻撃成功率とかそういうの)なフィードバック。僕からは質的(自分たちのゲームプランに対してやプレー面)なフィードバック。この春季リーグでは自然とこの流れに落ち着いている。
後半立ち上がりに一気に逆転に成功。速攻を出したければ、まず守ること。前半17失点は多すぎる。原点に立ち戻ってハードなDFから速攻で自分たちの流れを取り戻した。その後も緩むことなく、リードを広げて後半は20-11。最終的には35-28で勝利することができた。
中部大学 35(15-17 20-11)28 名城大学
【動画・東海学生スポーツチャンネル / 中部大学vs名城大学】
試合を終えて、両チーム、オフィシャル席、観客席への挨拶を済ませて、みんなで歓喜の円陣。作取監督、キャプテン谷前らの胴上げ。やっぱり最高やね。
新チームがスタートして何が何でもこの春季リーグ戦のタイトルを取ると全員で決めていた。狙って掴み取った優勝だった。じゃあ、いつも狙っておけって話だけど、今回は本当にそんな感じだった。
今回、毎試合のようにベンチ入りメンバーが変わり、全9試合にベンチ入りした学生は僅か5名。チーム内でフェアに競争し、選ばれた16名がベンチに入って全力を尽くす。毎試合、この繰り返しだった。
中部大学ハンドボール部に関わる全てのみんなで掴み取った全勝優勝。本当に嬉しい。応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。
さあ、今度は西日本インカレ。勝って兜の緒を締めよ。しっかりリフレッシュしていいリスタート切ろう。
【動画・後編 2023東海学生ハンドボール春季リーグ戦 中部大学ハンドボール部 第9戦】
【最終順位】
1位:中部大学 9勝0敗
2位:中京大学 8勝1敗
3位:名城大学 7勝2敗
4位:大同大学 6勝3敗
5位:朝日大学 4勝5敗
6位:愛知教育大学 4勝5敗
7位:岐阜聖徳学園大学 4勝5敗
8位:岐阜大学 1勝7敗1分
9位:愛知大学 1勝7敗1分
10位:南山大学 0勝9敗