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第2回 Cリーグ ~フルゲーム&リーグ戦の意味~

[ 2022~ 中部大学 ]


6月7日~20日まで第2回のCリーグ(部内リーグ)を実施した。今回は1~4年生までを可能な限り実力拮抗状態になるよう4チームに分けて、総当たり1周のリーグ戦。その後にリーグ戦上位2チーム同士での決勝戦。

公式戦同様にユニフォームを着て試合をする。会場設営、レフリー、オフィシャル、モップなどは自分たちで行う。交代はもちろん、ゲームプランを考えたり、タイムアウトや戦術変更なども、すべて自分たちで行う。ベンチにはコーチングスタッフはいない。

西日本インカレのメンバー選考も兼ねているので、ゴリゴリのバチバチの熱いプレーの連発だった。


そして、今回も作取監督の粋な計らいでMVP、ベスト7、ベストディフェンダー、ベストレフリーなど、個人賞も準備されている。こんなの燃えるやん。燃えたぎるやん。

チームA(1位通過)vsチームB(2位通過)のファイナルは前半を終えて13-13の同点。最後までどちらも一歩も譲らない大接戦を1点差で制したチームBの優勝で幕を閉じた。2位通過のBチームの逆転優勝。

チームA 30(13-13 17-18)31 チームB

自分のプレーに必死になっている1,2年生もいる(それでいいと思う)。少し余裕が出てきて、自分のこと集中しつつ両隣をフォローしながらプレーする3,4年生(中には、自分のアピールに徹する3,4年生もいる。それはそれでいいと思う)。

指揮官的な視点を持って、2~3手先まで読んで全体を統率しながらプレーしている上級生もいる。試合が終わってから「あの時って何をやろうとしていたの?」とか「何を考えていたの?」とか質問すると自分の言葉で教えてくれる。

なるほど、将来「指導者になるのも面白そうや」とか思いながら聴かせてもらっている。

言うまでもないが、細かな技術練習、部分練習、フィジカルトレーニングなども重要。

フルゲームにしている意味。30分前後半のフルゲームだからこそ得られるものがある。勝敗の行方がラスト5分きっても分からない試合。その中で勝敗の責任を担いながらコートに立つ。喜びを爆発させたり、励ましたり、時には不甲斐ない自分やチームメイトのプレーに憤ったり、怒りをぶつけたり、弱気な自分が現れたり、色々。

この世代で勝敗の行方が見えない試合を年間何試合できているか?そして何試合、そのコートに立ってプレーできているか?公式戦や国際試合でその経験を積めるに越したことは無いが、現実的にはまだそうでは無い。フルゲームだからこそできる経験。

リーグ戦にしている意味。1試合だけではなく、勝って負けても次の試合への準備がある。一定期間戦うので、体調管理や、相手チームの研究、自チームの修正なども必要になってくる。リーグ戦を通して、いいコンディションを保ち、再現性を持って良いプレーを数多くできるか?こういうのはリーグ戦だからこそできる経験。

世界を見渡せば、同世代の選手たちは生活をかけて、こういう経験(フルゲームやリーグ戦)を年間通してやっている。クラブレベルでも、ナショナルチームレベルでも。

Cリーグの決勝戦前にはちゅとらも駆けつけてくれたのだ。

というような第2回Cリーグやった。