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夢の教室@浄水小学校

[ ユメ先生 ]

1ヶ月ほど前の話ではあるが、10/25は「夢の教室」に夢先生として登壇させて頂いた。今回は愛知県豊田市の浄水小学校へ足を運んできた。

ゲーム時間もトークの時間も子供たちは元気いっぱい。

みんなと歩調を合わせて協力しようとする子。
盛り上げようとして少しふざけてしまう子。
自分の得意な事でガンガン突き進む子。
将来2つやりたい事がはっきりある子。
あと一歩が踏み出せない子。

本当に十人十色。

僕は小学5年生の時にはっきりとした夢や目標なんて何も無かった。まさかハンドボールが職業になる。ハンドボールで生活していくなんて1ミリも頭に無かった。高校生になってからは何処で他人事のように毎日を過ごしていた。適当にそこそそやっていれば良いって思ってなんでもやり過ごしていた。

これではいかんのやろうなって薄々自分では気づいていたけど、見て見ぬ振りをして毎日を過ごしていたような気がする。将来についてをちゃんと考えたこともなかった。

「大学生になったら何か一つ本気で頑張ってみよう。」って思ったのが、たまたまハンドボールだった。大学から先でもハンドボールを続けることなんて考えてもいなかった。なんなら大学在学中に開催された世界選手権@熊本の存在すら当時は知らなかった。建築学科で勉強し単位は着実にとりつつ、ハンドボールに熱中する日々。しかし大学卒業後に自分が社会に出て、どうなっていくのか?具体的なイメージはなかった。

ぼんやりした状態で就職活動を始めて、スタートで大きくつまづいた。「これじゃいかん。社会に出るって甘くないと痛感した。」とほんまに思った。そこから就職活動も本腰入れてやりだして、いくつか内定を頂いた。

西日本インカレが終わって日本リーグの数チームから話を貰った。最終的にホンダにお世話になることを決めた。ホンダに決めた時は当時日本一だとか、ストックランがいるとか全然知らなかった。(アホやな。俺。)

ハンドボールの道に進みだしたのそこからである。そこからは失敗、挫折の連続で色んな人に助けて貰って現在に至る。人生どうなるかわからない。

僕のトークの時間を終えると、今度は夢シートへの記入時間。

子供たちが夢シートに将来の夢や今好きなこと、そのために今頑張ること、なんかを書き込む時間。

じっくり考えて書き込む子。
好きなことや夢を躊躇なくグイグイと書き込む子。
まだはっきりと夢や目標がなく頭を捻っている様子の子。

一度書き込んだ将来の夢を消しゴムで消している子がいた。

「どうしたの?」って声をかけた。
「ムリかなぁ。叶わないかなぁって思って消しちゃった。」って涙目になって細い声で教えてくれた。

ジッと目を観て、肩に手を置いて(心の中で大丈夫だガンバレ)って頷くことしか出来なかった。教室を後にする時もずっと僕の方を観ていた。目が合っていた。

インカレを終えて、函館から春日井に戻るとこの時の夢シートが送られてきた。姿勢を正して返事を書こうと思う。