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東海学生トーナメント 優勝

[ 2022~ 中部大学 ]

11/25,26と12/2,3と2週間に渡って東海学生トーナメントが開催された。結果は中部大Aが優勝で幕を閉じた。

今大会、中部大からは中部大A &中部大Bとして2チームがエントリー。因みにAチームとBチームに優劣はない。

今回はインカレで主力だった学生はエントリーせず、インカレで出場機会の少なかった学生、登録できなかった学生を中心にエントリー。エントリーする学生を各ポジションごとに均等に割り振ってのチーム分けである。出場機会に飢えている学生たちの鼻息は当然ながら荒い。


中部大の試合は11/26から開始。とその前に、この週末はNTS(ナショナルトレーニングシステム)に受け入れもあった。主力5名がサポートスタッフとして参加。それにしてもスタッフ陣の豪華なこと。元日本リーガー、欧州経験者が多数やった。

11/26(土)
午前に@大同大学で中部大A、午後から@中京大学で中部大Bの試合。両チームとも無事勝利。
《初戦》
中部大A 34(17-8/20-6)14 東海学園大A @大同大学
中部大B 33(17-10/16-5)15 愛知教育大 @中京大学

12/2(土)
@中部大学で準々決勝、準決勝。
《準々決勝》
中部大A 23(8-11/12-9 7mt3-2)22 大同大B
※中部大Aは最大5点ビハインドを落ち着き、7mtコンテストの末に劇的勝利。

中部大B 22(8-10/14-10)20 名城大A
※中部大Bは接戦を落とし、ここで敗戦。

《準決勝》
中部大A 24(13-11/11-9)20 名城大C
※接戦を抜け出し、決勝進出。

12/3(日)
@大同大学で決勝戦。
《決勝戦》
中部大A 38(19-18/19-16)34 名城大B
※両チーム前日のダブルヘッダーの疲れがある中で、得点の奪い合い。後半中盤以降に抜け出して優勝。


先日のインカレで主力だったメンバーは今回はサポート役。応援、ビデオ撮影など担当。声をガラガラにしてメガホン持って応援してくれた。こういう所はこのチームの良いところだなと本当に感じる。


勝利の後の写真&動画もマネージャーさんたちが撮影してくれたのだ。少しずつ緩やかにバトンタッチ。

今回の東海学生トーナメントインカレを終えて10日間ほどのオフを挟み、再スタート直後の大会だった。

普段、出場機会の少ない学生たちにとっては貴重な実戦経験の機会である。自分の特徴を知り、自分の強みを出す。チームがやっている事を理解した上で、自分の色を出す。緊張したりもする。準備段階で上手くいかなかったりする。普段は控えめな学生がリーダーシップを取ろうとする。ええやないの。全て成長の糧や。

もう終わりが見えている、本当にあと数日の4年生。インカレには出場機会の無かった4年生。その4年生とは、1年前にこんなポジションでこんな活躍ができたら良いよねって頑張ってきた。一緒に方向設定と目標設定をした。コツコツと1年間、努力してきたが結果的に目標としていたインカレには届かなかった。今大会、その役回りの中で必死のプレーを魅せてくれた。タイムアウト明けのDFでルーズボールに飛びついた。しかし、これがまた相手ボールになるんだわ。それでもチーム全体に熱は伝わる。その後の相手の攻撃を全員で凌ぎきり、渾身のガッツポーズ。その4年生が雄叫びをあげてベンチに戻ってきた。最高じゃねーか。

世界に羽ばたくために、日本リーグで通用するために、社会に出るために、大学トップレベルで闘うために、直後の日本選手権に繋がるように、この東海学生トーナメントで活躍するために、何より自分との約束をやり切るために。全て繋がっているのだ。ハンドボールも日常生活も。

世界選手権でも、日本リーグでもない東海地区の学生トーナメントやけど、優勝は嬉しいもんや。チーム全員で掴み取った東海学生トーナメント優勝である。

さあ年内最後の大勝負、日本選手権に向けてフルパワー。