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日本選手権 in 仙台はベスト16

[ 2022~ 中部大学 ]

12/13~14と東海地区代表として日本選手権に出場してきた。場所は仙台。

結果は2回戦でジークスター東京に敗れてベスト16。スター軍団のジークスター東京は強かった。

12/13 中部大 32(14-14 18-15)29 日本体育大

初戦の相手は屈指の名門チーム、日本体育大である。そして先日のインカレの初戦での激闘が記憶に新しい。インカレから1ヶ月を経ての再戦。前半を14-14の同点で折り返しハーフタイムへ。ロッカールームでは「もっとバックチェックやりきろうぜ」「攻撃の今の展開を継続していこう」など、学生たちが前半のコート上で感じたことを言葉にして共有していた。その後で、後半のメンバーを伝えて、戦い方を整理して後半へ。

普段の学生たちの試合のハーフタイムは10分。今回の日本選手権ではハーフタイムが15分。いつもの1.5倍の時間。5分って結構ある。大会前から学生たちにはその事を伝えておいた。後半開始3分前に、フィジカルリーダーの中村が中心になってRe:ウォームアップ開始。

後半も一進一退。シュート力のある日本体育大のバックプレーヤー陣のロングシュートが何度も中部大ゴールを揺らす。同じ展開での失点をしないように、GK境とDFの中心、ピサノ、水谷が修正を図る。後半終盤にジワジワとリードを広げる中部大。終わってみれば3点差での勝利。学生たちは60分間落ち着いてプレーしてくれた。

12/14 中部大 24(11-17 13-17)34 ジークスター東京

2回戦はジークスター東京。ご存知、ジークスター東京。日本ハンドボールリーグ(以下、JHL)の超強豪。学生たちはもう一度、日本体育大に勝ってジークスター東京に挑戦する為にインカレ後から準備してきた。

12/14のこの時点で、試合ができるのは日本に16チームしかない。インカレでベスト4に入った中央大、筑波大、大阪体育大、そして中部大。加えてJHLから12チーム。この16チームのみ。「自分たちのどの部分なら勝負できるのか?」「どんな展開に持ち込みたいのか?」「どの土俵で勝負するのか?」を試合当日のミーティングで確認した。新しい歴史を作ろう。

前半15分あたりまでは、点差だけみれば何とか接戦の状態で試合を運ぶ。前半の中盤以降にジリジリと点差を広げられて11-17の6点差でハーフタイムへ。何とかゲームを壊さずにギリギリのところで持ちこたえてくれた。前半、闘えた部分とここは現時点では割り切らないとしょうがない部分を共有。

後半も学生たちは必死にジークスター東京に食らいつく。何度、弾き返されてもチャレンジしていく。それでも徐々に点差は広がっていく。時折、連続得点をあげて流れを掴みかけるが、終わってみれば10点差での敗戦。

ジークスター東京は最後まで手を抜く事なく、全力でプレーしてくれた。ジークスター東京の皆さん本当に有り難うございました。

今回の日本選手権は準備がなかなか難しかった。日本選手権の準備に入る前の週末まで東海学生トーナメントがあった。日本選手権の組み合わせが発表されてからも先ずは、東海学生トーナメントにチーム全体としては集中していた。チームとして日本選手権に絞って準備ができたのは1週間程度だった。

インカレを終えて、4年生が日本選手権まで競技を続けるかは任意。実際に2名の4年生はインカレ後に「俺はもうやりきった」と満足した顔でみんなに挨拶してくれた。

その中にはライトバック(以下、RB)で左腕エースに大貫の姿もあった。キャプテンの谷前は右利きのRB。左腕の大貫は左利きのRB。利き腕もタイプも事なるRBがチームの強みでもあった。いつも飄々とシュートを打ち込み、アシストをする大貫の存在は決して小さくはない。

DFの要。そして攻撃の起点でもある小林(3年生、DFは3枚目&OFはピヴォット)もずっと足の痛み抱えながらプレーしていたので、完治を優先するために本人、メディカルスタッフとも相談の上で日本選手権のエントリーは見送ることになった。

加えて、大会直前に清水(4年生、DFは2枚目&OFは左ウイング)が怪我(大事ではないが)をしてしまい日本選手権のエントリーから外れることになった。

あまり準備期間がない中で、インカレ時に主要メンバーだった大貫、小林、清水の3名が不在(新しい風が吹くチャンス)。この2つの条件下での日本選手権だった。

そんな中でも、RBは佐藤と向田。3枚目のDFは中村。LWは平田と寺師が新たに頑張ってくれた。普段と違うメンバーが少しずつ入りながらも、インカレ時に中心だった学生たち(谷前、ピサノ、境、中島、井上、吉原、水谷、平野ら)が今回も軸になってチームに安定感をもたらしてくれた。

2023年の全公式大会が終了。4年生は個性豊かな下級生たちを尊重しながら大らかにチームを纏めてくれた。小さな成長を積み重ねながら自分たちの手でチームを前進させてくれた4年生。本当に有り難う。

いよいよ新チーム。

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