2024東海学生秋季リーグ戦を振り返る
9/7~10/5の約1ヶ月は東海学生秋季リーグ戦だった。本来は開幕週に当たる8/31の岐阜聖徳学園大、9/1の愛知大との試合が台風10号の影響でそれぞれ9/16、10/5に延期になるなど例年とは違うトリッキーな秋季リーグ戦だった。
最終結果は9戦8勝1敗(勝点16)で3位。中京大、名城大と共に9戦8勝1敗と勝点16では並んだが、9/21の中京大戦に11点差で敗れた事が響き優勝には届かなかった。
春季リーグが9戦6勝2敗1分けの4位だったので、春よりも2勝多く白星を積み上げることができた。特に9/21の中京大戦に大敗した翌日9/22の大同大戦、翌週の9/28の名城大戦で勝利することができたのは収穫だった。
ここからは時系列で、秋季リーグ戦を振り返ってみようと思う。
前述の通り、開幕週の試合が延期になった関係で9/7の岐阜聖徳学園大が開幕戦になった。開幕戦特有の緊張感もあって後半中盤まで苦しい展開が続いたが何とか開幕戦を勝利し、続く9/8の南山大戦にも勝利。これで開幕2連勝。
続く9/14の朝日大、9/15の岐阜大、9/16の愛知産業大との3連戦で弾みをつけて、9/21以降の上位対決を迎えたいところ。もちろん内容にも結果にも拘って。
そんな中で西日本インカレ前の練習試合で膝を負傷しリハビリを続けていた水谷がリハビリ期間を終えて戦列に戻ってきた。春季リーグではキャプテンの中島、副キャプテンの小林が不在。西日本インカレにようやく主力が揃うとみんなで楽しみにしていた矢先での水谷の離脱。
中島がキャプテンのこの代になって漸く役者が揃っての公式戦。この3連戦はチームにとって本当に大きな意味を持つ3日間だった。復帰した水谷の活躍もあってこの3連戦も3連勝する事が出来た。これで5戦5勝。いよいよ翌週から全勝対決が始まる。
林田&近藤の北陸高校出身コンビもこの3連戦で頑張ってくれた。
全勝対決の1stラウンドとも言える9/21の中京大戦。前半の立ち上がりこれが全てだ。攻撃で決定的なシーンを決め切ることが出来ずに、相手の速攻に守備が対応できず、あっという間にリードを許してしまった。前半の中盤以降、そして後半で挽回を試みるが、焦りが出てしまい勝機を逃し悔しい敗戦となった。敗戦後、主力陣はかなりショックを受けていた。水谷も揃い、前週の3連戦でかなり手応えを感じていただけに、精神的なダメージは大きかった。
翌日9/22の大同大学戦では気持ちを切り替えて試合に臨んだ(つもりだった)。ところが現実はそう甘くは無かった。デジャブかのように前日同様の悪い立ち上がり。しかし、ここからが違った。奮起する主力たち。前日の悔しさを力に変え、まずはディフェンスで踏ん張りそこからの速攻で反撃開始。逆転に成功した後もキャプテン中島の声かけで全員が集中してプレーし見事に逆転勝利。チームは再び自信を取り戻した。
9/28の名城大戦を控える中、試合メンバーから外れていた豊田一虎が大一番を前にした円陣で魂を揺さぶる言葉を紡いでくれた。「出られへん選手の分も頑張ってほしい。全員が一つになって戦って、必ず勝とう。4年生の力を信じている」と。一虎の思いを背負って戦う決意が固まった。首位を走る名城大を相手に全力で挑んだ。前半から小林&水谷を中心としたディフェンスが相手の攻撃を封じ、オフェンスでは司令塔の井上のチャンスメイクから再現性のある展開で得点を積み重ねた。キャプテン中島を中心にチームが一丸となり、熱く、そして冷静に試合を進めて勝利することができた。
本来であれば最終戦になっていた名城大戦の後、台風10号の影響で延期になった愛知大戦が10/5にが行われた。本来であれば9/28の名城大戦で終了だった後の愛知大戦。初めての経験に少し戸惑いながら準備をする選手たち。実際、平日の練習期間では少し集中力を欠く場面もあった。4年生と戦うことができる最後の秋季リーグ戦。チーム全員で16人のメンバー入りに向けて競走し、最終戦を迎えた。公式戦デビューの斎藤や長谷川らの頑張りもあって19点差で勝利する事ができた。
今回の秋季リーグ戦では9名の選手が今シーズン初出場することができた。因みに今シーズンここまで春季リーグ、西日本インカレ、秋季リーグの3タイトルで36名の選手が公式戦のコートに立っている。軸を作りながらも、チーム内での競走を大切にして全員で戦ってきた。フェアに競争してその後で協力し合う。これからもそれは変わらない。
最終成績は9戦8勝1敗で3位。優勝にあと一歩届かなかった。しかし春には届かなかった相手に勝利する事が出来た。
どちらの事実にも向き合い。課題と手応えを整理してインカレに繋げていこう。
東海学生秋季リーグ戦の運営をしてくださった皆様、チームを応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。