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2025 西日本インカレはベスト8 ~3年連続の大体大戦~

[ 2022~ 中部大学 ]

西日本インカレ、4日間の戦いが終わった。中部大は3戦全勝で予選ラウンドB組を一位通過。決勝トーナメントに駒を進めた。準々決勝で大体大に1点差で敗れベスト8で大会を終えた。

準々決勝で中部大を破った大体大は、その後ベスト4で関西学院大と対戦。接戦の末に敗れ、決勝進出はならなかった。
大会を制したのは関西学院大。決勝で中京大を破り見事に西日本の頂点に立った。関西学院大の皆さんおめでとうございます。


そこに至るまでの過程とチームの成長は大きなものだった。ここに振り返りを残しておきたい。

【予選リーグB組】
■ 8月12日 vs 松山大(○35-23)
初戦はやや硬さも見えたが、1年生コンビ平井&ハリスの活躍。キャプテン平野のゲームコントロール、一試合を通して主導権を完全に握って快勝。やや失点が多いが初戦をしっかりと勝ち切ることができた。

■ 8月13日 vs 九州共立大(○27-17)
この試合はキャプテン平野がコンディション不良で欠場。キャプテン不在の中、副キャプテン北澤を中心に守備からリズムを作り、1年生コンビのハリスと平井が攻撃の主役に躍り出た。苦しい時間帯を全員で支え合い、後半は立ち上がりで一気に突き放して勝利。前日に課題が出たDFも安定し、GK米澤、三浦の好セーブの光る試合だった。

■ 8月14日 vs 同志社大(○30-21)
今大会の一つ目の山場。それが同志社大戦。ここまでお互いに2戦全勝同士の対戦。ただし得失点差で同志社大が優位につけ中部大は勝利が絶対条件。この日からキャプテン平野が復帰し、冷静に試合をコントロール。川勝、向田の両2枚目のDFが1on1でハードワークし続けてくれた。中央では宿院、陸、近藤らが体を張り、GK米澤、三浦の好セーブから速攻が決まる。終盤は春季リーグで悔しい思いをした左腕エースRB福原も得点を量産し、9点差をつけて快勝。今大会の最初の山場で集中力を持って戦い抜いてくれた。堂々の1位通過で決勝トーナメントへ駒を進めた。

【決勝トーナメント】
■ 8月15日 vs 大体大(●35-36)
強豪・大体大との準々決勝。3年連続の対戦。2023年は決勝戦で延長の末に敗戦。2024年はまさかの予選ラウンド同組で対戦し大敗。3度目の正直なるか。

しかしこの試合では驚異的な身体能力が武器のLW川勝がコンディション不良で欠場。守備の部分で対人接触に優れる川勝の穴をどう埋めるかがテーマの一つとなった。

前半から点の取り合いとなりCB平野のゲームメイク、LBハリスの長距離砲などで序盤は互角の展開に持ち込む。しかし前半終盤にジリジリ点差が開き出す苦しい展開。

4年生左腕の西出とハリスのコンビプレーなどで何とか得点を繋いでいく。次の手を打とうとする度に退場者を出してしまい、我慢が続く。何度もゲームが壊れそうになりながら何とか踏ん張って16-21の5点ビハインドで前半を終えた。

ハーフタイムで後半のゲームプランを確認。勝負の後半、中部大学の反撃開始。後半11分28-27と一気に逆転に成功。逆転打は今大会が公式戦デビューの2年生の陸。後半入り更にギアをあげる切込隊長の平井からアシストから陸が逆転の一撃を沈めた。ムードが最高潮。

百戦錬磨の大体大もこのままでは終わらない。ここから一進一退の攻防が続き、後半26分33-35で2点を追いかける展開。正念場の時間帯に後半絶好調の平井が連続ゴール。遂に35-35の同点。その裏のDFを守りきれずに後半29分35-36の1点差を追いかける展開。

中部大タイムアウト。「1stアタックは6人での攻撃。もしフリースローになったら7人攻撃」で行くことを最終確認。タイムアウト明け、1stアタック開始。キャプテン平野が1on1から相手守備陣に切れ込むものの人数を掛けた守りに阻まれフリースロー。

モップが入り一時中断。その間に中部大は7人目を投入。7on6でのファイナルアタック。平野が再度チャンスメイク。復活を遂げたRB福原が飛び込む。相手GKのファインセーブ。

残り14秒。大体大ボール。大体大はタイムアウト。

中部大はオールコートマンツーマンDFで前からプレスをかける。冷静にボールを回す大体大。タイムアップとフリースローの笛が同時に鳴った。

中部大ボール。ハーフライン付近でノータイムフリースローを獲得。大体大ゴールからはかなりの距離。1年生エースのハリスに全てを託す。ハリスの渾身の大遠投はゴール前でドライブして急降下。相手GKの足元を掠めるが惜しくもノーゴール。

僅かに一点届かず35-36で惜敗。

【これまで、今、秋季リーグに向けて】
思い起こせば、春季リーグの序盤で苦しみ抜いた今チーム。2戦目で岐阜聖徳学園大に引き分け、次の愛教大戦でも敗色濃厚の試合を最後の最後で逆転し、悪戦苦闘しながらも何とか勝点を積み上げていった。春季リーグ最終戦。負ければ4位で西日本インカレのシード権を逃してしまう大同大戦にギリギリ勝利して何とか春季リーグは3位を死守。

そこからチームを立て直し、西日本インカレに向けてチーム内でフェアに競争し、25名の登録メンバーを選考した。西日本インカレでは予選ラウンドで目の前の一戦に集中し3戦全勝で決勝トーナメントへ。予選ラウンドを勝ち抜いたことで自動的にインカレ出場権を獲得。準々決勝では3年連続となる大体大戦に挑んだ。大体大戦も前半は我慢の連続だった。後半に入って一時逆転に成功したからこそ、勝ちきって次に駒を進めたかった。試合後に何度もビデオを見返した。学生たちは持てる力を出し切ってくれた。それでも僅かに1点届かなかった。

僅かな差が大きな差。その差を更に関西学院大は上回っての西日本チャンピオンである。手応えを感じる部分とまだまだやる事があるなという思いが混在している。

チームは大会を終えてOFF。学生たちは帰省。心身ともにリフレッシュして欲しい。

OFFが開けると8月末からは秋季リーグ戦が開幕する。そこからはインカレ開幕まで10週間である。

【Special Thanks】

福岡入りした日は、ハリスの母校の九州産業高校で前日練習をさせて頂いた。上田先生、九州産業高校の皆さん素晴らしい環境をありがとうございました。

暑い中、現地で声を枯らして応援してくださった保護者の皆さま、OBの皆さん、SNSやライブ配信を通じて声援を届けてくださった方々、皆さまのご支援、応援が選手たちの背中を強く押してくれました。

大会関係者の皆さま、審判の方々、運営スタッフの皆さま。本当にありがとうございました。安心して全力でプレーできるのは、皆さまのご尽力があってこそです。

今大会に携わって下さった皆様、中部大学ハンドボール部に関わって下さった皆様、本当にありがとうございました。