さばスポ 〜成長してるねぇ〜
昨日は自分のトレーニングを終えてからのアスリート派遣事業(さばスポ)でした。
福井のJr.チームのちびっ子たちとボールを追いかけてきました。
今まで、僕は3、4年生の子供たちだと思っていたら、何と…、2、3年生でした。
(3、4年生だとしてもめちゃくちゃ上手やなと思って見ていたのに…、この子たち小学2、3年生ってどれだけ将来有望なんや…)
と、驚いている事をちびっ子には悟られないように、今回もコーチをしてきました。
前回にやった事を思いだしてもらいながら、毎回少しずつ新しいメニューを混ぜていきます。少しずつ、ちびっ子達からもメニューのリクエストがあります。一番のお気に入りはやっぱり試合、次はパスゲームです。あとはとにかく競い合う事が大好きです。ええこっちゃ。
ちびっ子達の横で、チームメイトの切越&瀬戸が自主練習、そして反対のコートで中学生が練習していたので、今回はみんなが一番楽しみにしている試合はやりませんでした。
ちゃんと理由を説明して、「今日はがまんな。」というと、みんな分かってくれた様子でした。
そのかわりコート半面の、そのまた半面を使って2対1の攻撃をやりました。最初は全く何もヒントを出さずにやってみました。皆さん想像できますか?小学2、3年生の2対1ですよ。
うまくいったり、いかなかったりはします。判断以前にパスキャッチで四苦八苦している子もいますからね。でも中には、「今は自分で行けた。」「今の俺が空いてた。」とか少しずつ自分達で気づきだす子もいます。
ちょっと気づきがでてくると、全体を止めて、少しずつヒントを出して、みんなでどうすると上手く行くか、思い思いに発言してもらってみんなで考えます。
「みんな、ゴールとかDFはどっちにある?」
「前ーーーっ。」
「今は、どっち向いてランパスしてた?」
「えーと。横ー。」
「じゃあ、どっち向いてランパスするとゴールとかDFの事が見えるかな?」
「前ーーーーー!!!」
たったこれだけのヒントで、まず、自分がいけるのか?味方がフリーなのか?は自分で判断して攻撃出来る回数がグンと上がりました。
中には、意図的にDFを自分に引きつけて、味方をフリーにしてパスをしだす子も出てきます。(小学2、3年生が…)
さっきまでは、自分が空いていても自分で攻める事ができなかった子が、自分の判断でドリブルをついてシュートまで行けるようになりました。
ほんまに、驚くほどに一回一回、それこそ自分の順番がくるたびに上達していきます。
まあ、全部が全部上手くいっているわけでもなくて、喧嘩しそうになったり、例の2:1をやるときにどうやると上手くいくって質問すると「元気出す。」とか「喧嘩しない。」とか、元気よく真剣に発言する子もいれば、あえて元気よくボケてくる子もいます。
何人かがふざけだすと、「ちゃんとやろーーっ。」「集合中に爪噛むなぁ。」とか何とか必死にみんなを纏めようとする子も出てきました。
みんな色んな意味で本当に成長してきているなぁと感じます。