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さばスポ 〜大同フェニックスカップ優勝おめでとう〜

[ お知らせハンドボールスクール ]

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昨晩は、2013年度最後のさばスポアスリート派遣事業でした。福井のJr.チームのコーチです。

先週末の大同フェニックスカップでは、低学年(小学1・2年)、中学年(小学3・4年)の部で見事に優勝してきたみんな。2年生のハルトはMVPとっちゃったみたいで、「ハルトやったなぁ。」って言ったら照れくさそうにしていました。

「第14回大同フェニックスカップ」

奈良県の真弓クラブの名前があって、結果からですが頑張っている様子がみてとれますね。嬉しいです。

ホンダやホンダ熊本にいた時、もう10年以上前になりますが、鈴鹿から生駒に車を走らせて、真弓クラブのコーチっぽいことをさせてもらっていたのが、今のこうした活動の原点です。当時の真弓クラブには、大阪教育大で活躍した乾や、大阪体育大学で活躍した坂田達がいました。

ホンダ熊本に移籍した後も真弓クラブとの交流は続き、ホンダ熊本の練習を終えて金曜日の深夜に熊本を出発して夜通し車を走らせて、翌日の早朝に愛知に到着して、大同フェニックスカップを真弓クラブのみんなと戦ったことを覚えています。同志社大のキャプテンだった田村や、天理大の船越達の代です。(ベンチで寝そうになってましたが…)

当時、ハナを垂らしてボールを追いかけていたみんなも、もうすぐ大学卒業だったり、もう社会人だったりします。

少し話がそれましたが、小学生の大同フェニックスカップはこんな背景もあって何となく思い入れのある大会でした。

大同フェニックスカップに向けて、何か特別な準備をしていたわけでもなく、普段通り楽しく練習を続けていた結果が優勝につながったみたいで嬉しいですね。

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さてさて、と言っても優勝したのは過去のこと、「今日が一先ず2013年度の最後のコーチやからんなぁ。今日もいつも通り、みんなのいいプレー見せてくれよー。」って調子でいつものように元気よくコートに礼をしてのスタート。

瀬戸&切越も自分の練習を終えて、一緒に入ってくれました。ミニゲーム以外のメニューは自分達のトレーニングにもなるようにアレンジしてあるので、瀬戸&切越は結構一緒になって走り回っています。

ラダー、ドリブル&ランパスのドリル、タッチハンド(パスゲーム)、10分のミニゲーム。こんな感じのメニューで、昨日はトレーニングしました。

「ボールをもらう前に周りを観るんだぞ」この1年間ずっと言い続けてきたことの一つですが、だいぶ自然にできるようになってきています。

ポジションや作戦はいつも自分達で考えています。GKは全員が交代してゲームをしています。全体に対して意識するポイントも繰り返し口にしています。子供達の口からも言ってもらっています。個々の特徴が見え始めてきた頃からは、個々にもアドバイスしていますし、自分で質問にくる子も出てきました。

「ハルト、ハンドだけ上手くてMVPと、勉強も、思いやりも、プレーも全部MVPとどっちがかっこいい?」って聞いたら、「うーーん…」って、さらに照れくさそうにしていました。(10年後くらいには意味が伝わるかなぁ。)

楽しいから、好きだから、上手くなりたいから、ハンドボールしている。そういう純粋な気持ちでハンドボールしている感じが凄く良いと思う。負けず嫌いで、喧嘩しそうになりながら、いろんな小学校の子達が毎週集まってきてくれました。

2013年度は一先ずこれで終わりですが、この1年で本当にみんな成長したと思います。「松やに事件」も今となっては、いい思い出だな。

みんな、本当にありがとうね。

最後に少しだけ。

2009年に福井に移ってきて、2012年に東アジアクラブ選手権が福井であって、その時にJr.の子達やお母さん達に「福井に来てくれてありがとう。」って声をかけてもらえて、「福井の子達に何か残してあげたいなぁ。」と思うようになりました。

こうした僕の想いを形にして、福井県内の子供達と一緒にハンドボールをさせてもらう機会を作ってくださったのが『鯖江スポーツクラブ』の石田さんです。

石田さん、本当に有り難うございました。