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日韓定期戦2022 ~初エントリオは解説~

[ 2017~2021 おりひめJAPAN日々解説 ]

2022年9月4日は日韓定期戦@エントリオだった。

前回の日韓定期戦はコロナ渦前、おりひめジャパンのベンチの中にいた。ウォーミングアップを終えゲーム前に国歌が流れる。肩を組む坊主頭が3つ。コートに立つ決戦前の選手たち。

月日は流れて、今回の日韓定期戦はまさかの解説席にいた。新生おりひめジャパンの解説のためである。元々、今回は一観客として初エントリオを満喫してやろうと思っていたが、日本ハンドボール協会から依頼があって解説をさせて頂くことになった。

日韓定期戦当日。朝起きて、朝飯を食って、洗濯物を干して、掃除機をかけて、頭の上にあるお皿ではないお皿を洗って、SNSなどで日韓定期戦に関する投稿をして、妻が作ってくれた軽食を持って、エントリオに向かった。

道中、悪友の吉田耕平(U-21男子日本代表GKコーチ)から「今どこや現地で待っている」と連絡あり。

12時15分頃には会場周辺に着いた。最寄りのコンビニで北電ジュニアで少し一緒だった親子にバッタリ会った。福井から日本代表の試合を観に来るんやなぁ。

12時30分頃、エントリオに無事到着。会場入り口付近には、中部大学ハンドボール部の学生たちの姿もあった。受付をしていると日本代表デビュー戦の林美里(三重バイオレットアイリス)のご両親が話しかけてきてくれた。ほんまに応援しているリンらしく、ガンバレ!!!

そうこうしていると係りの方が解説ブース周辺に案内してくださった。石井さん(動画時代)らスタッフの皆さんに挨拶をしていると彗星ジャパンの試合が近づいてきた。彗星ジャパンのベンチにはアンテック(東京五輪の時は男女GKコーチ、世界No1GKのランディンの師匠)の姿もあった。

男子の試合のハーフタイムに悪友吉田と合流して5分程談笑。控え室周辺で、あっつんさん(三重バイオレットアイリス高井さんの相棒)と嬉しい再会。

ちなみにこの画像はあっつんさんがわざわざ解説者席周辺まで写真撮りにきてくれた。やさしさ溢れる写真なのだ。今思えばあっつさんとも一緒に写真撮っておけばよかった。次回は是非。

試合の方は、後半一気に韓国を突き放した彗星ジャパンが25-19で勝利した。男子の試合の解説をしていたベイグくん(ジークスター東京、相変わらずナイスガイ)と握手をして解説交代。

遠目でアンテックの写真を撮って、デンマークにいるウルリック(おりひめジャパン前監督)と嘉数ヨースケ(おりひめジャパンの元敏腕アナリスト)に送ったら二人とも「Poland Mafia」って爆笑していた。試合後にアンテックも写真に気がづいて、ネット上で「勝利おめでとう&ありがとう」って。

韓国女子代表の新監督のキムとアンテックがコートで談笑してた。ウルリックと一緒にやっていた頃、彼はハンガリー代表の監督をしていたのだ。当然、キムとアンテックは旧知の仲。

少しだけ女子の試合の打合せ。打合せを終えて試合会場で顔見知りの皆さんと挨拶&談笑。JHL勢のスタッフの皆さん、選手の皆さんなどなど、みんな寄ってたかって冷やかしにきてくれた。(あ、ありがとう)

まあ、当然新リーグや男子大学生はどうよ。って話になるよね。時間に限りがあったので、会場をぐるっと回るのが精一杯。

15時25分、解説席に集合。15時35分放送開始。目の前でおりひめジャパンの選手たちがウォーミングアップをしている。ユニフォームを身に纏った両チームの選手たちが入場してきた。国歌が流れる。いよいよ新生おりひめジャパンの国内デビュー戦が始まる。

16時試合開始。韓国は5:1DF、日本は6:0DFでスタート。代表デビュー戦の林美里はLWでスタートからコートに立っていた。立ち上がりこそ、韓国にリードを許すものの、要所で7人攻撃を巧み使い、韓国の5:1DFを6:0DFへと戦術的に押し込んだ。前半は12-13の1点ビハインド折り返し。後半入って少しずつ点差が開き最後は19-25での敗戦。

試合後ももう少しだけ放送は続いたが、何とか無事に解説を終了。それにしても今回もカミまくった。放送中にもコメントしたけど、数日後に韓国に場所を移して第2戦がある。移動もあって大変だと思うけど、頑張ってきて欲しい。

試合後に帰り支度を済ませて、コートサイドで必要書類に記入していると、試合を終えた林美里が偶然コートに戻ってきた。久しぶりに少し話をした。相変わらずおでこ光っていた。代表デビュー戦、残念ながら勝利は出来なかったけど、彼女の頑張っている姿を観て誇りに思う。母校の岡本大監督もさぞ喜んでくれたやろうなぁ。

会場を後にする頃、もうお客さんたちは殆ど居なくなっていた。少しずつ撤収作業が始まっていた。準備する人、試合する人、観に来る人、配信する人、片付ける人がいる。試合を成立させる為に本当に多くの人が関わっている。

エントリオ。欧州って言うても、色々あるけど、箱の中はあっちの雰囲気に似ていた。選手はあの会場でプレーがしたくなるやろうなぁ。

という、初エントリオ。