ブログ&ニュース ( 講師 )

傷害予防と身体能力向上

[ パートナーハンドボールスクール日々講師 ]

インカレを終えてから年末にかけて何度か講演やクリニックの機会を頂いた。こうした活動を日本シグマックス様(ザムスト)、ファーストフロンティア様(トランジスタ)が何年もサポートして下さっている。

少しずつだが、子供たち、指導者の皆さんと顔を合わせながらのこう言う機会が戻ってきたのは嬉しい限りだ。

今回は講演やクリニック、普段のコーチングの中で気づきや裏話をブログに纏めてみる。ハンドボールの技術や戦術的な話が中心ではなく、アスリートの傷害予防や身体能力向上って観点からの内容になると思う。

先日、愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会@中京大学に参加し、僕は特別講演②を担当させて頂いた。(アスレティックトレーナー、以下AT)

参加者は既にスポーツ現場に立つATさん、ATを志す学生さんなど90名ほど。勿論、関わる競技はハンドボール以外の方が殆どである。

1時間の持ち時間の中で、下記の流れで話を進めていった。

・自己紹介
・選手時代のエピソード
・指導者時代のエピソード
・振り返り&まとめ

<選手時代のエピソード>
2007年にドイツでの試合中に左膝を脱臼。複合靭帯損傷(前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、半月板などを損傷)という診断結果を受け、ドイツで2度の手術。競技復帰は絶望的というドクターから見立てもありドイツのチームをクビになり帰国。日本での2年間リハビリを経て、北陸電力BTで競技復帰。リハビリ期間は経済的にも困窮、ペットボトルを買うのも躊躇う日々。自力での歩行も困難な時からリハビリでお世話になったトレーナーとのリハビリ奮闘記。

<指導者時代のエピソード>
自国開催での世界選手権直前に前十字靭帯損傷を負った選手とのリハビリ、競技復帰までの話。雇用先、JISS、代表スタッフ、所属チームのメディカルスタッフなど各方面からの理解や協力を得ながらの手術やリハビリ。新型コロナもあって延期になった東京五輪での活躍。本人の競技復帰にかける強い意志、人柄や裏話などを交えた復活記録。

上記の話の後には参加者同士のグループディスカッションを実施、最後にまとめと質疑応答をさせてもらった。

ある程度、予想はしていたが「指導の際に男性と女性で気をつけている点や違いはあるか?」って言う質問を頂いた。

「ハンドボールの技術や戦術的には大きな差は感じていません。寧ろ男女ともに同じ大きさのコートでプレーするのでスペース自体は女性の方があるように感じています。月経、出産や傷害予防(特に女性アスリートのACL損傷とその予防)に関しては注意していましたし、大切にしていました。。それでもACL損傷をゼロにできたはMVIでの最後の1年だけでした。」と僕からの回答。

「アスリートが主体的に成長していく為にという前提で、ATさんが自分の専門領域や自身の能力を最大化して仕事をするための環境や、仕事がし易いコーチングスタッフとの関係性ってありますか?」とATの方に僕からも質問させて貰った。

「お互いにプロフェッショナルとして専門領域に責任を持ちつつ、その枠を少し超えてお互いに意見や情報を交換できる関係性ですかね。」と言うATさんから回答。

完全に同意である。

アスリートを中心に、アスリートに関わる全ての人がそれぞれの専門領域を活かし、協力しあってサポートしていけるといいなと思う。実際にスポーツの現場ではそういう環境はまだまだ少なくて、現時点では理想論に近いかもしれないが、現実を見つつ理想は追いかけたい。

改めてだが、非常に学びの多い機会だった。

10月、11月、12月と静岡県に足を運ぶ機会が何度かあった。

静岡県で高校生を指導しているストレングス&コンディショニングコーチの方とのじっくりと意見交換する機会があり非常に学びが多かった。(以下、S&Cコーチ)

因みにS&Cコーチとは、アスリートを対象に、ケガの予防と競技に必要な身体能力の向上を目的とした筋力トレーニング、その他のトレーニングを指導する専門家のことを言う。

コンディショニングと言うと、体調を整える、軽く動く、マッサージ、治療、テーピングみたいなイメージを持つ人が多いかもしれない。しかし、ここで言うコンディショニングとは走るスピード、方向転換能力、敏捷性、ジャンプ力、心肺機能、エネルギー代謝能力を向上させる為の各種トレーニングの事を指す。

JHLだとトヨタ車体がS&Cコーチを配置していて個人的には大注目している。

実は高校生チームにS&Cコーチがついていることに衝撃を受けた。それと同時に嬉しくもなった。他競技では当たり前になりつつあるのかもしれないが、少なくともハンドボールの高校生チームについているS&Cコーチとお話する機会は僕にとっては初めてだった。

自分自身が2007年に左膝を脱臼して、2年間のリハビリを経て競技に戻った。その後、まともに試合出場するのにもう2年かかった。合計4年間はまともにハンドボールが出来なかった。練習でも試合でも左膝をテーピングでぐるぐる巻きにしてプレーしていた。怪我をして成長できた部分もあったが、プレーをする面では怪我をしてマイナスことが多かった。

左膝を怪我してから自分の身体と向き合うようになり、リハビリを通して傷害予防や身体能力向上に自然と興味を持つようになった。今でも自分自身の身体でずっと実験している。

そんな自分自身の怪我の経験もあって、指導者になってからコンディショニングの部分には注意しながら自チームの指導をするようになった。クリニックの際にも、ハンドボールの技術的、戦術的な部分は勿論だが、可能な限りコンディショニングの部分にもメニューに盛り込んで指導するようにしている。

前出の日本シグマックス様、ファーストフロンティア様はこうした僕の想いも含めて、子供たちの為に何年もサポートして下さっている。

現在進行形で指導をしている中部大学の学生たちの中には将来的に指導者を視野に入れている学生もいる。ハンドボールの技術的、戦術的な部分へのアプローチは勿論、ストレングス、コンディショニングへのアプローチをするようにしている。目的、チェックポイントなど、少しずつ理解を深めてもらっている。

傷害予防をして、身体能力を向上させて、今より凄いプレーをするのだ。

自分で興味を持って実践できて、チェックポイントを理解し説明できて、専門家の人とそれなりに対話ができる。そんなアスリートが増えていくと良いなと思う。

まだまだ僕も学び続けたい。



夢先生 美濃加茂市双葉中学校へ

[ ユメ先生講師 ]

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今年度一発目の夢先生に行ってきた。今年で4年目。

場所は岐阜県美濃加茂市。今回は小学生ではなく、中学2年生対象だった。

無邪気に、素直に夢を持つことができた小学生時代と違い、少し大人に近づいてきて目の前がザワザワしてきて夢や目標が持ちにくくなってくる頃かな。まだ夢を見つける途中の子もいれば、具体的な目標に向かって頑張っている子もいる。夢や目標が途中で変わったっていいと思う。

大切なのは自分の今や将来に対して本気で向きあうこと。自分の人生なのに他人事になるは本当にもったいない。

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本気になれる夢や目標をもって、目の前のことに全力で本気でチャレンジし続ける。失敗しても、ずっこけても、足踏みしても、本気でチャレンジし続ける。

周りから馬鹿じゃないか、どうせできない、やめておけって言われたとしても、自分ができると信じていることにチャレンジできるってのは最高に楽しい。なんでも簡単にできたらつまらない。目標に向かう中で壁にぶち当たったり、苦しんだりする。それでも乗り越えていこうとするから人間的に成長できる。

ゲームの時間での一コマ。

「いくらいいアイディア出しあっても、どうせ俺一人ぐらい手を抜いたり協力しなくても関係ないだろうって思っている子が一人でもいたらこのゲームは成功できへんで。全員がこのゲームを成功させるために本気で協力しあうことが、クリアへの第一歩やで。本気でやるから楽しいんやぞ。」

一気に子供たちにスイッチが入った瞬間だった。



ユメ先生 @高石小学校

[ ユメ先生講師 ]

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シルバーウイーク明け、昨年に続いて大阪は高石市でユメ先生を務めさせて頂きました。

昨年の5年生は、現在6年生ですね。「わっーーー、くっしーやーーっ。」って昨年僕の話を聴いてくれた子達も体育館に集まって来てくれました。

嬉しいねぇ。

嬉しい再会の後は、今年の5年生対象に夢の教室を2コマ担当させてもらいました。

みんな協力する事の大切さに気づいてくれたり、将来について真剣に考えてくれたり、いい機会になったかな?

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そしてこの高石小学校は川淵三郎氏の母校なんですね。

何年か前に川淵氏の著書を読んだことが、ユメ先生プロジェクトのことを知るきっかけになりました。



ユメセン @藤枝市

[ ユメ先生講師 ]

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先日、静岡県藤枝市でユメ先生を務めさせて頂きました。

午前中に2コマ、みんな元気一杯ですね。

みんなでアイディアを出して、協力して運動の時間を過ごして、夢の教室へ。

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僕の話を終えて、今度はじっくりと自分と向き合って、将来について考える時間。

じっくり自分と向き合ったけど、本当にまだ夢が何なのかわからないって正直に教えてくれた子がいました。

僕もそんな子供でした。ユメ先生の時も「ユメ先生で来といて何だけど、俺は子供の頃は夢なんてなかったよ。」と正直に話します。

夢がまだ分からないとこっそりと教えてくれた子が、発表の時間に勇気を出して手を挙げてくれました。

「僕にはまだ夢がないけど、これからの夢を見つける事が今の目標です。」

と照れながら皆に教えてくれました。

最高だね。



ユメ先生 三重県菰野町へ

[ ユメ先生講師 ]

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2015年度のユメ先生がスタートしました。昨年度まではハンドボール選手として、今年度からはハンドボールの監督として子供達の前に立たせてもらっています。

6月1日に福井県から三重県に完全に引越しをしてきたわけですが、その4日後になんと三重県菰野町でユメ先生をさせて頂く機会を頂きました。

菰野町の子供達もみんな元気いっぱいでしたね。今回は午前、午後と合計2クラス授業を持たせてもらいましたが、クラスごと、子供一人一人、雰囲気も表情も夢も違います。当然ですよね。

この子達が自分の夢や目標について考えるきっかけになれば嬉しいですね。

この子達がいつか日本リーグの試合を見に来てくれると嬉しいですね。

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今回の様子を中日新聞に掲載されていましたよ。



ユメ先生 石巻市立北村小学校

[ ユメ先生講師 ]

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2月19日は宮城県石巻市でのユメ先生でした。北村小学校5年1組のみんなと一緒に運動して、将来や自分について一緒に考えてきましたよ。

運動の時間では、みんなで作戦を考えて協力して幾つかのゲームにチャレンジ。一人でなら簡単だけど、仲間と協力するから難しいし、楽しい、成功すると嬉しいって事を実感してもらいました。

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夢の教室でも、僕の小学生の頃からの話をみんな真剣に聞いてくれました。今、はっきりとした夢がある子もいれば、夢や将来についてしっかりと考えてみたけどまだ夢や目標が見つからないなぁと正直に教えてくれる子もいました。

僕自身、小学生の頃に明確な目標なんて何も持っていなかったし、この頃なんてハンドボールにすら出会っていませんでしたからね。焦る必要なんてないです。ゆっくりと自分が本気で情熱を注ぐ事のできる夢や目標を見つけてほしいですね。

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今回、特別に子供達がウエルカムボードを手作りして待っていてくれたんです。夢の教師を終えてからみんなで記念撮影!!!

学校をあとにするときも玄関まで見送りにきてくれましたよ。みんな本当にありがとうね!!!

これにて2014年度のユメ先生は無事、終了しました。宮城、福島、茨城、千葉、愛知、岐阜、大阪、そして福井で合計で23回ものユメ先生を務めさせて頂きました。本当に多くの子供達に会う事ができました。周りの理解があってこそのこういった活動です。みなさん本当に有り難うございました。



ユメ先生 旭市立滝郷小学校

[ ユメ先生講師 ]

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2月4日は千葉県旭市立滝郷小学校5年1組の児童を対象に「スポーツ笑顔の教室」を実施しました。

ゲームの時間では「全員で協力することの楽しさ・大切さ」と「目標に向かって本気で頑張る事の大切さ」を体感してもらいました。

「夢トークの時間」では、僕が目標を持つまでの話や、目標を持ってから努力した事など、経験してきた話をしました。

毎日を適当にやり過ごしていた18歳までと自分に本気で向き合うようになった18歳以降では、自分の中で見える景色や感じ方が大きく変化してきました。

周りを誤魔化す事ができても、自分自身を誤魔化す事はできない、「本気」かどうかは自分が一番良く分かる。何事も自分次第なんだと思います。

みんなも自分の夢や目標に向かって本気のチャレンジをし続けて欲しいですね。

今回のアシスタントは同級生で元Jリーガーの式田さんでした。僕がユメ先生としてデビューした時のアシスタントが式田さんなんです。しっきーありがとうございました!!!



鯖江中学 キャリア教育授業講師

[ 講師 ]

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これまた先週の話ですが、福井県の鯖江中学の中学一年生対象にキャリア教育授業の講師をさせて頂いていきました。35分の話を2回に分けて、スポーツ選手に興味のある約60名弱の子供達に向けて話をさせて貰ってきました。

2013年からこの依頼を頂いていて、今回が3回目になります。僕の他にも、警察官や美容師さん、海外営業の方など、毎回10名ほどの対種多様な職業の方が講師になっているみたいですね。

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みんなスポーツ選手って、子供の頃からスポーツ一本で突き進んできて、小学生の頃から僕がハンドボールをずっと続けていると思っていたみたいです。

「実は僕、何処にでもいる、ごく普通のというか、どちらかというと不真面目な子供だったんだよ。みんなもよくあるかもしれないけど、雨降って部活休みにならんかぁ。とか、今日は朝からやるきでーへんなぁ。とか、将来ってどうすんのやろう?まあ適当でええかぁ。18歳くらいまではこんな感じで日々適当にやり過ごしていました。」

「どう、みんなもこんな時あると思うし、今からこの仕事をやろうなんてはっきり決まってない人の方がおおいじゃない?」

「自分に対して本気じゃないこの事に18歳で気づけて、これじゃあかんとやっと思えて、何か本気で打ちこんでみようと思った。それ対処がたまたまハンドボールだっただけやねん。」

こんな様な話からスタートして、中部大学を経て、ホンダでの実業選手としての話、ドイツでのプロ生活の話、その時に感じてきた事、実際にどう行動したか?などを子供達の目線で話してきました。

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「ドイツでのプロのなり方なんて、全然分からなかったので、自分で動画を作ってDVDに焼いたり知人通じてやインターネットで欧州のチームを自分で捜したり、実際に欧州へ行って自分のプレーを見せにいったり、自分でプロの道を切り開いた。」(もろろん多くの人に支えて貰ってのことですが)

「この辺のことはみんなもほんまに本気になれば今からでもできること。」

「こういう時に生きたのが、中学や高校での勉強だった。英語、インターネット、日本の歴史など、こんなもの将来役立つんか?思っていたけど、スポーツだけゃなくて人並みに、勉強していたから自分で自分の道を探す事が出来たと思うし、困難が訪れても何とかやって来れたと思う。」

「仕事をしながらスポーツを続けることも、プロのスポーツ選手になることも、自分で色んな道を選択できるように今から備えてくださいね。」

ざっと、こんなような話をさせてもらってきました。身を乗り出すように、めちゃくちゃ真剣に話を聴いてくれて、最後の最後まで質問の嵐でした。少しでもみんなのプラスになると嬉しいですね。



ユメ先生 @北茨城市立関本第三小学校

[ ユメ先生講師 ]

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12月17日は茨城県の関本第三小学校の5・6年生対象にユメ先生を務めさせて頂いてきました。

東日本大震災で津波被害を受けた地区へ行くのは今月3度目でした。5月の末からスタートしたユメ先生も今回が年内最後、今回で2014年、21回目のユメ先生でした。

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「遊びの時間」
一人でやると簡単だけど、協力しないと成功する事が難しいゲームを幾つかやります。協力することは難しい、だけど協力するから楽しい、協力するから成功した時に嬉しい。

僕も子供達の輪の中に入って、一緒に体を動かしながら一緒に作戦を考えて、協力して、成功に向かいます。

毎回、子供達の反応が同じわけありません。当然です。

今回も作戦会議の時に、子供達から全く違うアプローチの作戦が2つ出てきました。本当にどっちもいい感じの作戦でした。

「じゃあどっちの作戦も一回やってみよう!!!」

ってわけで、作戦1&作戦2を何度か交互にやってみることにしました。この時点では僕もどっちが成功に近いか分かりません。もしかしたら他にも方法があるかもしれません。でも子供達が考えてくれたこの2つの方法をどちらも試してみることにしました。

何度かやってみたけど、作戦1、作戦2ともにまだ成功には至りません。そこで二度目の作戦タイム。

今度は子供達から「作戦1の方が何となく、行けそうな感じ。作戦1に絞って、作戦1を成功させる為にもうちょっと考えてみよう」という意見が出てきました。

当然、こんなスムースに話が進むわけはないですよ。ゆるーく、僕も相の手を入れています。

作戦を2つ考える。⇒ひとまずどっちもやってみる。⇒再び、作戦タイム。⇒手応えのあった作戦1を深める。

ざっくり言うと、この流れを自分達で生み出せたことが凄くいいなって感じながら僕も子供の輪に入っていました。

そして2度目の作戦タイムの後は見事にゲームクリア!!!

子供達満面の笑み。本当にいい笑顔でした。

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「対話の時間」
話の軸や伝えたい事は、ぶれないようにしていますが、子供達の反応や一つ前の「遊びの時間」との繋がりを考えながら子供達に自分の話をさせてもらいます。

僕は高校までは特に夢や目標もなく、どこにでもいるごく普通の子供でした。野球をやっていたころは、「雨降って練習なしになれ」って思いながら授業を受けていました。野球は好きだったけど、練習は好きじゃなかったっというか、面白くなかったんだと思います。

高校のハンド部を引退してからようやく自分の将来や今に疑問を持つようになりました。「俺はこのままでいいのか?何でも適当にやっていていいのか?」と。「本気」のスイッチを大学ハンドボールを通していれることができました。

子供達からするとホンダ時代やドイツ時代の話はいかにもスポーツ選手って感じかもしれませんが、失敗談や壁を乗り越えて行ったエピソードを交えながら話しました。

「世界一の選手(ストックラン)とポジション一緒になったらみんなならどう思う?どうする?」

「日本を飛び出して、何かにチャレンジして、事故にあって、もう再起不能だって言われて、痛くて寝れなくて、ベッドからも起き上がれなくて、おしっこちびりそうになる一人ぼっちの夜、みんなならどう思う?どうする?」

みんな自分の事に置き換えて、考えて、口に出してくれます。(この反応がこれまた最高)

僕の話の後は今度はみんなが自分の将来について考える番です。

最後は何人かの子供達が勇気を出して自分の夢を発表してくれましたよ!!!



ユメ先生 南相馬市立原町第三小学校へ

[ ユメ先生講師 ]

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12月10日、仕事を終えてから福井から福島へ。翌日、12日の午前中は南相馬市立原町第三小学校の6年生対象に2コマ、ユメ先生を務めさせて頂きました。

「遊びの時間」は僕自身も初めてのゲームが多くて、子供達と一緒に頭をひねりながら、作戦を考えて、子供達の輪に入れてもらいました。

このフラフープがくせ者なんよね…

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「対話の時間」では、僕が小学生の頃からの話を子供達は真剣に聴いてくれました。いくつかあるターニングポイントでは、「こんな時みんなだったらどう思う?どうすると思う?」と自分に置き換えて考えてもらって前後左右の席の仲間と話し合ってもらいました。

ドイツで左膝を怪我した日の夜の話の時は涙を目に浮かべている子もいました。担任の先生の目にも涙がっ!!!

僕の話の後は今度は子供達が、自分の将来の夢や目標について考えて、発表してくれましたよ!!!

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6年1組のみんな!!!

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6年2組のみんな!!!

普段は5年生対象の授業が多いんやけど、今回は6年生対象に授業を持たせてもらいました。

黒板に「卒業まであと58日」って書いてあって、もうそんな時期なんだなって思いながら授業を持たせてもらっていました。

夢があっても、まだ夢がなくても、これから夢が変わっても、自分の事、自分の今、自分の将来、自分のいる環境、自分の周りにいる人、いろんな事に「本気」になって生きていって欲しいですね。

最後に子供達の前で「今のくっしーの一番身近な目標は、今日この後福井に帰っての練習を全力で頑張ること!!!くっしーもまだまだ頑張るから、みんなも頑張って!!!」って最後のメッセージ。

ユメ先生を終えて、とんぼ返りで福井へ戻ってトヨタ車体戦に向けてのトレーニング!!!