ブログ&ニュース ( 講師 )

夢の教室@新宮市立熊野川・高田小学校

[ ユメ先生講師 ]

世界遺産・熊野本宮大社のほど近く。1/26は熊野川の流れを感じる場所にある熊野川小学校で、夢先生の時間。

今回は場所は熊野川小学校だけど、高田小学校からも参加してくれて、5年生・6年生の2学年合同。体育館を覗くと、ニコニコと自然体でのんびりとした雰囲気でみんな待っていてくれた。

まずはゲームの時間。1つ目のゲームは、正直あっさり。特に協力や工夫をしなくても、難なくクリア。「あれ?もう終わり?」っていうくらいスムーズ。

問題は2つ目。何度チャレンジしても、うまくいかない。

そのときアシスタントのトマちゃんが「どうする?まだ挑戦する?それとも違うゲームにする?」

って聞いた瞬間、「え、もう違うやつやる〜〜〜!!!」間髪入れず即答。切り替え、はやっ。この感じ、最高すぎた。

そして3つ目のゲーム。今度はみんなで自然に声をかけ合って、動きを工夫して、役割を考えて。結果、目標タイムを遥かに超えて見事クリア。無理して頑張ってる感じじゃなくて、自然体で協力してるのが本当に良かった。

トークの時間も、ニコニコしながら、でも話を聞くときはしっかり真剣。
「世界一の人とポジション争いになったらどうする?」
「絶好調のときに大事故にあって、一人ぼっちの夜。みんなならどうする?」

そんな問いを投げかけながら、隣や前後の人と話し合ってもらった。正解はないけど、考えること、言葉にすること、その時間自体が大事。

最後は夢シート記入&発表。何人もの子が夢を発表してくれた。漁師になりたいとか、料理屋さんになりたいとか、地元のニュースを届けたいとか、みんなで協力して町おこしできそうな感じで最高やった。

今から夢シートが届くのが楽しみで仕方ない。

熊野川小学校、高田小学校のみんな、先生方、ありがとうございました。またどこかで、成長した姿に会える日を楽しみにしています。



宮崎県へ ~トップチーム活用事業指導者講習会~

[ パートナーハンドボールスクール講師 ]

【宮崎・小林でのハンドボール講習会】
1/10~12と宮崎県小林市市民体育館でハンドボール講習会を実施。
対象は高校生男子、社会人男子。宮崎県小林市はハンドボールのメッカとも言える土地。その中でも今回の会場の小林市市民体育館は、選手としても、監督としても日本リーグの試合をさせてもらった場所。久しぶりにこの体育館でハンドボールができて感慨深かった。

今回の講習会は、練習と試合形式を組み合わせたミックススタイル。
事前には宮田さんを通して、宮崎県ハンドボール協会の皆さんとと何度も打ち合わせを行った。参加者の年代やレベル、現場の課題を共有した上でメニューを構成した。

DFの1on1、攻守の2on2とそこからの発展。これらも意識して実戦(Game)、ベンチワークなど。この辺りのリクエストをもらっていた。

【1/10(土)午前 DFの1on1の構造理解と実践】
初日の午前のテーマはDF 1on1。
ウォーミングアップではファンゲームを取り入れ、まずは体と頭を同時に動かすことを意識した。

まずはDF1on1の構造理解を深めてもらった。
準備:高さ、利腕側、方向づけ
思考:ゾーン、人、ボール
対応:キャッチ、プッシュ
牽制:オープン、クローズ


この4つをキーワードを軸に、ただ1on1のDFをするのではなく、“なぜそこに立つのか”“なぜその考え方をするのか”を問いかけながら進めていった。

ボールを貰う側のプレーヤーのポジショニングにも触れつつ、

1on1×3、2on2×2、
さらに3on3(3on2)、PVが絡む3on3へと発展させ、攻守が常につながっていることを体感してもらった。

【1/10(土)午後:PVを起点にした「+1アタック」の構造理解と実践】
午後のテーマはDFではPVの絡んだ2on2(V1/2×2)と、OFの+1アタック。


パスゲーム(3color)でウォームアップを行い、2on2、3on3のウォークスルーで+1Attackの構造を丁寧に整理した。+1Attackでは
スクリーン、スライド、トライアングル、2on3、サイドスクリーンといった要素を整理し、「形」ではなく「考え方」にフォーカス。

GKを含めた
2on2×2(PV insideスタート/PV awayあり)、
3on3(+1アタック)、
4on4(中央・左右)と、実戦に近い中で判断の質を高めていった。

【1/11(日)・1/12(月)ゲームの中で「積み重ね」を試す】
2日目、3日目はゲーム中心。
前日に積み重ねたDF、OFの要素が、試合の中でどう表れるのか。
うまくいく場面も、うまくいかない場面も含めて、すべてが学びだった。高校生と社会人が同じフロアでボールを追いかけ、熱量をあげてプレーする。
この講習会ならではの光景が、とても印象的だった。

丁寧に準備してくださった宮崎県ハンドボール協会の皆さま、
そして真剣に取り組んでくれた選手たちに心から感謝したい。

自分が元気な時に関わることができる地元開催の国スポはそうそうあるもんではない。高校生のみんなも、社会人のみんなも宮崎国スポに向けてベストを尽くせますように。


【嬉しい再会】
今回の講習会では、コート外でも嬉しい時間があった。
講習会の合間に、この地区出身の中部大学ハンドボール部のOBや後輩たちが、入れ替わり立ち替わり顔を出しに来てくれた。短い時間ではあったが、どの再会も本当に嬉しく、近況を聞くだけで自然と笑顔になった。

「中部大学の試合は観てますよ。Youtubeでのフルゲームや、ダイジェスト動画いつも楽しみにしています。後輩たちが勝つと僕らも嬉しいです。」って気にかけてくれて、こっちが嬉しいっちゅうねん。みんなありがとうね〜。


もう一つ嬉しい再会があった。GHCTの1期生だったトーリとの再会。
当時中学3年だったトーリも今は高校1年。久しぶりに顔を合わせ年始のGHCTの直前キャンプの様子を伝えたり、トーリの近況を教えてもらった。


【Special Thanks】
今回、講習会に一緒に宮崎入りしたすーさん(須坂コーチ)と事前準備&現地での受け入れなど中心的に段取りしてくれた宮田さん(中部大学OB インカレ優勝のキャプテン)ホンマにありがとう。



GHCT2期生 直前キャンプ

[ サプライヤードイツハンドボールチャレンジツアーハンドボールスクール講師 ]

新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。

2026年1月3日・4日の2日間、GHCT(ジャーマンハンドボールチャレンジツアー)2期生の直前キャンプを開催した。実質的な仕事初めである。

今回、僕はメインコーチとしてこのキャンプに参加した。この直前キャンプには2期生だけでなく、1期生の有志メンバーも自身のトレーニングを兼ねて全国から集まってくれた。久しぶりの再会と共に驚くべき成長を目の当たりにすることができた。

【1期生と2期生、それぞれの立ち位置】
1期生にとって、昨年のこの時期の直前キャンプは「初顔合わせ」だった。手探りの中で始まった1期生の直前キャンプだったことを、今でもよく覚えている。

一方で2期生は、昨年夏のトライアウトで一度ベースを作ることができている。さらに10月末、11月末と2度のWebセッションを行い、継続的に遠隔コーチングを重ねてきた。この「継続的な積み重ね」が、今回の直前キャンプの内容を一段深いものにしてくれた。


今回のスタッフ6名。左から濱野さん(GKアシスタント)、今井さん(メインGKコーチ)、櫛田(メインコーチ)、牟田さん(統括)、山崎さん(メディア)、奥澤さん(メディア)。牟田さんの想いに共感して、中学生の挑戦に全国から集まったスタッフの皆さん。

【今回の直前キャンプの内容】
1/3
セッション1 フィジカル&GK
セッション2 動機付け&体験談
セッション3 Ball(1on1)
セッション0 焼肉Party

1/4
セッション4 テストGame(vs高校生)
セッション5 Ball 3on3(3on2),4on4,Game
まとめ

ここからは2日間の直前キャンプの様子を時系列で振り返って行こうと思う。

【1月3日 まずは“前提”をそろえる一日】
セッション1|フィジカルとGKトレーニング
初日はフィジカルトレーニングからスタート。ドイツ行って、フィジカルで圧倒されたでは遅い。今から出発までに身長を10cm伸ばすことは現実的ではない。それでも自分たちより形態的に大きい相手に対しての耐性を少しでもつけておきたい。牟田さんからの強い要望もあって今回フィジカルに特化したセッションを設けた。

腹圧(IAP呼吸法)、ヒップヒンジ、ジャンプ、横方向の移動、方向変換など、ドイツ出発までの期間に日常的に自分でやり込めるように、その先も自分で継続できるように、目的とチェックポイントを説明しながら進行していった。

GKトレーニングは今井コーチに担当してもらった。技術だけでなく、準備の仕方や構え、判断の考え方まで含めた内容で、GKはもちろん、フィールドプレーヤーにとっても多くの学びがあったと思う。僕にとってもメチャクチャ勉強になることばかりだった。絶妙な制約の掛け方で「なるほど〜」って感じやったな。


セッション2|トークセッション「何のためにドイツへ?」
このキャンプの中で、大切にした時間。準備として最も時間をかけたセッションがここだった。

・何の為にドイツに行くのか?
・「行くこと」自体が目的になっていないか?
・今、20歳・25歳・30歳の自分はどう在りたいのか?
・ドイツに行く(行った)経験を、どう近未来に繋げるのか?

何か正解を出す時間ではない。誰かと比べる時間ではない。自分自身と向き合い、自分と向き合い考えを整理して言葉にする時間。

その中で、僕自身のドイツでの経験談も話した。うまくいった話は殆どない。それよりも、悩んだこと、迷ったこと、思うようにいかなかったこと。困難とどう向き合ってきたのか?それが今にどう繋がっているのか?そんな話をさせてもらった。

それを聞いた上で、それぞれが「自分ならどうするか」を考えて話し合ってもらった。


セッション3|DFの1on1から3on3へ
トークセッションの後ははコートに戻り、1on1の攻守を深掘りしてもらった。

特にDF側の視点で1on1に関して構造的に理解を深めてもらった。
・準備(高さ/利腕/方向づけ)
・考え方(ゾーン/人/ボール)
・対応(キャッチ/プッシュ)
・牽制(open/close)

いつも感覚的にやっていることを、あえて一度立ち止まって構造的に整理した。その上でゴリゴリに、野生的に1on1で闘う。

そこから3on3へ発展させ、最後はミニゲーム。バキバキにファイトした1on1の後にどう守り、どう攻めるのか?DFの目的は失点をしないこと。OFの目的は得点を奪うこと。そこに1歩でも1ミリでも再現性を持って可能性を上げる為にベストを尽くす。

理性と野性の融合。

セッション0|焼肉Partyという大事な時間
夜は焼肉。これはもう、立派なセッション0。体と心の栄養補給である。コートでは見えなかった一面が見えたり、1期生と2期生が自然に混ざり合ったり。こういう時間が、チームの空気をつくっていく。スタッフの皆さん、ご家族の皆さん合わせて総勢50名以上。1年前からは想像もつかない規模。

懐かしい、そして嬉しい再会もあった。北電Jrに指導させてもらっていたヒヨリ(現在大学生)と再会。今回参加の2期生のお姉ちゃん。なんとも感慨深い。


【1月4日 現在地を知り、修正する一日】
セッション4|春日丘高校とのトレーニングマッチ
2日目は春日丘高校とのトレーニングマッチ。高校生相手。すなわち仮想、ドイツ人。自分たちより大きい相手とのバトル。攻守に渡っていいプレーも沢山あった。ただし、ドイツを想定すると、まだ足りない部分もある。2期生にはまだそれは分からない。(当然である)

おそらく牟田さんが今回、2期生のみんなに伝えたかった部分はここだと感じている。特に攻守が切り替える局面に伸び代がある。


セッション5|部分メニューとGane
トレーニングマッチを踏まえ、まずは現在地の共有。良かった点も、課題も、すべてが次に進むための材料。
・エリアを限定した3on3(3on2) ~数的同数と数的有利不利~
・中央4on4(3種類の2on2に着目)
・Game(おさらい)
1on1、2on2の攻守、数的優位・数的不利の攻守を整理しながら進めた。最後に今回のまとめのGame。


【継続して関わるということ】
今回のキャンプでは、主催者・牟田さんからの希望や意図を聴かせてもらいながら、継続的に中学生と関わる形で進めることができた。前回とは異なり、単発ではなく、継続的な関係性の中で中学生の成長を見ていくフェーズに入ったと感じている。

ここからが本当のスタート。ドイツに行くことがゴールではない。行って、感じて、考えて、悩んで、その経験をどう次に繋げるか。あわよくば、次ではなく、その瞬間にチャンスをつかみ取れるか。その瞬間の為に、最善の準備ができるか?

1期生、2期生、そしてこれから続く代3世代。GHCTが、それぞれの人生の一つの「キッカケ」になることを願っている。2月にいよいよ2期生が出発。楽しみや。



ドイツハンドボールチャレンジツアー2期生|オンラインコーチング実施レポート

[ ドイツハンドボールチャレンジツアーパートナーハンドボールスクール日々講師 ]

この秋にドイツハンドボールチャレンジツアー(以下、GHCT)の2期生に向けて、オンラインコーチングを2回実施した。今回は僕が担当している「ハンドボール」のパートにフォーカスし、その様子を少しだけ紹介させて貰おうと思う。

今回のオンラインコーチングはGHCT主催者の牟田さんが企画した2期生向けのサポートプログラムの一環。普段は全国各地でそれぞれの場所で活動している彼らにとって直接顔を合わせてハンドボールをする機会は年に数回しかない。ハンドボールの競技面だけでなく、将来を見据えた学びの場としてオンラインでのワークショップを定期的かつ継続的に行っている。

【10/26 オンラインコーチング day1 ~8月トライアウト・フィードバック編~】

1回目は8月に行われたトライアウト時の高校生とのテストゲームのフィードバックがメイン。8月のトライアウトでは、攻守にわたってPVとの2on2をテーマにしていた。高校生とのテストゲームの中で「PVを絡めた2on2の攻守がどう表現されていたのか?」という部分に着目してフィードバックを行った。事前に作成した編集動画を画面共有し試合映像を見ながら、プレーを一つひとつ止めて解説した。

「なぜそのプレーを選んだのか」という思考の部分

攻撃では「DFの外から外を攻める」(2人のディフェンスの間にPVを配置し、マークを入れ替えることで2on2が2on1に変化する)、守備では「V1/2×2」(PVとバックプレーヤーの2on2に対して、2人で連動して守るイメージ)をキーワードに設定。これらを軸に、具体的なシーンを用いてフィードバックを行った。

単に「良い・悪い」を伝えるのではなく、2期生がその瞬間にどんなことを考えてプレーしていたのか、他にどんな選択肢があったのかを丁寧に聴いていった。一人の考えを全員で共有しながら進めることで、それぞれの思考や視点を知る時間にもなる。実際にドイツに行った時の立ち戻る場所を作っていく訳である。

8月のトライアウトで一緒にハンドボールをしていることもあって画面越しに映像を共有しながら、それぞれが考えていたことを話しながら(聴きながら)進めることで、自然と自分たちの立ち戻る場所ができてくる。プレーそのもの以上に「なぜその判断をしたのか」という思考を言語化し、共有する習慣をつけていくことが大切かなと思う。

【11/30 オンラインコーチング day2 ~2期生からの近況シェア&質問に答える編~ 】

2回目は、牟田さんと相談して2期生からの質問に対して答えていくことをメインに進めていった。

実は当初オンラインコーチングのday2はフィジカル的な部分への指導も選択肢にあった。8月のトライアウトの際にボールトレーニングをメインにメニューを組んでいたこともあってフィジカルに関して共通理解できる内容がまだ無い状態である。ドイツに行く、ドイツ人と闘うには絶対的にフィジカルは必要な部分ではある。

「だからこそフィジカル的な部分へは直接指導をしてから、フィジカルパートのオンラインコーチングをした方が良いのでは?」いう結論に至った。
「であれば、前回のセッションで動画でのフィードバックを行ったので、それを踏まえて今度は彼からからのアウトプットをメインに進めましょう」

こんな感じで牟田さんは常に子どもたちにとって何が最良、最善かを常に考えている。

この流れを汲んで2期生たちは自分の近況を伝えてくれたり、事前にプレー動画を作成して質問してくれた。

「その時にどんな事を考えてプレーしていたのか?」
「映像を見ると他にどんな選択肢があったのか?」

一方的に答えを伝えるってことはなくて、2期生からの問いに質問返ししていくことが殆どだった。多くの場合は自分で最良の選択にいきつく。気づいて無さそう、理解できていなさそうな時には「こういう選択肢もあったかもね」と添える程度だった。

仲間のプレーをみんなで動画で見ながら、仲間と僕とのやりとりをみんなが聴いてくれている。そのやり取りの途中、自分たちで「みんなはどう感じる?」とか「俺ならこうするわ」とかじゃんじゃん意見が出てくるのが彼らの特長。

一方的に答えを貰うのではなく、自分はこう考えた、だから次はこうするっていう思考回路が良いなと思った。

【その他の講義とこれから】
僕の担当はあくまでもハンドボールとそこにつながるフィジカルの部分のみである。その他にも各分野の専門家による講義を牟田さんが考えていて競技の枠を超えた学びの機会が定期的に設けられている。

・心構え
・語学
・スポンサー獲得

この内容って、僕がホンダを辞めてドイツに行く30歳前後、「ハンドボールを生業にする」って決断してから初めて意識したり、勉強した内容である。

オンラインという形を活かし全国どこからでも参加できる環境の中で、「海外に挑戦するとはどういうことか?」「競技者として、そして一人の人として何を準備していくのか?」を考えるプログラムになっていると感じる。

2回のオンラインコーチングを通して、2期生の現在地を少し知ることができた。映像を通じた振り返りや対話を重ねる時間は、今後も大切にしていきたいと思う。今度は2026年1月にドイツへ行く前の直前キャンプ。久しぶりに顔を合わせて彼らとハンドボールができる機会を今から楽しみにしている。

まだまだ手探り状態で関わらせてもらっているこのGHCTというプロジェクト。民間の力で、ハンドボールの本場ドイツに挑戦できる。中学生の段階で、世界との距離感をもてる。日本人としてどう生き残るか、闘うかを体感できる。凄いことだと思う。

僕にできることは微力ではあるが、これからもこのプロジェクトのお手伝いをさせて貰えたらと思う。



ユメセン@小牧市立一色小学校

[ ユメ先生講師 ]

12/5は小牧市立一色小学校で夢先生として登壇。

午前は2コマ。1コマ目は夢先生、2コマ目はアシスタント役。午後はもう一度夢先生に戻って1コマ。久しぶりのフル回転スケジュールやった。

ゲーム時間も、夢トークの時間も、自分の夢を発表する時も、一生懸命な子供たち。笑顔いっぱいで、真剣になりながら、自分と向き合ってくれた。こういう瞬間に立ち会えることが、夢先生の醍醐味だと思う。

2コマ目はアシスタント役。2コマ目の夢先生は河村さん(元サッカー選手)。河村さんのお手伝いをしつつ、教室で僕も子供たちと一緒に話を聴かせて貰った。とくに「自分との約束」っていう言葉はホンマに刺さった。

夢って他人を納得させるためにあるんじゃなくて、最後は“自分と交わした約束を守れるかどうか”。子どもに向けた言葉なのに、大人の自分にドスンと入ってきた。カワム〜、素晴らしい話をありがとうございました。

午後の3コマ目はもう一度夢先生。照れや緊張の奥にある“勇気の芽”みたいなものがふっと顔を出す瞬間がある。クラスメイトの発表を聞いて、自分のことを話すかどうか葛藤しながらも勇気を出して手を挙げて発表する姿にはグッとくるものがある。その一歩を踏み出せるかどうかって大切やと思う。

そして今日はもうひとつ嬉しい出来事。ディレクターの山下さん(ケイタさん)と久しぶりの再会。「ゆるゆるのハンドボールのくっしーさん」ってをいつも気にかけてくれて、肝心なところではスパッと的確なアドバイスをくれる人。今日も相変わらずの安心感&安定感。こういう人の存在は本当にありがたい。

夢は大きくてもいい、小さくてもいい、変わったっていい、今はまだ無くたっていい。自分が夢中になれる「本気」になれる「何か」が見つかるといいなと思う。本気で何かに向かっていると苦しい時や、壁にぶつかる時がある。でもその時こそ成長するチャンス。

みんな自分を信じて、一歩ずつ進んでいって欲しい。



第12回全国U-12指導者研修会 ~大切にしていることは何ですか?~

[ 日々講師 ]

先日、「第12回全国U-12指導者研修会」で講師を担当させてもらった。講義90分+実技90分。小学生年代を指導する全国の指導者の皆さんと、普段なかなか取れない“自分自身とじっくり向き合う時間”を共有できた。

■講義テーマ:「大切にしていることは何ですか?」
今回の講義のタイトルは「大切にしていることは何ですか?」と決めた。技術論や戦術論ではなく「何を大切にして指導しているのか?」「どんな指導者になりたいのか?」そんな部分を改めてゆっくりと考えてもらった。

練習メニューより前、技術や戦術より前、そのさらに前にある“根っこ”の部分を大切にして貰いたかった。普段、どんなことを大切にして子どもたちと向き合っているのか。その部分を、自分の中で言語化する時間をつくった。

何を大切にしているのかがブレた瞬間、子どもたちには必ず伝わる(見抜かれる)。だからこそ、指導者自身が自分の軸と向き合い続けることが大切だと感じている。

今回は参加者同士で自分の考えをシェアする時間も多めに取った。それぞれのこだわり、悩み、葛藤、迷い。どれも全部が指導者のリアル。僕自身も、いま大切にしていることや、普段の指導の中で抱えている葛藤をを包み隠さずに話させてもらった。


そして参加者の中には懐かしい顔がチラホラ。久しぶりの再会もあって、年月を超えて同じ世界で頑張っている仲間に会えるのはやっぱり嬉しい。

滋賀医科大学のコーチをしている時にメチャクチャお世話になった伊藤先生。彦根東高校から文武両道のハンドボール経験者が何名も滋賀医大に来てくれた。いや〜〜〜、懐かしい、嬉しい再会やった。

■実技:W-up(ボールなし・ボールあり)&1on1
実技は、実際に僕が小学生を指導している様子をそのまま見てもらう形にした。ノリの良い関西の小学生のみんなが笑顔いっぱいで頑張ってくれた。いきなり目の前に現れた丸坊主のデカイおっさんが「くっしーやでっ!!!」で急接近しても、苦笑いしながら対応してくれたのは内緒ね。

「狙い」
「メニュー」
「選手の反応」
「伝えていること」
「(伝えずに)観察しているポイント」

その一つひとつをメニューの合間で参加者の皆さんと一緒に確認しながら進めていった。

●Wup ボールなし
身体接触がない駆け引き、ある駆け引き。スピードだけじゃなく、“読む力”と“ズラす感覚”を遊びの中で育てる。

●Wup ボールあり
マルチタスク、複数の勝利条件、状況がどんどん変わるスモールゲーム。頭も身体も使って、工夫しながら、子どもたちは適応しておく。子どもたちの想像を超える反応に、参加者の皆さんから「おお〜〜!!!」と言う驚きの反応が何度かあった。

●切り口を変えた1on1
OFにとっていい条件(DFにとって悪い条件)、OFにとって悪い条件(DFにとっていい条件)、ボールを貰う前に制限をかけたり、守る前に制限をかけたり、制限がある中で駆け引きを楽しんでもらった。

同じ1on1でも、どの視点で経験させるかによって選手の気づきはまったく変わる。


■指導者が学び続ける姿が、子どもに伝わる
U-12年代は、ハンドボールの入り口。この時期に出会う指導者・環境・言葉は、その子の未来を左右する。だからこそ僕ら指導者の学び続ける姿勢が大切だと思う。全国から集まってくれた指導者たちの熱量や葛藤を聴かせてもらって、僕自身も「ああ、自分ももっと学びたいな」と強く思った。

こういう時間をもっと大切にしていきたい。


■濱野ファミリー
今回の講師のきっかけを頂いたのは濱野さん。

僕には20年以上前に真弓クラブ(奈良県の小学生チーム)のコーチをしている時期があった。ホンダやホンダ熊本にいる時に時間を見つけては奈良の生駒に足を運んでいた。

当時、大同フェニックスカップってのがあってその頃から濱野さんとは試合会場でお会いする機会があった。その後、三重バイオレットアイリスの監督になってからも三重県で小学生大会がある時に濱野さんはご自身が監督をしているチームを引率して三重県まで足を運んでくださっていた。濱野さんの存在は知っていたが、これまでそんなにゆっくりお話をする機会はなかった。

4年前に僕が中部大学に移ってきて、当時の1年生にハマちゃん(今は4年生)がいた。何とその濱野さんの御子息である。ハマちゃんは、「将来GKコーチになりたいんです。オヤジなんか、櫛田さんのこと知ってました。」って言いながら、4年間コーチ視点を持ちながら選手としてどんな時も頑張ってくれた。セーブ後にジョジョポーズを決めてくれるのがハマちゃん。

当時も今も小学生年代の指導現場の第一線でご活躍の濱野さんが今回「櫛田さんは小学生からシニア世代まで指導経験があって、海外のハンドボールにも触れたことあるから、全国のU12世代の指導者仲間に講師を」と声をかけてくださった。半年以上前のことである。研修会前から何度も打ち合わせを重ねて、何度も何度もこまめに連絡を下さった。そしたらハマちゃんが「俺も研修会参加するっす」と教えてくれた。

親子でハンドボールの研修会ってなんか最高やなって思いながら講師をさせて貰った。濱野ファミリーな今回の指導者研修会のお話。



ユメセン @伊深小学校

[ ユメ先生講師 ]

11月14日、岐阜県美濃加茂市の伊深小学校に「夢先生」として登壇。子どもたちの元気な声に圧倒される。体育館でまずはみんなと体を動かすゲーム。笑い声が飛び交って、こっちも自然に笑顔になった。

ゲームのあと教室に移動して夢トーク。

僕はどこにでもいるゆるゆるの面倒くさがりの高校生だった。中部大学に進学後に本気でハンドボールに没頭するようになり、自分の人生が大きくシフトし出した。

ホンダでのストックランはいつも圧倒的でプレーオフではいつも応援スタンドで太鼓を叩いてた。

安定を捨ててドイツに渡って2年目に左膝を脱臼してピルナをクビになった。

貯金を切り崩しながら約2年間意地になってリハビリを続けた。

いつも周囲からは「アホか、ムリや、やめておいた方が無難だ」と言われた。

それでも何とか北陸電力BTに拾ってもらった。37歳まで現役選手を続けることができた。

自分がハンドボールをやってきて学んだこと、努力して挑戦することの面白さをできるだけわかりやすく話した。

そして夢シートの記入&発表タイム。

サッカー選手、野球選手、学校の先生…いろんな夢を口にしてくれた。小さな夢でも、まず口に出して周りと共有することが大事なんだなって改めて思った。

子どもたちが夢シートに自分の夢を書き込む際になかなか筆が進まない子もいた。将来の夢の部分は空欄。でも真剣に考えている様子が伝わってきた。その子は仲間の発表を見て最後に勇気を出して手を挙げてくれた。

自分の席で立ち上がり、「僕の将来の夢は…」と止まってしまった。

「今、好きなことや興味のあることから話してくれてもいいよ」と声をかけた。少し言葉に詰まりながらも、今得意なことや興味があることを話してくれた。

ここまででも勇気を出してよく頑張ったなぁ。この後どうしようかなぁと考えながら暫くその子の様子を見守っていた。

そうすると涙を浮かべ声を震わせながら「今は夢がないけど、自分が夢中になれる何かを見つけたいです。」とはっきり語ってくれた。

クラスメイトも涙目になりながら、その発表に真剣に耳を傾けていた。

何とも心温まる瞬間だった。

今回のアシスタントはトマちゃんこと泊さん。今回もありがとうございました。



第2回 ドイツハンドボールチャレンジツアー ~トライアウト~

[ ドイツハンドボールチャレンジツアーパートナーハンドボールスクール講師 ]

第2回ドイツハンドボールチャレンジツアーのトライアウトが無事に終了した。

【サバイバルゲーム】
今回の対象は中学生男子。まだまだ身体も心も成長の途中にある世代だが、彼らの目は本気だった。ハンドボールを通して世界に挑みたい、その想いが全身から伝わってきた。このトライアウトは、学校の部活でも、地域のクラブでもない。そこに所属している中学生が、自ら手を挙げて飛び込んでくる場所。自分で「行きたい」と思った子だけがここに立っている。だからこそ一人ひとりの覚悟が違う。主催者の牟田さんがしきりに口にしていた「これは生き残りをかけたサバイバルゲームなんだ」という言葉が、まさにその場の空気を象徴していた。普段の実績や肩書きは通用しない。ただ純粋に、ハンドボールと自分自身が篩(ふるい)にかけられる場なのだ。

【有馬選手の存在】
このチャレンジツアーからは、すでに大きな一歩を踏み出そうとしている選手がいる。第1回に参加した有馬が、ブンデスリーガの名門グンマーズバッハと契約し、現在渡航の準部を進めている。夢を夢で終わらせず、現実に変えた先輩がいる。その背中を見ているからこそ、今回集まった選手たちも「自分だって行けるかもしれない」と思えたはずだ。目の前にリアルなロールモデルが存在することの大きさを改めて実感する。

【1日目】
1日目はオリエンテーション&アイスブレイクから始まった。最初は緊張で顔もこわばっていたが、ゲームややり取りを重ねるうちに、少しずつ笑顔が見え始めた。伸びやかな雰囲気のまま、GKとシュートトレーニングへ。そこからはポストとの2on2、さらに3on3へと発展。場面はシンプルだが、だからこそ判断力や駆け引きが試される。思い切りよく飛び込んだプレーもあれば、迷いが出て止まってしまうシーンもあった。中学生の今だからこそ、失敗も含めて全部が学びになる。

【2日目】
2日目は初日の振り返りからスタート。前日練習の映像を見ながら、自分のプレーを言葉してもらい、こちらかのfeedbackを行う。頭を整理した上で2日目のボールセッション開始。身体接触の要素を入れたウォーミングアップ、そこからDFのコンタクトスキルへ。体をぶつけ、押し合い、倒されてもまた立ち上がる。最後はゲーム形式。高校生(関大北陽/仮想ドイツ人)を相手に自分たちより形態的に大きな相手にハードなコンタクトを繰り返した。


【吉田耕平】
ホンダ熊本時代の元チームメイト吉田耕平。今回はGKコーチとしてGK陣の指導にあたってくれた。事前に練習メニューや担当部分の擦り合わせ。アドリブ満載。笑顔いっぱい。20年程前に僕らはほぼ同時期に日本を飛び出した。安定を捨てて、エストニアとドイツへ行った。吉田が先にエストニアに行って、道を切り開いてくれた。そしてまた同じ時期に日本リーグに復帰した。吉田は大崎オーソル。僕は北陸電力BT。それぞれ引退して指導者としてハンドボールを続けている。その吉田と日本の未来に繋がる仕事を一緒にできて最高だった。

【結果に関わらず誰でも何処でも成長できる】
普段の自分がいる場所と違い環境で戸惑った部分もあったと思う。「非日常の中で、どれだけ日常の力を発揮できるか?」「勝負が掛かった時に普段以上の力が出るか?」悔しい思いをした選手も多いだろう。でも、それでいい。少し大袈裟かもしれないが、自らの意志で人生を賭けて勝負する。競争する。その結果、夢への挑戦権を獲得できる人もいれば、掴みきれない人もいる。自分が飛び込もうとしている世界をそう言う場所なのだ。

トライアウトの結果が如何であれ、この2日間で感じたこと、経験したことを糧にして「成長」することは誰にでもできる。地球のどこでもできる。今回参加してくれた17名の中学生のこれからを応援しています。


【主催者の牟田さん】
左からハンドボールカメラマンの山崎さん、GKコーチの吉田さん、櫛田、主催者の牟田さん、牟田さんの想いに共感した専門性の高いスタッフと一緒に仕事ができるのはとてもやりがいを感じる。

牟田さん、今回も素晴らしい機会とご縁を頂きありがとうございました。

トライアウト day1

トライアウト day2



みどりハンドボールスクールへ ~親子2世代で~

[ パートナーハンドボールスクール講師 ]

みどりハンドボールスクールに行ってきた。愛知県名古屋市で活動する小学生チーム。今回の会場は小坂小学校。

今回、事前にお願いされていた内容は「僕の体験談」と「DFの駆け引き」。

何度も事前に打ち合わせをさせて貰った。直近の試合の映像も見せて貰って子どもたち様子やレベル感も丁寧に伝えて頂き当日を迎えた。

実施した内容はトーク&ハンドボールで2時間ちょっとのプログラム。

トークは選手時代:HONDA→ドイツ→北陸電力BT、と指導者:指導者準備期間→三重バイオレットアイリス&おりひめジャパン→中部大学の体験談。

ハンドボールはウォームアップ→シュート&GK→1on1→まとめ&写真撮影。

【中部大学ファミリー】
今回、声をかけてくれたのはみどりハンドボールスクールの野村監督。中部大学のOBで、2014年のインカレ優勝メンバー。

ちょっとだけ、むかし話。(今回はむかし話多め)

インカレ優勝後の日本選手権(当時は全日本総合選手権やったかも?)で北陸電力BTと中部大学が初戦で激突。北陸電力BTの中央を守るは僕とスーさんこと須坂さん(当時北陸電力BTのルーキー:スーさんはその後、チームの中心選手として活躍、コーチ、監督を経て、現在は中部大のコーチ)。

中部大学の後輩たちは左膝が悪い僕のところを徹底的に狙って攻めてきた。懐かしい。何とかインカレチャンピオンを退けて北陸電力BTが勝利した。

そんなインカレ優勝メンバーの野村さんが今、ジュニアの現場に立っているっていうのが、なんとも感慨深い。

今回は濱野さん(中部大学ハンドボール部4年生GK)も一緒に来てくれた。彼は将来はGKコーチを目指している。今年の2月には将来を見据えてドイツにも短期留学、コーチとしての視点を持ちながら選手をしている。

というわけで、今回は「くっしー&ハマちゃん」である。

【part1 トークセッション】
まずは20分ほど、アイスブレイクも兼ねて自分の話をさせてもらった。

HONDA時代、世界最高峰の左腕と言われたストックランの衝撃。
「同じポジションに圧倒的な選手がいたら自分はどうするだろうか?」
ちなみに当時の僕はただただ圧倒された。

そこから一念発起してハンドボールの本場のドイツへ。けど、ドイツ2年目に左膝の大怪我。選手生命を一度は失いかけた。正直、あの時はどん底だった。怪我した現実を受け入れらずに、ただ時間だけが過ぎていった。

日本に帰国する直前。ドイツの最後に撃たせて貰って外した7mtが悔しくて、「ああ、俺はもう一度ハンドボールがやりたいんや。今まで何をしていたんやろう」って現実と向き合わせてくれた。嬉しい気持ちじゃなくて、「悔しい気持ち」が次へのエネルギーになった。

「みんなはこの前の試合で勝てなくて、悔しかった?」
「この悔しさをどうやって次に繋げていく?」

日本に戻って本格的にリハビリを開始。2年間って期限を決めてもう一回コートに立ちたくて、意地になってリハビリを続けた。
北陸電力でなんとか競技復帰を果たして、また少しずつ試合に出られるようになった。

こんな感じで僕の体験談を少し話して、子どもたちが「自分だったらどう感じるか?どうするか?」を想像して貰って意見交換して貰った。

【part2 ハンドボール】
ハンドボールを「楽しむ」。大切にして欲しいことの一つ。

ウォーミングアップの中に少しずつ「DFの駆け引き」の要素を入れながら進行。OFもDFも勝ち方がそれぞれ2つずつあるルール。やりながら自分たちで自然に「駆け引き」を表現してくれた。

設定されたルールや、今の条件下で「どうやったら上手くいくだろう?」って自分たちで考える。複数のタスクを同時処置。矛盾する要素に何とか対応する。子どもたちは頭も身体もフル稼働でニコニコと頑張ってくれた。

GKはハマちゃんが丁寧に観てくれた。

最後は3ヶ所のエリアを設けての「1on1」。ここで子どもたちの反応を観ながら段階的に質問して、子どもたちの考えに耳を傾ける。

「DFの目的は?OFの目的は?」
「DFはシュートを打たせないこと?んんん〜〜〜、えっとゴールさせないことかなぁ」
とかやり取りをしていく。

「そうやなぁ。DFの目的なゴールさせないことやなぁ。じゃあ、ゴールさせない為に、GKはDFにどうやって守って欲しい?」
するとGKの子が「同じシュートなら遠くからとか、外側に追い込んだシュートなら結構取れるかも」
「おお〜、ええやん、ええやん。具体的になってきたなぁ。遠くからのシュートとか、外側に追い込んだシュートになるようにするには、仲間のDFにどうやって声かけるとそれに近づく?」

こんな調子で、一歩ずつ進めていった。

今回はあえて、最初に説明をせずに、子どもたちの反応を観ながら、質問をして、子どもたちの自分たちで考えた事をベースに一歩ずつ進めて言った。途中で「こういう視点で考えてみると良いよ」「今のヤバイって感じたんじゃない?どうしたら上手くいったと思う」って話しかけたりに留めた。

そして最後に今日の感じたことを話し合って貰って、最後に今日やったことのまとめやみんなが考えた事をホワイトボードに書いて整理した。

正直言って、この頃は「ハンドボール楽しい」って感じでくれたらそれだけでOKやと思っている。楽しいと感じることは、勝手にやる。努力は夢中に勝てない。

【平子ファミリーとの再会】
さらにさらに今回、平子ファミリーとの嬉し過ぎる再会。

平子くん、三重県出身、北陸高、日本体育大を経て大同特殊鋼phoenixで活躍した技巧派・左腕として活躍。名手、平子卓人。はい、タクト。

旧制・乾さん、奈良県出身、洛北高→大阪教育大で何度も全国制覇したレジェンド級の選手。(もし日本リーグに進んでたらって正直今でも思う人は少なく無いんじゃなかろうか。)はい、いぬっち。

この二人のとの出会いは彼らが小学生時代に遡る。僕は現役選手の頃から将来、指導者になりたいと考えていたので可能な限り準備するようにしていた。僕がHONDA時代に鈴鹿ハンドボールスクール(三重県)や真弓クラブ(奈良県)に時間を見つけては顔を出していた。そこに当時、小学生の彼らがいた。当時から二人はセンス抜群だったのは言うまでも無い。

そう言うわけで、僕の中では今でも「タクト&いぬっち」なのだ。

トークセッションの部分に少し戻ると、左膝のリハビリを経て、僕が北陸電力BTでプレーしている晩年。平子少年が日本体育大を卒業して、大同特殊鋼phoenixにスーパールーキーとして入団してきた。なんと今度は選手として対戦することになったのだ。

お互いのポジション的に直接マッチアップすることはなかったけど、入団直後から的確に飄々とプレーする姿を観ていて、すげ〜なぁと関心していた。タクトがどう感じているかは分からないけど、こっちは勝手に感慨深いものがあったので、当時のことはよく覚えている。

なんと、なんと、今回みどりハンドボールスクールに何と平子夫妻の長男くんが参加してくれていた。

「将来の指導者になるための準備」として始めたあの時間が、20年以上経ってこんな形になって返ってくるなんて、最高過ぎる。親子2世代に渡って一緒にハンドボールができる奇跡。出会い、縁、ハンドボールに感謝。

みどりハンドボールスクールの皆さん素晴らしい機会を頂きありがとうございました。日曜日の夜遅くに、ご家族が見守る中で子どもたちは大好きなハンドボールができて幸せやなぁと感じました。

僕のこうした活動を長年サポートしてくださっているトランジスタの皆さん、今回も本当にありがとうございました。

実は今回、みどりハンドボールスクールと僕を繋げてくれたのはいぬっちだった。いぬっち、ありがとうね〜。



ユメセン@飯野小学校

[ ユメ先生講師 ]

2025年6月13日。愛知県豊田市立飯野小学校で、夢先生として登壇させて頂いた。今年度、初の夢先生。

対象は5年1組と2組。どちらのクラスも、最初から元気ハツラツ。目が合えばニコッと返してくれるし、リアクションも大きい。直前の打ち合わせで担任の先生から「世界へピース」「天まで届け」と言う学級目標も教えてもらった。

前半はゲームの時間
全力で動くって、やっぱり最高。夢先生のプログラムは、まずゲームから始まる。みんなで協力して、考えて、動いて、ぶつかって、笑って。全力で遊ぶ時間。

勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。何より大事なのは、「全力でやる」「協力すること」こと。子どもたちは、思い切り身体を動かしながら、自然と仲間と協力し、声をかけ合い、チャレンジしていた。


後半はトークの時間
教室に戻って、今度はトークの時間。伝えたかったのは、「本気」で挑戦することの大切さ。自分の人生を「本気」で生きているかは実は自分が一番分かっているんじゃないかと思う。

適当に過ごしていた中学生、高校生の頃の話。中部大学に進学して「本気」でハンドボールやり始めた矢先のユニフォーム係の話。ホンダ時代のストックランの衝撃。ドイツでの左膝脱臼。リハビリからの競技復帰。成功よりも失敗や挫折のほうが多かった。あと先考えず、ずっこけてばっかりやった。

うまくいく保証なんてどこにもない。でも、自分でやると決めて「本気」で挑戦することが大切やと思う。


アシスタントの泊さん
今回のアシスタントはトマちゃんこと泊志穂さん。元サッカー選手。一緒に活動するのは初めてだったけど、ゲームの時間の進行などサポートして下さった。

そして驚いたのが、おりひめJAPAN時代に一緒にハンドボールをした田邊さんと、なんと大学の同級生だった。授業の合間にトマちゃんが「くっしーさん、ベーちゃんって知ってますか?」って。懐かしくて思わず笑った。

スポーツって、こういう不思議な縁を何度もつないでくれる。

最後に
「夢」ってポンって出てくる子もいれば、うーんって唸りながら夢シートを書いている子もいた。それで良いと思う。

実際に僕は中学生、高校生の頃に「夢」なんて特に何も無かった。ハンドボール選手になりたいくてハンドボールを始めたわけではない。中学の体育の授業でハンドボールが体験できて、高校時代に何とく始めたハンドボールだった。ゆるゆるやった。当時、職業につながるとは1ミリも思って無かった。

飯野小学校のみんながこれからどんな道を歩むのか、楽しみやね。「夢」や「目標」に向けて「本気」で挑戦していると壁にぶつかったり、苦しい時が必ずくる。そんな時こそ、成長するチャンス。自分を信じて一歩ずつ進んでいって欲しい。

飯野小学校の5年1組、2組のみんなの「夢」を応援しています。