ブログ&ニュース ( 2016/2017 シーズン(MVI) )

日本リーグ2巡目を終えて

[ ~2022 三重バイオレットアイリス2016/2017 シーズン(MVI) ]

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リーグ2巡目を終えた。現在、12戦6勝6敗(勝点12)総得点が252点、総失点が253で得失点差-1。一試合平均21得点、失点も同じく平均21失点ちょっと、つまり一試合21得点前後の攻防を繰り広げてきたわけだ。

ちなみに昨シーズンは12戦でレギュラーシーズンが終了、12戦を終えて4勝7敗1分(勝点9)だった。総得点204点、総失点233で得失点差-29。一試合平均17得点、19.4失点という内容だった。

今シーズンはここから更にもう一巡レギュラーシーズンが残っている。昨シーズンと今シーズン、12試合を終えた時点での単純比較という訳にはいかないかもしれないが、平均得点が4点、平均失点が2点弱あがっている。

勝点に目を向けると昨シーズンは勝点9、今シーズンは勝点12と12試合を終えた時点での勝点は3点の上積みができている。

来週末で全チームが12試合を終え、1月末から3巡目に入る。昨年9月からスタートした日本リーグもいよいよ最終局面に入っていく。(そう言えば、昨シーズンは年が明けてから日本リーグ開幕だったので、今まさにシーズンインしたばかりだった。)

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日本代表選手は3月のアジア選手権に向けた強化合宿が日本リーグの合間に予定されている。つまり週末に日本リーグ、平日に日本代表合宿というタフなスケジュールが続くというわけだ。ぶっつけ本番で試合に臨むときも何試合かあるだろう。(きっと昨年の韓国遠征の経験がここで活きる。)

そして2月に入れば追加登録選手達(大学4年生たち)が卒論を終えて本合流してくる。ポジション争い、チーム内での競争は更に熾烈になるだろう。

これからどんな事がバイオレットに待ち受けているのか?全く分からない。想定外の事が起きる事を想定しながら、当たり前の事を当たり前に詰めていく。まさに凡時徹底だ。取り組む姿勢はこれまでと何も変わらない。

一月上旬は8日間で3試合と日程がタイトだったが、ここから先は一週間に1試合。勝敗に関わらず、目の前の試合に対して最善の準備をし、全力プレーを続ける。自分にコントロールできる事にのみ意識を向けて、目の前の1プレーに集中するのみ。

日本リーグ最終局面に緊張感のある日々を過ごせる事は本当に幸せな事だ。この時期特有のエキサイティングな毎日をバイオレットに関わる全ての人間で楽しんでいきたいなと思う。

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ホーム最終戦を終えて、選手、スタッフ、観客の皆さんとの一枚。

先日、1月9日は鈴鹿でのホーム最終戦だった。1,000名弱の方がAGF鈴鹿体育館に集まってくれた。1月7日のアウェでのブルズ戦を落とした後だけに、シューターズの大声援は本当に力になった。紫色に染まったバイオレットのベンチ裏からのあの声を僕らは忘れない。

泣いても、笑っても残り6試合、6時間。ここからが本当の勝負。

広島メイプルレッズ戦に向けて、最高の準備をしよう。



日本選手権を終えて

[ ~2022 三重バイオレットアイリス2016/2017 シーズン(MVI) ]

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バイオレットの活動も年内は残すところ明日30日が最終日。日本選手権@駒沢体育館のファイナルを目に焼き付けて12月25日の深夜に鈴鹿に戻ってきた。

翌日26日から活動再開、ウエイトTr、メンタルTr、ボールTrと1月7日の日本リーグ再開に向けて心と身体を整えているところである。

「ベスト4を超えて、ファイナルまで」を合言葉に11月12月とこの日本選手権に向けて準備を進めてきた。

過去の日本選手権ではバイオレットはベスト8が最高成績だった。しかし、ベスト4のもう一つ先まで目指して日本選手権に挑んだ。

MVI 24(10-8 14-8)16 桐蔭横浜大学
MVI 24(9-11 15-12)23 SONY
MVI 20(9-12 11-13)25 オムロン

初戦は11月のインカレ・ベスト4の桐蔭横浜大学。後半途中までは接戦が続いたが、後半中盤で抜け出し8点差で勝利。続く準々決勝のSONY戦、前半はSONYに2点リードを許した状態でハーフタイムへ突入。後半序盤で追いつき、その後一進一退の攻防が続いたが、後半も走り続けたバイオレットが辛くも1点差でSONYを退けた。

この時点でクラブ初のベスト4進出。浮かれ上がっても可笑しくない状況だった。しかし、チームにそういった浮ついた空気は皆無だった。駒沢体育館で決勝進出をかけてオムロンとの一戦。この一戦に勝ってバイオレットの新しい歴史を作ろう。そんなムードがチーム全体に漂っていた。

ファイナル進出をかけたオムロン戦、選手達は精一杯プレーしてくれたが、この大会17年連続ファイナリストのオムロンの牙城を崩すには至らなかった。本気でファイナル進出を目指して準備していたので、本当に悔しい。それ以外にない。

周囲からは「クラブ初の3位入賞おめでとう」と声をかけて頂けるのだが、手応え以上に決勝戦まで進めなかった悔しさを感じている。これが本音だ。

ファイナイルは無敗の女王・北國銀行とバイオレットを一蹴していったオムロンとの一戦。延長戦までもつれる近年まれに見る好ゲームを制したのはオムロンだった。

この舞台に立つ為に、この舞台でバイオレットらしく闘う為に、バイオレットらしく勝つ為に、まだまだ課題は多い。ファイナルを観戦していて、ファイナルを掛けてベスト4を闘って、本当に色んなことを感じたし、考えさせられた。

2015年5月の社会人選手権3位は、飛び上がる程の喜びに満ちあふれた奇跡の3位。

2016年9月の社会人選手権3位、最終日の北國銀行戦は、棚から牡丹餅のような状況で勝てば優勝という条件下で女王に無心で挑んだ。最後の最後まで粘り抜いたがあと一歩北國銀行には及ばず、前年度同様の3位で大会を終えた。大きな手応えを感じる3位だった。

そして今回の2016年12月の日本選手権は目の前の一戦一戦に集中しながらも、ファイナル進出を狙ってチャレンジした。ベスト4で対戦したオムロンが、バイオレットに勝利したオムロンが女王・北國銀行の連勝をストップさせて優勝した。同じ3位でも3回目の3位、満足感や達成感はもうそこには無かった。

同じ3位でも本気で悔しがる選手達。その事実が何よりの収穫と言っていい。

25日に鈴鹿に戻り、翌日に日本選手権の総括を終えた。今、チームは完全に1月7日の飛騨高山BB戦に意識を向けている。明日30日、年内最後のトレーニング。年末年始=休みという感覚はゼロに近い。

いよいよ日本リーグ後期が始まるワクワク感しかない。



日本リーグ前半戦を終えて

[ 2016/2017 シーズン(MVI) ]

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怒濤の10月が終わった。先週末、日本リーグ前半戦が終了した。

日本リーグの一巡目を終えて4勝2敗。日本リーグ中断期間に挑んだ岩手国体では早々に大阪に敗れて鈴鹿に戻ってきた。

そして日本リーグが再開。2巡目がスタート。広島メイプルレッズ、SONY、北國銀行との3戦。

MVI 20-25 広島メイプルレッズ
MVI 24-18 SONY
MVI 13-29 北國銀行

主将の原の離脱に続き、主力選手が10月上旬のゲームで度重なるアクシデントに見舞われた。何とか9戦5勝4敗、勝点10の3位で前半戦を終えることができた。原点回帰して、シンプルに自分達のストロングポイント、強みを整理する事ができた。

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10月上旬、中旬と苦しい時期に、試合会場でシューターズの大声援を聴くたびにパワーを貰った。練習に激励に来てくれる人が何人もいた。本当に有り難かったし、頑張ろうって思う事ができた。勝利の喜びも、敗戦の悔しさも、共に感じてくれるシューターズがいる。

選手の職場の同僚の家族が試合後に声をかけてきてくれた。
「何か一生懸命頑張るっていいっすね。絶対またハンドボール応援しにきますね。」
「監督、俺初めてハンドボール応援にきたっすけど、何か熱いっす。」
ホームでの試合後にこんな事言われて嬉しくないわけがない。

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ホームゲームの会場が少しずつ紫色に染まってきた。紫色に染まりつつある試合会場でハンドボールができて嬉しくないわけがない。燃えないわけがない。

11月1日、バイオレットの監督になって1年半が経過した。久しぶりに強化戦略プランを読み返した。11月、12月のブレイク期間にどの部分に力を注ぐのか、しっかりと見極めたい。



日本リーグ1巡目終了、そして岩手国体へ

[ ~2022 三重バイオレットアイリス2016/2017 シーズン(MVI) ]

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日本リーグ1巡目を終えた。現在6戦4勝2敗、勝点8。

9/11(日) MVI 29-13 広島メイプル
・広島メイプルレッズ戦ダイジェスト

9/17(土) MVI 23-19 SONY
・SONY戦ダイジェスト 

9/19(月) MVI 19-30 北國銀行
・北國銀行戦ダイジェスト

9/22(木) MVI 21-16 飛騨高山BB岐阜
・飛騨高山BB岐阜戦ダイジェスト

9/25(日) MVI 23-19 HC名古屋
・HC名古屋戦ダイジェスト

10/1(土) MVI 17-24 オムロン
・オムロン戦ダイジェスト

リーグ序盤のポイントになると考えていた9月17日から25日の9日間でのSONY、北國銀行、飛騨高山BB岐阜、HC名古屋との4試合。

フィジカルコンディションのピークを9月上旬の社会人選手権にチーム全員で合わせずに、社会人選手権をピークにしてそれ以降はキープを狙った選手と、この4試合にピークを持っていく選手とを半分半分くらいにした事もあり、何とかこの期間を3勝1敗で乗り切れた。

大黒柱の主将・原が9月22日の試合で半月板損傷による離脱をした事は痛手ではあるが、怪我で昨シーズンを棒に振った司令塔の加藤が9月25日の試合から戦列復帰をしてくれた事は大きな収穫だ。

社会人選手権のSONY戦に勝利し、決勝リーグに駒を進めることが出来たおかげで、国体東海予選で愛知(HC名古屋)、岐阜(飛騨高山BB岐阜)と、社会選手権でSONY、オムロン、広島メイプルレッズ、北國銀行と日本リーグ開幕前に全チームと公式戦で一戦交えることができた。これはMVIとっては好材料になった。

ターニングポイントになった社会人選手権のSONY戦も新外国人選手に対して、事前に韓国遠征でスイスチームと対戦でヨーロッパの選手の特徴を体感できた事もあって落ち着いて対応できたのではないかと感じている。このSONY戦を落としていたら、日本リーグ開幕前に全チームとの対戦はできていなかったので、もしかすると今の結果とはまた違っていたかもしれない。

改めてクラウドファンディングからご支援くださった皆さん&スタッフに感謝。とは言え、日本リーグはまだ1/3を終えたばかり、勝ち負けに関わらず目の前の事に集中して、成長と勝点を積み重ねていこう。

今、面白いなと感じている部分を少しだけ。昨シーズンからJHLtvが導入された事もあり、対戦相手に自分達の情報は直に伝わるし、相手の情報もタイムリーに手に入る。そんな中でのリーグ1巡目だった。そして7チームでのリーグ戦ということもあって、毎回どこか1チームは試合がないので、試合が一回空くチームはより次の対戦相手に時間をかけて準備ができる。この辺の背景も頭に入れて観戦すると深い部分でハンドボールを楽しめるかもしれない。

この後、一旦日本リーグはブレイク期間。今度は岩手国体へ。