2025年度の東海学生春季リーグを終えた。
最終成績は9戦6勝2敗1分の3位。
目指していた「全勝優勝」は遠く及ばなかった。ここ数年、チームの主軸としてプレーしていた先輩たちが卒業し一気に若返った今季のチーム。ある程度は覚悟していたが、春季リーグの序盤から苦しい試合展開が続いた。7戦目の名城大戦に敗れ、この時点で優勝の可能性は消滅。最終戦の大同大戦に一点差で勝利して何とか3位で終え、西日本インカレのシード権を獲得できた。
【2025年度東海学生ハンドボール春季リーグ戦結果】
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第1戦 4月13日(日):中部大 ○ 36(23-13・13-14)27 ● 愛知大
第2戦 4月20日(日):中部大 △ 31(18-16・13-15)31 △ 岐阜聖徳学園大
第3戦 4月26日(土):中部大 ○ 31(12-16・19-14)30 ● 愛知教育大
第4戦 5月03日(土):中部大 ○ 45(26-17・19-12)29 ● 愛知産業大
第5戦 5月04日(日):中部大 ○ 35(16- 9・19- 7)16 ● 岐阜大
第6戦 5月10日(土):中部大 ○ 31(16-11・15-15)26 ● 朝日大
第7戦 5月11日(日):中部大 ● 27(10-17・17-12)29 ○ 名城大
第8戦 5月17日(土):中部大 ● 25(10-16・15-22)38 ○ 中京大
第9戦 5月18日(日):中部大 ○ 33(17-15・16-17)32 ● 大同大
【苦しかった前半戦】
春季リーグ序盤、2戦目の岐阜聖徳戦は後半終盤に逆転を許す苦しい展開。
LB斎藤のロングシュートで同点に追い付き、最後はRB向田のシュートで逆転を狙ったが、勝利には届かなかった。残り2分を切ってリードを許す展開から最後は何とか引き分けに持ち込み、何とか勝点1を拾った。
続く3戦目、愛知教育大戦はさらにタフな試合展開だった。 後半途中で最大7点ビハインド。思うように行かない展開が続き、耐えて、耐えて、耐えて、耐えて、そこから怒涛の追い上げで、ラスト1秒でLW迫田のサヨナラシュートでギリギリ逆転勝ち。 前半戦は、結果的には負けていないが、紙一重のゲームばかりだった。
【流れをつかんだ中盤戦】
第4戦の愛知産業大戦、第5戦の岐阜大戦、第6戦の朝日大戦。
このあたりからチームはようやく本来のリズムを取り戻し、しっかり勝ち切る力を発揮できた。愛産大戦の大量得点45得点よりも、岐阜大戦での失点16に手応えを感じていた。続く
朝日大戦でも相手に流れを渡さない、着実な試合運びで勝利することができた。
【勝負の終盤戦】
7戦目の名城大学戦。
前半途中でまさかの10点ビハインド。そこから必死に追いかけて、後半は何度も1点差に迫った。
しかし最後まで追いつけず2点差で敗戦。
この時点で優勝の可能性がゼロになった。目標としていた優勝を手にすることはできなかったが、今度は西日本インカレのシード権獲得に向けて気持ちを切り替える必要がある。昨シーズンはここでガタガタと崩れてまさかの4位になり、それ以降のチーム強化に大きな影響が出た。
次の中京大戦は、気持ちを切り替えて臨んだつもりだったが、前半中盤までは拮抗したものの、そこから完全に流れを失う。 前半終盤から後半にかけては防戦一方。 完敗だった。中京大戦の敗戦直後に、すぐさま名城大vs大同大の試合結果を知る。もしここで大同大が勝利していれば、この時点で中部大の4位が確定していた。これで翌日の大同大戦に勝利すれば、自力で3位を死守できる。
【最終戦は死闘】
リーグ最終戦の大同大戦。
優勝の可能性は消えたが、中部大はここまで5勝2敗1分(勝点11)の4位、大同大はこの時点で6勝2敗(勝点12)の3位。春季リーグの3位をかけた、西日本インカレシード権をかけた大一番。試合序盤から一進一退の攻防が続く、後半セーフティリードを保ったかと思えば、追い上げられ、常に大同大から圧力を感じながらの試合だった。しかし最後まで集中を切らさずに何とか1点差で勝利することができた。この試合の勝利には、春リーグで積み重ねてきた全てが詰まっていた。
【最後に】
優勝には届かなかったが、全試合を全力で戦った選手たちにまず拍手を送りたい。
選手たちがハンドボールに集中できるように全力でサポートしてくれたスタッフ、マネージャーに心から感謝している。中部大学ハンドボール部、東海学生春季リーグ戦に関わって下さった全ての皆さんありがとうございました。
優勝に輝いた名城大の皆さん、おめでとうございます。