ブログ&ニュース ( 2022~ 中部大学 )

西日本インカレ2024

[ 2022~ 中部大学 ]

一足先に西日本インカレを終え、京都を離れた。結果は予選リーグで2位になり、決勝トーナメントに進出することは出来なかった。

互いに2戦全勝同士で迎えた大阪体育大との大一番は前半から一気に相手に飲み込まれて防戦一方の試合展開となり敗戦。残念ながら予選リーグで2勝1敗となり、目標の優勝はこの時点で消えた。

翌日、インカレ出場権決定戦で環太平洋大に勝利し何とか全日本インカレの出場権を獲得し大会を終えた。学生たちは、そのまま京都で解散し故郷に帰省中。

春季リーグを4位で終えたことで、今回の西日本インカレのシード権を得られずに予選リーグで大阪体育大と同グループになった。因みに昨年度の西日本インカレの決勝カードが中部大vs大阪体育大。その時は延長戦の末に敗れて準優勝。学生たちは昨年のリベンジだと西日本インカレの組み合わせが決まった時から燃えに燃えていた。

長い期間、ハンドボールから離れてリハビリを頑張っていた主将の中島も7月上旬からチームに合流し、西日本インカレまで約1ヶ月丁寧な準備を進めた。今回の西日本インカレがデビュー戦になるメンバーも数多くいる中で、初戦、2戦目と何とか勝利して、大阪体育大戦に挑んだ。立ち上がりに出鼻を挫かれて前半10分で2度のタイムアウト。前半を終えて10-19の9点ビハインド。後半に何とか巻き返しを図ろうと懸命に頑張ったが、結果的に11点差での敗戦。

目標にしていた優勝には届かなかった。

しかし、西日本インカレはここで終わらない。続きがある。各グループ2位同士8チームが完全にフリー抽選でインカレ出場権をかけてしのぎを削る。下を向いて、落ち込んでいる暇はない。細かな振り返りは大会が完全に終わってからでいい。大阪体育大戦から次戦に繋がる部分を振り返り、直ぐに環太平洋大学戦に向けた可能な限りの準備をして翌日を迎えた。大阪体育大戦から愛知より応援に駆けつけてくれたメンバー外の学生たちも心を砕いて共に準備してくれた。

環太平洋大戦も前半から一進一退の展開が続いた。主将の中島、RWの吉原が得点を積み重ね。小林が身体を張って中央を守り。少しずつ、流れを掴んでいった。苦しい時にこそ4年生たちが笑顔で下級生に声をかけ、奮起を促し頑張り抜いてくれた。試合終盤、相手の7人攻撃に手を焼く時間帯もあったが、GKの福島、三浦を中心に耐え抜いてくれた。終わってみれば7点差で勝利することができた。

大阪体育大に勝利し、決勝トーナメントを勝ち進んで、優勝という思い描いていた結果には届かなかった。トーナメントを勝ち上がる中で得られる経験や自信。今回はこの経験や自信を得ることが出来なかった。大一番での立ち上がりの難しさ、厳しさ。そこを乗り越えた先に待っている試合終盤5分切っても勝敗の行方の分からない展開。そこで何ができるか?ここまで行けなかった。

それと引き換えに、悔しさを乗り越えて、奮起してチームで一丸とったなって闘いぬく経験を積むことができた。こういう経験はなかなか出来ない。将来、何かの大きな大会で3位決定戦に回った時、或いは日常生活で途方にくれるような場面に出くわしてもまだ目の前にやるべきことがある時、こんな時に今回の経験を活かして欲しい。

でもやっぱり、勝利の中でしか得られないものがある。実戦の場でしか掴めない自信がある。今回は、そこに届かなかった。この事実を受け止めてまた頑張ろう。

【予選リーグ】
中部大 31-22 九州産業大
中部大 36-18 立命館大
中部大 22-33 大阪体育大

【インカレ出場権決定戦】
中部大 38-31 環太平洋大

大会自体は、今日が決勝戦。予選リーグで中部大を退けた大阪体育大がその後も勝ち進み決勝戦へ駒を進めている。トーナメントの逆側からは接戦を勝ち上がった東海地区の中京大が勝ち上がっている。ベスト4から先はネット配信があるので、昨日の準決勝、今日の決勝と勝ち上がったチームの試合を観ながら頭を整理しているところだ。

大阪体育大、中京大のみなさんがベストを尽くせますように。

大会前、大会中と支えて下さった皆さん、応援して下さった皆さん本当にありがとうございました。今度は8/31からの秋季リーグ戦に向けて頑張ります。



東海学⽣ハンドボール選⼿権⼤会 ~中部大C 優勝~

[ 2022~ 中部大学 ]

今週末は久し振りに完全にオフ。チームでも6月の振り返りのミーティングを実施した。4,5月の春季リーグ戦を4位で終え、チームとしても個人としても、そこで出た課題と向き合いながらの6月だった。

国体愛知予選では、6/7のトヨタ自動車に勝利し、6/9の大同特殊鋼との決勝戦に敗れて準優勝。

6/15.16として6/22.23と2週間に渡って東海学生ハンドボール選手権大会を戦った。中部大学からは A~Cの3チームがエントリー。

Aチームは国体予選にエントリーした愛知県出身者が中心のメンバー構成。

Bチームは春季リーグへの出場者多数の一芸に秀でた個性派メンバーを集めたメンバー構成。

Cチームはチームの主軸に故障明けの選手、1年生をミックスしたメンバー構成。

A,Bチームは惜しくも6/16で敗退。Cチームは6/15,16の試合を勝ち進み、翌週へ。6/22のWヘッダーも勝ち進み、6/23の決勝戦へ。

6/23の決勝戦の相手は名城大A、試合開始序盤から一進一退の展開が続き、後半残り30秒切って30-30の同点。中部大Cは最後のタイムアウトをとってファイナルアタック。残り数秒にRB向田(2年生)のシュートが名城大Aのゴールに突き刺さり劇的勝利。春季リーグでは同じような場面でシュートを決めきれずに人一倍悔しい思いをした男が、今度はシュートをねじ込んでくれた。

本人の脳裏にも、チームメイトの頭の中にも、春季リーグの同じような場面がチラついたと思う。春季リーグではここ一番で勝負を挑んでも決めきれず、守りきれずに、同点や一点差で勝点を逃す試合があった。戦術や技術のもう一つ先の小さな差。でもそれが大きな差。ってことを痛いほど感じたのが1ヶ月前の春季リーグだった。

そこから1ヶ月経ってもう一度、自分で勝負にいって決め切ってくれた。ここで優勝したからと言って、この成績が次の大会に繋がるようなものではない。東海地区の小さなトーナメントの決勝戦の一コマに過ぎない。それでもこのシュート、この優勝はチームにとっても向田自身にとっても必ずプラスになると思う。多くを語らない向田の直向きな姿勢をチームメイトたちは知っている。

6月は国体予選と東海学生選手権。多くの学生に出場機会を作ることが出来た。練習での成長も大切だが、試合でしか得られない経験がある。自分が勝敗の責任を背負ってプレーするからこその緊張感。残り5分切っても勝つか、負けるか分からない試合展開の中で自分が勝負に行くからこそ得られるものがある。実戦での成功体験。実戦での失敗体験。スポーツの醍醐味の一つだと思う。

大事なのその後、実戦で得た経験(成功も失敗も)を次にどう活かすか、出来なかったことをどうやって出来るようにするか。自分の特徴を知り、自分の強みをどうやって発揮するのか?どんな環境だと自分は強みを出しやすいのか?

6月の経験をしっかり振り返って、7月に繋げていこう。

https://tshf.jp/information/2024ctournament_results/



第78回国民スポーツ大会愛知県予選 

[ 2022~ 中部大学 ]

6/7そして6/9と国民スポーツ大会の愛知県予選に出場してきた。結果は準優勝。愛知県出身の学生を中心にメンバーを選考して臨むことになった今回の予選会は初戦がトヨタ自動車、そこで勝利すると日本リーグの名門・大同特殊鋼との決勝戦というトーナメントだった。

中部大として国民スポーツ大会の予選に参加する機会はなかなか無いのでこの3日間のことを残しておこうと思う。

6/7は金曜日ってこともあり、日中の通常通りの授業を終えて、名古屋市体育館に各自で集合。「授業を終えてからの公式戦ってなんか変な感じ。」これまた経験である。

Wup前に今回のメンバーみんなで車座になって、今の心や体の反応を一人ずつ言葉にしてもらった。

「ワクワクするけど、ソワソワするわ〜。」
「めちゃくちゃ緊張してる。ヤバイ。」
「いつも途中から少し出るだけだけど、今回は自分が多くの時間でてやることになるし、キャプテンだしプレッシャーすげ〜。」

春季リーグ戦に主力で出てた4年生が1名。少しずつ出番を掴みつつある2年生が3名。と言った感じで今回のメンバー構成は公式戦デビューあるいは、春季リーグでは出番が無かった学生が大半を占めていた。

誰だって一つの感情じゃなくて、楽しみって気持ちもありつつ、ホンマに大丈夫かな?って気持ちもある。そういう自分をちゃんと受け止めることって大切やと思う。ドタバタして、地に足つかずに、自分たちがやってきたこと出せないってのは避けたかったので、今の自分を受けれてからWupに入ってもらった。

トヨタ自動車戦は、前半3点リードで折り返した。ハーフタイムでも、みんないい表情。ちゃんと戦えている。自分たちが思い描いているハンドボールが表現できている。

後半突入。

リードを保ちながら試合を進めたり、追いつかれて、また引き離してって展開が続いた。そのまま勝ちきれるほど甘くはなくて、後半の終盤に逆転を許してしまう。残り10分前後で2点ビハインドだったかな。

それでも汗でモップが入って試合が少し止まる度に自分たちで集まって「次、これやろうぜ」「今は我慢やぞ」ってやることを確認しあっていた。何とか再び、同点に追いついた。そして右サイドに平田(今回キャプテン)がサイドシュートをねじ込み逆転に成功。因みに、これで平田は11点目。この時点で30-29。僅かに1点リード。

続く、トヨタ自動車の攻撃。トヨタ自動車は最後のタイムアウト。中部大は5:1DF。DFの中心は宿院(公式戦デビュー)。これを守りきる。残り数秒で中部大の攻撃。トヨタ自動車はオールコートマンツーマンDFで前に出てくる。

中部大はタイムアウト。攻撃の中心の井上(今回ただ一人の主力の4年生)に短く確認。

「7人か6人か?」
「今回は6人で行きます。」
「OK」
「であれば、両サイドとポストは真っ先に奥をとって、バックプレーヤーでボールを回す。」
「チャンスが有れば思い切って勝負を決めにいく。但し、リスクマネジメントはする。攻撃権を絶対に相手に渡さないこと。」
「OK???」

レフリーの笛で試合再開。確認通り、両サイドとポストは奥を取りに行く、相手のDF3枚が引っ張られて下に下がる。その後、少しパスを回して、左バックに入っていた長谷川(公式戦デビュー)にボールが渡る。目の前が2on1ができたいた。残り5秒。長谷川は時間を使うことを優先、その場でドリブルを選択。

「ピーーーーーーーッ!!!!」レフリーの笛(パッシブプレー)

トヨタ自動車のファイナルアタック。

しかし、残り時間が足らずにトヨタ自動車のファイナルアタックはゴールには届かない。

タイムアップ。何とか1点差で逃げ切った。歓喜。

「最後、飛び込んでもしシュートがGKの顔面に当たったら相手に攻撃権与えちゃうかなとか、変なプレーで相手に7mtなったらとか、あの一瞬でめっちゃ色々考えたんすよ〜。」試合後の長谷川。

中部大 30(18-15 12-14)29 トヨタ自動車

6/8は中日。東海大諏訪、RISEとの合同練習&練習試合。

東海大諏訪に弟さんがいて、練習後にペアでストレッチしている斎藤兄弟兄弟の再会ええなぁ。国スポ組は午前中のみ、少しだけ高校生と一緒に動いて、大同特殊鋼戦に向けてミーティングをして解散。

国民スポーツ大会愛知県予選の決勝。相手は大同特殊鋼phoenix。齋藤兄ちゃんも燃えている。(はい、斎藤兄弟の後ろにいるのは誰でしょう???)

6/9、場所は枇杷島スポーツセンター。決勝戦の相手は名門・大同特殊鋼Phoenix。このメンバーで日本リーグ勢と対戦できるのはこの日だけかもしれない。一生で一回。最初で最後。ベンチ入りしない学生たちも各自で枇杷島スポーツセンターに集結。チーム全員で試合メンバーを応援。

試合直後の1発目のDFで失点を防ぐ。ベンチも応援席も湧く。総立ち。自分たちよりも、大きくて、素早くて、経験がある選手に必死に喰らいつく。何度も弾き返される伊藤(公式戦デビューの3年生)。

前半を終えて、9-21の12点ビハインド。ハーフタイム。CBの井上、キャプテンの平田らを中心に前半にコートで感じたこと、「後半こうやってみようぜ」って情報共有。涙目の伊藤光星。「光星、なんやねん。まだ後半あるぞ〜。」みんなで爆笑。

ハーフタイムで話し合ったことを、表現しようとする学生たち。それでも点差は更に広がっていく。5回に1回。10回に1回。良いプレーが生まれる。1点につながる。現実的には勝敗の行方は見えているが、一切手を抜かずに全力を尽くしてくれる大同特殊鋼Phoenixの選手たち。そこに立ち向かう中部大の学生たち。何点話されても応援スタンドから声をかけ続けてくれる仲間。

終わってみれば後半7-19の12点差。欧州CLのファイナル4の準決勝と決勝の合間にあった愛知県での国民スポーツ大会の決勝戦は前後半トータルで24点差の敗戦だった。

中部大 16(9-21 7-19)40 大同特殊鋼Phoenix

平日、そして週末に試合会場で応援してくださった皆さん(学生たちの家族&大切な人)、大会運営をしてくださった愛知県ハンドボール協会の皆さん、全力で相手をしてくださったトヨタ自動車、大同特殊鋼Phoenixの皆さん本当にありがとうございました。

そして何より、急造チームでも挑戦してくれた学生たちの全力プレーを誇りに思う。

さあ、次は東海学生選手権である。



東海学生春季リーグ戦は4位

[ 2022~ 中部大学 ]

東海学生春季リーグ戦が終了した。結果は9戦6勝2敗1分で4位。3期連続の全勝優勝には程遠い結果で終わってしまった。

開幕6戦を終えて名城大、中京大、大同大、そして中部大の4チームが6戦全勝。

5/11の大同大戦から全勝対決が開始。その勝負の大同大戦で前後半ともに防戦一方の展開になり敗戦。試合直後のダメージはかなりのものだった。この時点で3期連続での全勝優勝は無くなった。

しかし翌日5/12には名城大戦が控えているので、落ち込んでいる暇はない。気を取り直して臨んだ名城大戦。前半は、前日同様散々な内容で6点差を追いかける展開でハーフタイムへ。後半開始から突如としてエンジンがかかり出して後半終盤に逆転に成功。そのまま逆転勝利と行きたかったが、最後に名城大に追いつかれて同点でタイムアップ。この引き分けで優勝の可能性も完全に消滅した。

この時点で8戦6勝1敗1分。2位~4位の可能性を残しての最終戦になる。西日本インカレのシード権を得るには3位以内が絶対条件。優勝の可能性は無くなったが、今できるベストを尽くすのみ。

5/19の中京大戦は前半立ち上がりから中部大ペースで試合は進む。前半を終えて6点リードで折り返し、後半は更に得点を重ねて一時8点リード。しかし、ここから中京大の猛ラッシュが始まる。あれよあれよと点差を詰められる。そして気がつけば逆転を許し、そのままタイムアップ。1点差での敗戦。春季リーグでの4位が決まった。中京戦直前には勝てば、準優勝の可能性があっただけに、敗戦後は言葉が見つからなかった。

9戦6勝2敗1分。総得失点差は全チームで1位でも、勝負のかかった大一番で痛恨のドローや、1点差での敗戦が続いた。勝負強さ。粘り強さ。しぶとさ。コートで全力を尽くすのは勿論のこと日常生活、普段の取り組み方がこの微差に繋がっている。

4位という現実は思い描いていた結果には遠く及ばない。この現実と向き合って、自分に目を向けて、また誠実に丁寧な歩みを進めていくしかない。自分のシュート1発、DF1発、リバウンド1本、一言、一挙動が勝敗に直結する。その緊張感の中でハンドボールできることはアスリートとしての醍醐味の一つ。そこで活躍するために日々の取り組みがある。

勝利して、優勝して、いいプレーしてこそ得られる自信や喜びはある。確かに勝つことでしか得られないものはある。しかし、勝利できなかったのであれば、優勝できなかったのであれば、敗戦から、悔しさから学び、糧にするしかない。

苦しい台所事情の中で、学生たちは懸命に頑張ってくれた。通用したこと、通用しなかったこと、各々どちらもある。心身ともに整理して、またオフ明けからいい再スタートを切ろう。

4/13 中部大 47(22-11・25-7)18 愛知大
4/14 中部大 45(23-14・22-8)22 名古屋大
4/20 中部大 41(21-8・20-15)23 愛知産業大 
4/27 中部大 33(16-11・17-10)21 朝日大
4/28 中部大 39(17-8・22-10)18 愛知教育大
5/5 中部大 39(15-15・24-14)29 岐阜聖徳学園大
5/11 中部大 22(10-17・12-15)32 大同大
5/12 中部大 32(13-19・19-13)32 名城大
5/19 中部大 33(18-12・15-22)34 中京大

中京大学の皆さん優勝おめでとうございます。東海学生連盟の皆さん、リーグ戦運営本当にありがとうございました。



エイプリルフールの翌日ですな

[ 2022~ 中部大学日々 ]

今日は2024年4月2日。昨日は新年度スタート。入学式や入社式。エイプリールフールの翌日ですな。

2006年の4月1日にブログ(左腕坊主)をスタートさせてなんと19年目に突入。左腕坊主、大学1年生やん。

さて中部大学ハンドボール部の話。実質的に1月に新チームがスタートして3ヶ月が経過した。

1月中は期末試験やレポートと睨めっこしながら、チームのベース作り。テストマッチは1/17のトヨタ車体との1試合のみ。NTS(ナショナルトレーニングシステム)の受入れなど行いつつ、地固めの期間を過ごした。

1月末以降は春日井ハンドボールスクール(小学生)のお手伝いをさせて頂く機会が何度かあった。将来的に指導者に興味を持っている学生、子どもが好きな学生が自分の意思で手伝いに来てくれた。こうした地域との繋がり、未来への種まきはこれからも少しずつ増やしていきたいと思う。

1月中は授業に出て、夕方からハンドボール部の活動になることが多かったが2月に入り授業もなくなり所謂春休みである。日中にハンドボール部の活動ができる。2月中旬まではチームのベース作りになる練習やNTA(ナショナルトレーニングアカデミー)の受入れを行った。

2月中旬からは、他大学とのテストマッチ、合宿、Cリーグ(部内リーグ戦)など実戦形式での強化が中心。

2/13~15 Cリーグ(1st round)
2/18~20 テストマッチ(環太平洋大、中京大、四日市工業)
2/22~25 Cリーグ(2nd round)
2/28~3/1 Cリーグ(3rd round)
3/5~7 テストマッチ(福岡大、大阪経済大、桃山学院大)
3/9-10 テストマッチ(春日丘、高岡向陵、和歌山選抜、大阪偕成、いなべ総合)
3/11~14 山梨遠征
3/18~21 テストマッチ(愛知教育大、国際武道大、関西福祉科学大、順天堂大、マリスト)
3/23~25 Cリーグ(4th round) 予定変更 中止
3/30~31 Cリーグ(final round)&(和歌山商業、那覇西の合宿受入れ)

因みに、この期間にチームで56本のフルマッチをこなした。一人当たりすると20数本になる。

1~3月はザックリと前半チームの地固め中心、後半テストマッチ中心。そんな感じでチームの強化を図ってきた。OFリーダーの井上が「再現性」。DFリーダーの水谷が「アタックDF」。とテーマに掲げてリーダーシップを発揮してくれている。

この間にチームのコミニュケーションやメンタル面のサポートに入ってもらっている森さんのセッションも定期的に実施。「何のために中部大学ハンドボール部に入ったのか?」「中部大学ハンドボール部で何を目指しているのか?」こんなことを1月下旬から2月下旬にかけて深掘りしてチーム全員が発表する機会を設けた。これは中島キャプテンが自分たちの代になってみんなの話を聴きたいと熱望していたものだった。

ウエイトトレーニングを中心にフィジカル強化の指導に入ってもらっている相川さんにも月2回のペースで足を運んでもらっている。チームのフィジカルリーダーの豊田と連携を図りながら「日本一、強靭な身体。日本一、健康な身体」を旗印に頑張っている最中である。2月上旬から各自は食事内容を記録するようになった。まだ記録を取りきれてなかったり、記録を取ることがゴールになっている学生もいるが、何事もそんな直ぐに定着しない。少しずつ。今後の変化にこっそりと注目している。個人的には「健康」ってのが面白いなと思っている。

チームの強化を図りながらも、NTSやNTAなど日本の未来を担うタレントたちを育成する取り組みのお手伝いをさせて頂けるなんて本当に貴重な経験を学生たちはさせてもらっている。春日井ハンドボールスクールの手伝いや、グルッポふじとうでのハンドボール体験会など、少しずつ地域との接点を持つ取組みが増えてきた。

そして今回のCリーグである。今回で第3回。過去2回同様に、ユニフォームを着て、レフリーやオフィシャルなどの運営面も全部自分たちで行う部内リーグ戦がCリーグである。今回は自分たちの試合を観て貰おうってことで、学内の友達や、学外の方にアナウンスして観客がいる状態で試合をすることにした。またYouTubeなどで動画配信にも挑戦した。平日の午前中に開催だと観客は一桁だったりする。週末に開催すると二桁の人が観にきてくれた。

まだ無料開催だし、一回あたりは50名にも満たない人数だけど、何事もやってみないとわからない。考えているだけでは何も始まらない。行動あるのみ。

実は3/23~25の4th raundは緑SC、天白SCで実施予定だった。日中に愛知県中学生の講習会を行って、その後にCリーグを行う計画だった。しかし、その時期にテストマッチが立て込んでいたこともあって、学生たちと相談の上で4th roundは無しにしてfinal roundだけ実施することに変更した。これは2月中旬にCリーグをスタートさせる時から学生たちとは話をしていたことだった。このころはテストマッチが立て込んでいるので、その時のコンディションをみて絶対に無理しないようにしようと決めていた。中部大学ではなく学外の施設で、講習会終わりの中学生に試合を観てもらえたら良いなってのがそもそも出発点。強化と地域連携の融合みたいなイメージ。ここはまたの機会しよう。

そして迎えたCリーグfinal。1~3roundは2~4年生で3チーム作って3回総当り。そこに3/5に合流してきた1年生も割り振ってのfinalである。最後の最後まで勝負の行方が分からない緊迫した試合やった。言うことなし。3/31が決勝戦だったので、翌日に入学式を控えた1年生の家族の姿。そして3/23に卒業式を終えた卒業生の家族の姿。入部希望の学生と親御さん。ええやん。ええやん。

Cリーグ期間中。愛知県の南部から足を運んでくれた高校生。卒部して行ったOBたち。学内の学科の友人。彼女。家族。日本リーグ関係者。ごくごく普通の一般の方。合宿に来てくれていた高校生。中には複数回観に来てくれた方もいた。なんか最高やったな。

地固めの期間。そして実戦経験の期間。どちらの期間からも得るものがあった。3/5には新1年生も合流して新しい風も吹いている。そして4/13からは春季リーグ戦が開幕する。いよいよや。



「Sport in Life」のまちづくりを目指して~春日井市制80周年記念事業~

[ 2022~ 中部大学日々講師 ]


2/17は朝宮公園に足を運んできた。春日井市制80周年記念事業の一貫として、「Sport in Life」のまちづくりを目指してと言うスポーツイベントに講師として参加させて頂いた。

春日井市のスポーツ少年団で活動している小学生が対象。80名を超える大人数が参加してくれた。野球、サッカーなどを中心に元気いっぱいの小学生を3グループに分けて、野球、サッカー、ハンドボールを40分ずつ体験してもらうって感じだった。当然、僕はハンドボールを担当。

僕以外の講師陣が豪華過ぎた。野球は鹿島忠さん。サッカーからは森山泰行さん石原孝向さん。中日ドラゴンズ、名古屋グランパス、INAC神戸…マジか。

ハンドボールからは、くっしー行ってきたよ。太陽拳全開で行ってきたよ。


今回はこんな感じ屋外でのハンドボール体験。人工芝。野球やっている子たちは投げるのが上手。サッカーやっている子たちは空間認知に優れていた。

最初にデモンストレーションで大人たちがハンドボールの試合を2分くらいやって最終イメージを掴んでもらう。覚えてもらうルールは二つだけ。

ルール1:シュートは6m外からは打てる。
ルール2:3歩ドリブル3歩は自由に動くことができる。

たったこれだけ。

ボール遊びをしながらW-up。
段階的に2つのルールに触れながらパス、そしてシュート。
そしてその後はゲーム。そうすぐにゲーム。両チームに大人が混ざってやけどね。

みんなハンドボール初めて30分後にはゲームしてたけど、シュート決めちゃうのよね。子供ってすげーわ。

今回はやる前は結構アウェー感あったんやけど、ハンドボール未経験の子たちにハンドボールをやってもらう機会を作ることができてほんまに良かった。

そして今回のSpecial Thanks‼︎‼︎

以前、長男がサッカーシューズを購入したスポーツデポさん協賛のスポーツイベントやった。なんか、こういうの嬉しいよね。

そしてそして、春日井ハンドボールスクールのスタッフやOBの皆さんがサポートに駆けつけてくれた。僕の進行に合わせて、子供たちの輪の中に入って一緒にハンドボールしてくれた。

本当に本当にありがとうございました。



中部大学ハンドボール部、グルッポふじとうへ

[ 2022~ 中部大学 ]


2/13はグルッポふじとうへ。 グルッポふじとう ~高蔵寺まなびと交流センター~

中部大学の尾方先生にお声掛け頂きハンドボール部の学生3名と一緒に足を運んできた。小学生へのハンドボール体験会。

今回は2年生の福島、川勝、笠原が駆け付けてくれた。偶然にも3名ともハンドボールは高校からの競技スタート。それぞれ、野球、陸上、バスケットボールから競技転向してきている。


小学生と一緒の輪に入って、学生3名も一緒にボール遊びをしてくれた。学生にとっても、子ども達と触れ合う機会はとても貴重。

競技スポーツをしていいる以上、目指すは日本一。これからも徹底的に勝利を追求していく。個人としてもチームとしても小さな成長を積み重ねていく。この方針が変わることはない。強化を進めながら、こうやって少しずつ地域と繋がる機会を増やしていきたい。未来への種まきをしていきたい。

体験会を終えて、学生たちはCリーグ(部内リーグ戦)のチラシを子供たち、お母さんたちに手渡しして説明していた。お母さんからは「春日井で小学生がハンドボールできるチームってあるんですか?」って質問もあった。

一歩ずつ。着実に。

中部大学ハンドボール部として僕らに何が出来るだろうか?
僕らが中部大学や春日井に何か出来ることはないだろうか?

こう言う視点はちゃんと持っておきたい。



「世界一成長しあえるチーム」を目指して

[ 2022~ 中部大学 ]


懐かしい写真が出てきた。現在、中部大学ハンドボール部の3年生たちである。実は前職時代の鈴鹿まで来てくれていたのだ。当時は大学1年生かな。みんな細い。

余談はさておき、早いものであっと言う前にに1月が終わってしまった。

気がつけば2月に入っている。今日は2/3。節分である。今週末もスカウトで県外に出るので、鬼役は既に済ませてある。長男と次男に丸めた新聞紙をアホみたいに投げつけられた。これで良いのだ。「これで良いのだちゃうねん」と妻に怒られると思うが、これで良いのだ。これで良いのか?

昨年のインカレと日本選手権で担当講義が合計10コマも休講になってしまったので、12月末から1月一杯は通常講義に加えて、連日の補講で色々とパンパンだったけど、何とか無事に秋学期の担当講義を全て終えることができた。一安心。多くの人に助けてもらって、調整してもらって、終えることができた本当に良かった。

さて中部大学ハンドボール部の話。実質的に新チームがスタートして1ヶ月が経過した。

昨年末の日本選手権後は一旦ハンドボールの練習は完全にストップ。年末年始のオフ挟み1/5に帰省先から戻り、1/6から活動再開。1/6~8はNTSの受け入れもあった。成人式組、能登半島地震の影響があった地域の学生たちも安全に戻ってきてくれて1/9に漸く全員揃った。

1/17にはJHLのトヨタ車体とのトレーニングゲームが控えていたので、身体作りをしながら、少しずつハンドボールも再開させた。現在部員が40名いるので、トレーニングゲームに出場できるメンバーは全員ではない。みんな新年早々に目の色変えてハンドボールやってくれていた。

学生たちもこの時期は期末試験やレポートとも格闘することになる。ギリギリになって課題に手をつける者、先を見越して事前に準備を進める者、それでも何とか1月を乗り切ってくれた。

1月後半には春日井ハンドボールスクール(小学生)のお手伝いをさせて頂く機会もあった。将来的に指導者に興味を持っている学生、子どもが好きな学生が自分の意思で手伝いに来てくれた。こうした地域との繋がり、未来への種まきはこれからも少しずつ増やしていきたいと思う。

これまでは日中に授業に出て、夕方からハンドボール部の活動になることが多かった。授業もなくなり、ここから約2ヶ月は日中にハンドボール部の活動ができる。2月中旬からは、他大学との練習試合、合宿、Cリーグ(部内リーグ戦)など実戦形式での強化が中心になってくる。3月初旬には新一年生も合流する予定だ。今の1~3年生で過ごすのもあと1ヶ月。

2月も「世界一成長しあえるチーム」を目指して全員で頑張ろう。



日本選手権 in 仙台はベスト16

[ 2022~ 中部大学 ]

12/13~14と東海地区代表として日本選手権に出場してきた。場所は仙台。

結果は2回戦でジークスター東京に敗れてベスト16。スター軍団のジークスター東京は強かった。

12/13 中部大 32(14-14 18-15)29 日本体育大

初戦の相手は屈指の名門チーム、日本体育大である。そして先日のインカレの初戦での激闘が記憶に新しい。インカレから1ヶ月を経ての再戦。前半を14-14の同点で折り返しハーフタイムへ。ロッカールームでは「もっとバックチェックやりきろうぜ」「攻撃の今の展開を継続していこう」など、学生たちが前半のコート上で感じたことを言葉にして共有していた。その後で、後半のメンバーを伝えて、戦い方を整理して後半へ。

普段の学生たちの試合のハーフタイムは10分。今回の日本選手権ではハーフタイムが15分。いつもの1.5倍の時間。5分って結構ある。大会前から学生たちにはその事を伝えておいた。後半開始3分前に、フィジカルリーダーの中村が中心になってRe:ウォームアップ開始。

後半も一進一退。シュート力のある日本体育大のバックプレーヤー陣のロングシュートが何度も中部大ゴールを揺らす。同じ展開での失点をしないように、GK境とDFの中心、ピサノ、水谷が修正を図る。後半終盤にジワジワとリードを広げる中部大。終わってみれば3点差での勝利。学生たちは60分間落ち着いてプレーしてくれた。

12/14 中部大 24(11-17 13-17)34 ジークスター東京

2回戦はジークスター東京。ご存知、ジークスター東京。日本ハンドボールリーグ(以下、JHL)の超強豪。学生たちはもう一度、日本体育大に勝ってジークスター東京に挑戦する為にインカレ後から準備してきた。

12/14のこの時点で、試合ができるのは日本に16チームしかない。インカレでベスト4に入った中央大、筑波大、大阪体育大、そして中部大。加えてJHLから12チーム。この16チームのみ。「自分たちのどの部分なら勝負できるのか?」「どんな展開に持ち込みたいのか?」「どの土俵で勝負するのか?」を試合当日のミーティングで確認した。新しい歴史を作ろう。

前半15分あたりまでは、点差だけみれば何とか接戦の状態で試合を運ぶ。前半の中盤以降にジリジリと点差を広げられて11-17の6点差でハーフタイムへ。何とかゲームを壊さずにギリギリのところで持ちこたえてくれた。前半、闘えた部分とここは現時点では割り切らないとしょうがない部分を共有。

後半も学生たちは必死にジークスター東京に食らいつく。何度、弾き返されてもチャレンジしていく。それでも徐々に点差は広がっていく。時折、連続得点をあげて流れを掴みかけるが、終わってみれば10点差での敗戦。

ジークスター東京は最後まで手を抜く事なく、全力でプレーしてくれた。ジークスター東京の皆さん本当に有り難うございました。

今回の日本選手権は準備がなかなか難しかった。日本選手権の準備に入る前の週末まで東海学生トーナメントがあった。日本選手権の組み合わせが発表されてからも先ずは、東海学生トーナメントにチーム全体としては集中していた。チームとして日本選手権に絞って準備ができたのは1週間程度だった。

インカレを終えて、4年生が日本選手権まで競技を続けるかは任意。実際に2名の4年生はインカレ後に「俺はもうやりきった」と満足した顔でみんなに挨拶してくれた。

その中にはライトバック(以下、RB)で左腕エースに大貫の姿もあった。キャプテンの谷前は右利きのRB。左腕の大貫は左利きのRB。利き腕もタイプも事なるRBがチームの強みでもあった。いつも飄々とシュートを打ち込み、アシストをする大貫の存在は決して小さくはない。

DFの要。そして攻撃の起点でもある小林(3年生、DFは3枚目&OFはピヴォット)もずっと足の痛み抱えながらプレーしていたので、完治を優先するために本人、メディカルスタッフとも相談の上で日本選手権のエントリーは見送ることになった。

加えて、大会直前に清水(4年生、DFは2枚目&OFは左ウイング)が怪我(大事ではないが)をしてしまい日本選手権のエントリーから外れることになった。

あまり準備期間がない中で、インカレ時に主要メンバーだった大貫、小林、清水の3名が不在(新しい風が吹くチャンス)。この2つの条件下での日本選手権だった。

そんな中でも、RBは佐藤と向田。3枚目のDFは中村。LWは平田と寺師が新たに頑張ってくれた。普段と違うメンバーが少しずつ入りながらも、インカレ時に中心だった学生たち(谷前、ピサノ、境、中島、井上、吉原、水谷、平野ら)が今回も軸になってチームに安定感をもたらしてくれた。

2023年の全公式大会が終了。4年生は個性豊かな下級生たちを尊重しながら大らかにチームを纏めてくれた。小さな成長を積み重ねながら自分たちの手でチームを前進させてくれた4年生。本当に有り難う。

いよいよ新チーム。

動画時代さんのYoutubeチャンネル。日本選手権のフルマッチ。

日本選手権ハイライト。



東海学生トーナメント 優勝

[ 2022~ 中部大学 ]

11/25,26と12/2,3と2週間に渡って東海学生トーナメントが開催された。結果は中部大Aが優勝で幕を閉じた。

今大会、中部大からは中部大A &中部大Bとして2チームがエントリー。因みにAチームとBチームに優劣はない。

今回はインカレで主力だった学生はエントリーせず、インカレで出場機会の少なかった学生、登録できなかった学生を中心にエントリー。エントリーする学生を各ポジションごとに均等に割り振ってのチーム分けである。出場機会に飢えている学生たちの鼻息は当然ながら荒い。


中部大の試合は11/26から開始。とその前に、この週末はNTS(ナショナルトレーニングシステム)に受け入れもあった。主力5名がサポートスタッフとして参加。それにしてもスタッフ陣の豪華なこと。元日本リーガー、欧州経験者が多数やった。

11/26(土)
午前に@大同大学で中部大A、午後から@中京大学で中部大Bの試合。両チームとも無事勝利。
《初戦》
中部大A 34(17-8/20-6)14 東海学園大A @大同大学
中部大B 33(17-10/16-5)15 愛知教育大 @中京大学

12/2(土)
@中部大学で準々決勝、準決勝。
《準々決勝》
中部大A 23(8-11/12-9 7mt3-2)22 大同大B
※中部大Aは最大5点ビハインドを落ち着き、7mtコンテストの末に劇的勝利。

中部大B 22(8-10/14-10)20 名城大A
※中部大Bは接戦を落とし、ここで敗戦。

《準決勝》
中部大A 24(13-11/11-9)20 名城大C
※接戦を抜け出し、決勝進出。

12/3(日)
@大同大学で決勝戦。
《決勝戦》
中部大A 38(19-18/19-16)34 名城大B
※両チーム前日のダブルヘッダーの疲れがある中で、得点の奪い合い。後半中盤以降に抜け出して優勝。


先日のインカレで主力だったメンバーは今回はサポート役。応援、ビデオ撮影など担当。声をガラガラにしてメガホン持って応援してくれた。こういう所はこのチームの良いところだなと本当に感じる。


勝利の後の写真&動画もマネージャーさんたちが撮影してくれたのだ。少しずつ緩やかにバトンタッチ。

今回の東海学生トーナメントインカレを終えて10日間ほどのオフを挟み、再スタート直後の大会だった。

普段、出場機会の少ない学生たちにとっては貴重な実戦経験の機会である。自分の特徴を知り、自分の強みを出す。チームがやっている事を理解した上で、自分の色を出す。緊張したりもする。準備段階で上手くいかなかったりする。普段は控えめな学生がリーダーシップを取ろうとする。ええやないの。全て成長の糧や。

もう終わりが見えている、本当にあと数日の4年生。インカレには出場機会の無かった4年生。その4年生とは、1年前にこんなポジションでこんな活躍ができたら良いよねって頑張ってきた。一緒に方向設定と目標設定をした。コツコツと1年間、努力してきたが結果的に目標としていたインカレには届かなかった。今大会、その役回りの中で必死のプレーを魅せてくれた。タイムアウト明けのDFでルーズボールに飛びついた。しかし、これがまた相手ボールになるんだわ。それでもチーム全体に熱は伝わる。その後の相手の攻撃を全員で凌ぎきり、渾身のガッツポーズ。その4年生が雄叫びをあげてベンチに戻ってきた。最高じゃねーか。

世界に羽ばたくために、日本リーグで通用するために、社会に出るために、大学トップレベルで闘うために、直後の日本選手権に繋がるように、この東海学生トーナメントで活躍するために、何より自分との約束をやり切るために。全て繋がっているのだ。ハンドボールも日常生活も。

世界選手権でも、日本リーグでもない東海地区の学生トーナメントやけど、優勝は嬉しいもんや。チーム全員で掴み取った東海学生トーナメント優勝である。

さあ年内最後の大勝負、日本選手権に向けてフルパワー。