新年が明けてから気づけば2月も半ば。年末年始の2週間ちょっとのOFFを挟んで1月上旬から活動再開。少し時間的に余裕があるので1月から2月中旬までの活動を振り返ってみよう。
1月は期末テスト期間と重なるので夕方の通常練習はなし。(夕方以降は勉強してください!!!)その代わりに朝練習(ハンドボール)&個人フィジカルメニューという形で強化を進めた。朝練習は授業開始前の7:45~9:00の75分間。個人のフィジカルメニューはウエイトトレーニング、ジャンプや切り返し動作、ランなどのメニュー。フィジカルメニューに関しては試験、授業、アルバイトなど自分のスケジュールに合わせて個人で実施。こんな感じで進めて行った。
この期間のハンドボールのテーマは「速攻」。試合の勝敗を左右する武器になる部分なので、細かい精度までこだわってトレーニング。 特に数的優位での状況判断やラストパス、シュートに重きを置いて短時間高強度の練習を重ねた。
そして1月末からの2月上旬を跨いでの2週間は戦術練習にシフト。 ここは「新チームのベースを作る期間」。個々の特長を活かしつつ、チームとしてどう戦うかを詰めていく。オフェンス&ディフェンスともにチームとしての形を明確にする作業。戦術練習をベースにして、実戦を想定したトレーニングを繰り返した。
1月末から3月上旬にかけて、ドイツ、韓国への短期留学やリーグH所属チームへの練習参加など、中部大学を離れて活動する学生が9名いる。実はこうした背景もあってテスト期間が終わってから全員が揃う2週間で新チームでの基盤作りを行なった。
キャプテンやDFの軸がチーム離れ、活動場所が分散するリスクはある。しかし通常授業がないこの期間だからこそできる場所、今しかできないことがある。 環境が変われば気づくこともあるし、異なる文化やプレースタイルの中で得られる経験は、必ず成長につながると信じている。
日本を飛び出して、海外に挑戦するもよし、中部大学を飛び出してリーグHに挑戦するもよし、自分たちの拠点の中部大学でじっくりチーム&自分と向き合うもよし、自分の選んだ場所で頑張って地球のどこにいても世界一成長できたって時間と場所にして欲しい。ハンドボールは地球のどこでもできるし、自分次第で地球のどこでも成長できる。
最後にCGamesに関して少しだけ、触れておきたい。この時期の恒例といえば「Cリーグ」。昨年までは、チーム内の全選手がユニフォームを着て、フルゲーム&1~2ヶ月のリーグ戦を経験できるように、中部大学ハンドボール部を3~4チームに分割して部内リーグ戦=Cリーグを実施していた。
メンバー交代、作戦タイム、ミーティング、レフリー、オフィシャルもすべて自分たちで運営 。リーグ戦、フルゲームを通じて試合運びや判断力を鍛える 。競争意識を高め、チームの底上げを図る。勝ち負けはもちろん大事だが、それ以上に「チームをどう動かすか」「自分の強みをどう活かすか」を実戦の中で試す貴重な機会だった。
しかし今年は、海外挑戦やリーグH参加などで9名の学生が不定期にチームを離れる。この状況では固定チームでリーグ戦を回すことが難しい。しかし実戦経験の機会は確保したい。
そこで今年は 「CGames」 という形で、その時点で中部大学にいるメンバーで試合ごとにメンバーをシャッフル。週に1~3回の頻度でフルゲームを回すことにした。 常に新しい組み合わせで試合ができる 。ポジションや役割が変わり適応力が試される 。個人の判断力、即興のコミュニケーション能力が鍛えられる。
先日のCGamesの一コマ。祝日に開催ってこともあったので、実験的に一般公開にしてみた。学生の家族、友人、大切な人が足を運んでくださった。中には県外から足を運んで下さった方もいた。暖房のない極寒のサブアリーナだけど温かい空気感の中で試合を観てもらえて最高や。
観られることで人は成長する。自分、チームと言う商品にどうやって魅力を感じてもらうのか。相手の立場になる。俯瞰。
あと一ヶ月もしないうちに、新一年生が合流し、受け入れでバタバタしていると、あっという間に新学期&春季リーグが開幕する。今のこの時間を大切しよう。