ブログ&ニュース ( ハンドボールスクール )

愛知県中学生ハンドボール研修会

[ ハンドボールスクール講師 ]

3/23・24と愛知県内の中学生男子対象のハンドボール研修会の講師として緑SCと天白SCへ足を運んできた。

全国でも有数のハンドボール所の愛知県。事前情報では中学生でも技術的なレベルは非常に高いとの事だったので非常に楽しみにしていた。

実際に「中学生でもこんなことできるんや」とか、「このメニューの一発目でそこに気がつくんや」とか嬉しい驚きの連続やった。

3/23 @緑SC
AM
アイスブレイク → Wup
name Pass
GK → Shoot
2on2×2 (withPV / parallel)
サイドラインゲーム

PM
Wup → Pass Game
GK → Shoot
4on4(+2 Free man / 6on4 2色)
4on4(ハイポジション)
サイドラインゲーム

3/24 @天白SC
AM
アイスブレイク → Wup
3on3 / 4on4 no ball → 1Free man
Pass Game
GK → Shoot
2on2×2 (parallel / 横連動 / +1PV)
サイドラインゲーム

PM
fan Game
クイックラン(4人組で方向変換走)
Name Pass
GK → Shoot
3on3×2(normal / 両手パス / 1Free man)
4on4(ハイポジション / +1on1)
サイドラインゲーム

研修会に参加して下さっていた指導者の方からもメニューが変わる度あるいは昼食の時に、鋭い質問がズバズバと飛んでくる。

「三重バイオレットアイリスや代表スタッフの時は女性で、今は男性(大学生)ですけど、指導する上で違いはありますか?」
「この世代だと、どうしても攻撃の偏っての練習メニューになりがちなんですけど、どんな工夫してますか?」
「さっきのメニューと、今のこのメニューはこう言う繋がりがありますか?」
「次の発展としては、こう言うのもアリですか?」
「この制約の意図はこういうことですか?」

櫛田心の声 (んんんん???制約って言葉が出たってことは、この指導者の方は制約主導アプローチとかエコロジカルアプローチに精通しているんかな?)

余談だけど不勉強で僕は制約主導アプローチとか、エコロジカルアプローチとか、って言葉は1年前まで知らなかった。今自分がやっているようなメニューをもう10年以上やってきた。去年だったか、どこかの講習会に見学にきた指導者の方から「櫛田さんの指導はエコロジカルアプローチっぽいですね。」って言われて、「なんじゃそれ?」ってなってそのタイトルの本を読んだ。

普段考えている練習メニューの全てがそうってわけではない。噛み砕いて、順序立ててストーリー性のある展開にする時もある。新しいことを導入する時は尚更。それでもなるほど今まで自分がやってきたのはこう言う事やったかと腑に落ちる部分がかなりあった。

みたいな感じで、僕にとっても自分の頭の中を整理するいい機会になった。

それにしてもハンドボール王国・愛知恐るべしである。



和歌山県ハンドボールクリニック

[ パートナーハンドボールスクール日々 ]

和歌山県の中学生男女、高校生男女へのハンドボールクリニックに行ってきた。今回の開催の僕の知る限りでの経緯を残しておこうと思う。

中学生の男の子とその親御さんが、トランジスタの高崎くんにクリニックの相談して、そこから和歌山県ハンドボール協会がアクションを起こしてくれて和歌山県ハンドボール協会主催、ファーストフロンティア(トランジスタ)の協賛という形で開催されることになった。半年がかりで準備してくれていた。

希望の指導内容を取りまとめて整理して、何度も擦り合わせの連絡を下さった。子供たちからの希望内容もあれば、現地の指導者の皆さんからの希望の内容もある。それを把握した上でベースになるプログラムを4つ準備していった。


【中学生女子プログラム】
アイスブレイク → Wup(動作技術の準備)
1on1(4人組)→ 3on3(no Ball / +1)
Pass &GKTr → Shoot
2on2×2(normal / 横連動 / +1PV)
4on4+1on1(DFカバーリング)
サイドラインゲーム


【中学生男子プログラム】
アイスブレイク → Wup
Pass Game → 2on3(6人組) / 2on2(6人組) 動き作り
GK → Shoot
3on3×2(normal / 両手3on2 / 1Free man)
2on2(with PV)×2
サイドラインゲーム


【高校生女子プログラム】
アイスブレイク → Wup
Pass(2Ball) → Name Pass(5~6人組 1/4コートサイズ)
GK → Shoot
3on2×2(2BP &1PV)
3on2×2(PV23 / PV12)
4on4(+2Free)
4on6(2色)
サイドラインゲーム


【高校生男子プログラム】
アイスブレイク → Wup
クイックラン(4人組で方向変換走)→Pass Game
GK → Shoot
4on4(ハイポジション / 1ドリブル / 2色)
4on4×2(縦連動)
サイドラインゲーム


トランジスタの高崎さんも現地入りし体育館の入り口にトランジスタブースを設置して盛り上げて下さった。


今回の和歌山県でのクリニックを取りまとめて下さったのが同級生のMr.ケニー古家さん。現地の声の取りまとめから、事前準備、当日の進行、開催後の諸連絡などケニー古家さんが回してくれた。

1999年の函館インカレのベスト8で筑波に敗戦した時の大エースがケニー古家さん。その後、湧永製薬でも日本代表でもハンドボールのお手本見たいなプレーを披露し続けてくれたケニー古家さん。和歌山国体を機にHC和歌山に加入して、今もプレーしているケニー古家さん。数年前の日本選手権ではインカレ王者の中央大学を翻弄したケニー古家さん。現役選手の時に何度も対戦して、いつもすこ抜きを食らわしてくれたケニー古家さん。

今回の和歌山県でのクリニック開催にあたって関わって下さった全ての皆さんありがとうございました。そしてケニー古家さんSpecial Thanks。



小田中コーチと八王子ユナイトHC、仕事納め

[ パートナーハンドボールスクール講師 ]

12/28は八王子ユナイトHCのみんなと一緒にハンドボールしてきた。

八王子ユナイトHCの愛知遠征の最終日に中部大学まで来てくれた。小田中コーチから1ヶ月ほど前に連絡を貰って日程調整に入った。事前に試合映像を送って貰った。今のテーマや12/26.27の様子、心身の疲労度など聴かせて貰って当日を迎えた。

小学6年生~中学2年生までの男女合計17名。みんな元気いっぱい。小田中コーチからのオーダーはOFの出発点になる1on1と2on2。フィジカル。そしてハードワーク。

【メニュー】
・アイスブレイク(小田中コーチから今回の経緯や僕との出会いを紹介)
・ムーブメント・プリパレーション
・フリーWup (心拍数150目安)
・Fanゲーム(コーディネーション、身体接触、駆け引き)
・GK Tr
・2on2 with PV (inside / outside / Free)
・4on4 with PV (3種類の2on2)
・3on3+1
・4on6(3+3)
・トークセッション

2on2と4on4あたりまでは、ストーリーを持たせつつ子供たちの反応を見つながら、少しずつ難易度を上げていった。

最後の3on3+1と4on6(3+3)は条件、ルールだけ伝えて、攻守ともに自分たちで解決策を導き出していった。驚きの理解力、対応力、発想力。

こんな感じで、こちらの想像を超える表現をしてくれて、小田中コーチと共にびっくり仰天。

もちろんシュートスピードがあるとか、フェイントが切れるとか、そういう能力は大切だ。それと同じくらい目の前にある条件下で最適解を出そうとしたり、少人数で協力したりって部分も大切やと思う。ゲーム。プレー。駆け引きってこう言うことって感じやった。これは攻守ともにね。そう言う部分が素晴らしかった。

閃きとか、無意識下で何となく出来た。みたいなのって大事にしたい。もちろんチャレンジしたらミスはつきもの。全然OK。


ハピネス・スポーツクラブKOTA牟田さんも遠方から見学に来て下さった。牟田さんも小田中さんも2023年の嬉しい出会い、嬉しい再会。子供たちやスポーツ、ハンドボール事を本気で考えて、尚且つスポーツで生計を立てていく事を実践している二人。

最高にハッピーな2023年の仕事納めやった。



千葉ポートアリーナとか、Kリーグとか、渋谷教育学園幕張とか

[ パートナーハンドボールスクール ]

先日、千葉県へ足を運んできた。千葉ポートアリーナ&渋谷教育学園幕張高校。

千葉ポートアリーナではコート3面に14チーム200名程が大集結。午前は傷害予防を兼ねた動き作り、色んなルール、制約で縦の2on2、横の2on2。午後は状況設定をされたゲーム中心。今回はこんな感じで指導者研修を兼ねたクリニックと合同練習試合を実施。

僕は全体のプログラム作成&進行役。次のメニューのデモンストレーション&ポイントなどを説明。そのあとは3コートに分かれて、担当の指導者の方がコーチング開始。僕は各ブロックを巡回しながらフォロー、タイミングを見て次のルールや条件、選択肢などを提案。それを受けて指導者の皆さんが、担当している選手たちの反応を見ながらアレンジして進めていく。だいたいこんな流れ。

状況設定ゲーム。試合開始直後にリードした時、リードを許した時、前半終了間際、相手の退場時、こちらの退場時、試合終了間際のタイムアウト明けなどなど、実際の試合に近いシチュエーションを設定しての試合。白熱。


今回も纏め役は渋谷教育学園幕張の澤崎先生(写真右)。同じ歳。もう10年くらいの付き合い。千葉県の裾野を広げる事、レフリーの事を真剣に考えてアクションを起こしている人。写真左の大村先生は澤崎先生の教え子。10年前に初めて澤崎先生に会った時の最上級生。嬉しい再会。

今回、千葉県でハンドボールをするは5年ぶりかな。前回来た時に、「トーナメントも悪くないけど、リーグ戦が選手も指導者もレフリーも育てますよね。成長できますよね。」って話をしていた。僕も混ぜて貰って澤崎先生と前回参加してくださった指導者の皆さんと喧々諤々とその話をしていた。

その後、すぐに澤崎先生は実行に移して、千葉県内の有志チームでKリーグを作った。ユニフォームを着て、ホーム&アウェーで、半年くらいかけてリーグ戦を回している。リーグの理念を明確にして、登録選手が全員出場できるように試合も前後半ではなく、1/3×3セットという独自ルールを策定するなど毎回試行錯誤しながらリーグ運営をしている。

今回の14チームの中にはKリーグに参加しているチームもあるとのことだった。因みに何のKか、今回教えて貰って驚いた。

渋谷教育学園幕張では中学、高校の男女をコーチング。講習会というよりも、午前、午後とがっつりハンドボールの練習(コーチング)。


最初に幾つか映像を観て、これからやる事の全体像を掴んで貰って、1日のテーマや流れを説明。殆ど説明せずに、メニューをこなしながらテーマや狙いを感じ取ってもらう時もあるけど、今回も説明してから練習開始。こういうのはケースバイケース。

写真は無いけど、映像ミーティングをした理科室(実験室)は本当に懐かしかった。以前、南木さんも覗きにきてくれたことがあった。南木さんは僕のこういう活動を良くに気にかけてくれていた。理科室でその時の事を思い出した。

澤崎先生からの午前のオーダーはDF。みんなでフランス代表のDF観て。数的同数(1on1やポストとの2on2)の状況、数的不利の状況を色んな条件下、環境でプレーして、最後に6on6で真剣勝負。

午後からは色んな条件下で横の2on2&縦の2on2をやって、最後に2on2~6on6までのスモールサイドゲーム。みんな午前、午後と元気一杯頑張ってくれた。

お昼休憩の時も、全体練習が終わってからも、コートでニコニコしながらハンドボールしている、ハンドボールが大好きな渋幕のみんな。今回も最高やったぁ。

そしてまたまた嬉しい再会。澤崎先生の教え子たちが後輩たちの為に集まってきてくれた。10年前は中学生や高校生。今は大学生だったり、社会人だったり、教員だったり。僕にとっても嬉しい再会やったなぁ。



ハピネス・スポーツクラブKOTAへ

[ パートナーハンドボールスクール日々講師 ]


先日、ハピネス・スポーツクラブKOTAさんの「ハンドボール夏フェスタ」に参加させて貰ってきた。

「ハンドボール夏フェスタ」
第1部、クラブ内交流戦&親子ハンドボール。
第2部、櫛田亮介クリニック。

第1部はクラブ内交流戦&親子ハンドボール。ハンドボールのコートに横のキッズスペースも設けてあってバスケットボールや輪投げなんかも楽しめるように工夫されていた。僕はパートは第2部やったけど、少し早めに会場に到着して、第1部の雰囲気を感じさせて貰ったけど、親子で参加できたり、ゲームの待ち時間も楽しめるように工夫されていた。

さて第2部は僕のパートは大体こんな流れ。ちなみに参加者は年長さんから小学6年生まで25名前後(当日、飛び入り参加もいたのかな)。

1.傷害予防を兼ねた動き作り&ボールを使ったスモールゲーム
2.トークセッション

1.傷害予防を兼ねた動き動き作り&ボールを使ったスモールゲーム

少し専門的な表現をするとmovement preparationになるのかな。但し、難しい表現はなしで、ネコみたいに動いてみようとかそんな感じ。

準備運動の後は、前後左右に移動してストップ。これも段階的に決まった動作&決まった場所でストップ→いつ止まるか分からない状況でストップ(少しだけ判断)→更にドリブルをしながら、いつ止まるか分からない状況下でストップ。

最後は4,5人で1組になってのボールを使ったスモールゲーム。みんなで身体を動かすのはここまで。

クローズドスキルから徐々にオープンスキル&マルチタスクへ。


2.トークセッション

僕の幼少期から現役選手を終える頃までエピソードを親子で聞いて貰った。

「小学生→中学生→高校生→大学生→日本リーグ→ドイツ→日本リーグ」って言う流れで話を展開。

ゆるゆるな高校時代、本気でハンドボールをやりだした大学時代(最初はユニフォーム係)、挫折の連続だったホンダ時代(ストックランやばかった)、大怪我したドイツ時代(左ひざを脱臼した時はマジで終わったと思った)、2年間のリハビリの末に復帰できた北陸電力時代(あと3週間遅かったら引退してたな)って感じで話をさせて貰った。

こうやって見るとほぼほぼ失敗談やな。

今回のイベントを企画&運営&進行していたのはハピネス・スポーツクラブKOTA代表の牟田歩さん。

牟田さんとお会いするのはまだ2回目。日本では数少ないハンドボールで飯を食っている人の一人。

子供たちの為に少しでも良いものしたいってことで、事前に何度もZoomでのミーティングを行った。

牟田さんの理念に共感してクラブに参加している親御さんや子供たち。親子が自然な形で一緒に参加できるような仕組み作りや雰囲気作りが最高やったなぁ。



平日は中部大学春日丘高校、週末は啓新高校と ~Pull &Push~

[ 2022~ 中部大学ハンドボールスクール日々 ]


先週は高校生チームと一緒に練習する機会が2度あった。6/8は併設校の中部大学春日丘高校が平日にも関わらず、足を運んでくれた。

この日は中部大学1~4年生&春日丘高校1~3年生で総勢約90名。

中部大学4チーム、春日丘2チーム、合計6チーム作ってハーフコートでの6on6。オールコートでの6on6。最後にミニゲーム。どちらのチームの学生たちもみんな頑張っていた。


中部大学には春日丘高校出身の学生が多い。

こうやって母校と一緒に練習ができるとやっぱり嬉しいよね。お互いに励みになる。

平日でも、こういう機会を定期的に作っていけるとええなぁ。春日丘高校のみんな東海大会頑張ってね。

兄弟チーム同士、切磋琢磨&協力して学内、そして春日井市のスポーツシーンを盛り上げていこう。


週末6/12には福井から啓新高校がきてくれた。

この日は中部大学1年生と合同練習。午前90分、午後120分の2セッション。

ピヴォットを絡めた2on2、Noピヴォットでの3on3など数的同数の攻守。ピヴォットを絡めた3on2、Noピヴォットでの3on2など数的優位/不利の攻守。

高校生と大学生をミックスして4グループに分けて数的同数、数的優位/不利のスモールゲームをメインに進めていった。幾つかのスモールゲームの後に大学生vs高校生での20分ゲーム。

最後は同じポジションで集まって10分間の意見交換タイム。大学生にとっても学びの一日。


ゴールキーパーグループで意見交換中。

狙い(テーマ)は同じでも、少しずつ設定を変えて常に新しい刺激を入れる。同じことの繰り返しにならないようにしつつ、色んな状況に対応できるように引き出しを増やしていく。そうする事で、少しずつ再現性が出てくる。

学生たちが、自らの判断で挑戦して、失敗して、次に繋げようとしている時は、黙って見守る。気づけていなさそう時は、問いかける。少しできるようになってきたら、また次の状況をぶつける。

Pull & Push。

話は変わって、午前中のセッションが終わってからコーチングに興味がある学生に個人的に提案してみた。

「15分くらいウォーミングアップやってみる?散らかったらフォローするから。どう?」
「え〜、いいんすか?どうしよっかなぁ。でも、やってみていたいです!!!」
「OK。ええよ〜。」

こんな感じのやり取りを経て、お昼休みの間に自分でメニューを考えて、道具を準備して、進行してくれた。同級生たちも意図を理解して協力してくれていた。


「どうやった?やってみて。」
「説明が難しかったっす。自分としては20~30点くらいっす。」

学生の間に色んな経験をして、将来の準備に繋がるとええなぁと思う。


啓新高校の3年生にとってはこの日の合同練習が最後の活動になるとのことだった。顧問の先生からその事を事前に教えてもらっていた。大学生のみんなにもその事を伝えた上で午前、午後と一緒に練習をした。最後の20分ゲームを終えて、両チーム一緒に記念撮影。

高校生にとっても、大学生にとっても、お互いを高め合う機会になったのであれば嬉しい。


そうそう練習前の一コマ。

「くっしーさん、覚えてますか?」
「おおお〜〜、覚えてるでぇ。北電Jrでやってたやんなぁ〜〜。」

って声を掛けてきてくれた啓新高校のキャプテン。って事で、全体練習が終わってから記念の1枚。

当時は小学校低学年やったのに、今は高校3年生でキャプテンとしてチームを纏めていた。いや〜、嬉しい再会やった。



大人のハンドボール教室へ

[ ハンドボールスクール日々講師 ]

5月21日に東海学生春季リーグ終了して、翌日5月22日完全オフ。そしてなんと5月23日はトヨタ車体(日本リーグのトップチーム)とのテストマッチ。嬉々とした表情でトップ選手に挑む学生たち。何度、跳ね返されても立ち向かっていってたな。更に鍛え上げて本当の意味で勝負できるようになっていこう。日本の中での現在地を知る事ができた。

そこからチームは1週間のオフ、この期間に福井永平寺ブルーサンダーのコーチに足を運んできたわけだ。実はこのタイミングでアッサーノ朝野選手と対談させてもらってきた。朝野選手は今年度からトランジスタアンバサダーに就任。今回は共にトランジスタファミリーってことで、朝野選手とお互いに3つずつ質問して、答えてって感じの対談。



【対談動画 朝野選手×櫛田コーチ】

5月30日に活動再開、先ずは頭の整理。春季リーグ戦の総括と西日本インカレに向けてのスケジュールやテーマの共有が目的である。次はどこに向かって頑張っていくのか?チームが向かう方向と自分が向かう方向を揃える。スタッフと選手が同じページを開いて進んでいけるように。

6月2日は春季リーグ戦でアベック優勝を果たした野球部とハンドボール部で春日井市長&春日井商工会議所を表敬訪問。中部大学は「スポーツ宣言」をしている。学内や春日井市に少しでも明るいニュースを届けることができてよかった。

翌6月3日、野球部は全国大会へ。ハンドボール部全員で見送ってきた。

ここで、ようやく本題。6月3日は午後から「大人のハンドボール教室in東海」の講師役ってことで、稲沢に足を運んできた。

ハンドボール未経験の方、JHL観戦をきっかけに少しハンドボールを始めた方、雨で交通機関が乱れた中車で関東から参加してくださった方、学生時代にハンドボールをやっていた方、お子さんを連れて家族で参加してくださった方、多種多様な皆さんが笑顔でハンドボールを楽しんでくれた。

ボールに慣れてもらって、簡単なルールを2つ(9mの外からシュートOK &3歩→ドリブル→3歩は自由に動ける)だけを伝えて、動きながらルールを覚えてもらって、シュートやフェイントは自分のレベルに合わせてやってもらって、あとは5分ゲームを5本。

経験者の方がそれとなく、未経験者の方を気遣ってくださったこともあり終始和やかな雰囲気で進んでいった。ここ数年はハンドボールを競技スポーツとして関わる機会が殆どだった。今でも中部大学ハンドボール部の指導を行なっている時は競技スポーツの側面が多いが、授業でもそやけど少しずつハンドボールの生涯スポーツ的な側面を感じる機会が増えてきた。これはこれで新しい気づきがあって面白い。

高校時代、大学時代の仲間との再会。JHL観戦仲間との再会。ジャンプシュートを打つ楽しさ。体を動かすことの清々しさ。失敗したり、息が上がったりする機会。はじめましてのちょっとした緊張感。色々あったなぁと。

「大人のハンドボール教室in東海」最高やったな。



5年ぶりに慶應義塾体育会女子ハンドボール部へ

[ パートナーハンドボールスクール ]


2018年以来、5年ぶりに慶應義塾大学へ足を運んできた。体育会女子ハンドボール部のミニキャンプにゲストコーチとして参加させて貰った。

こうした活動をサポートしてくださっている日本シグマックス(ザムスト)様、ファーストフロンティア(トランジスタ)様、いつも本当に有難うございます。

今回、トランジスタの高崎さんが忙しい仕事の合間に同行してくださった。指導現場に足を運び、メモをとりながら観て下さった。嬉しいよね。

さてさて、慶応義塾体育会女子ハンドボール部の多くの部員は大学入学後にハンドボールを始める。中学や高校の時にハンドボールを経験している部員は各学年に1名いるかいないか。OGコーチングスタッフの皆さんが後輩たちの主体性を引き出しながら指導にあっている。

今回は合計4セッション。部分練習2コマ、ミーティング1コマ、総合練習1コマ。

攻守の2on2やそこからの発展が70%、少人数(3on2まで)の速攻が20%、傷害予防を兼ねた動作技術トレーニング(加減速、方向変換、ジャンプの着地動作など)が10%くらいのボリュームで指導を行なった。

上記のテーマやメニューを作成するにあたって、事前にZoomミーティングを2度実施した。練習や試合の映像をチェック。個人の特徴やレベル感を把握。その上で彼女たちがどんなチームを作って行きたいのか?その中で今回のミニキャンプの位置付けはどこにあるのか?を聴かせてもらった。そこから先は共同作業、僕からも選択肢を提示しながら一緒にメニューを考えた。


コーチングスタッフの皆さん、実は5年前の講習会の際にはみんな学生ハンドボーラーとして参加していた、今は卒業して社会人をしながらも後輩たちの指導にあたっている。OGとは言え中々、出来ることでは無いなぁと。


そして、現役学生と若きコーチングスタッフを優しく見守るカラサワアイさん。2017年に鈴鹿で実施した指導者講習会に関東から参加してくださってからのご縁。嬉しい再会。

写真はないけど、前監督のイエムラ専務理事、MVI時代にもお世話になりまくった東海林さんとの嬉しい再会。男子高校生指導者の遠山さん(はじめまして)が見学に来て下さった。

さてさて、初日の部分練習、2日目の部分練習を終えての二日目午後から総合練習ではOGさんたち相手に、随所に好プレーが表現できていた。「分かって出来た」「分かっているけど出来なかった。それを理解できている」みたいな機会が増えてきた。「分かって無いことを分かっていない」ってことが減った。

「自分たちがどんなハンドボールをしようとしているのか?」
「その中で自分の強みをどう出していくのか?」

って大切やと思っている。

2日目の練習の合間のミーティング。総合練習に向けて攻守のテーマを確認。その後、キャプテン、副キャプテン、リハビリ期間中の学生からの涙ながらのメッセージ。チームを想えばこその葛藤、揺らぎ。学生スポーツ、チームスポーツってええなと。

慶応義塾体育会女子ハンドボール部の皆さん、今回も素晴らしい機会を頂き本当に有難うございました。



自調自考

[ パートナーハンドボールスクール ]

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

年末年始は10年ぶりくらいに纏まった休みを取ることができた。妻の実家の金沢で家族と過ごした。長男のカポエイラ、兼六園、スキー、家族での食事会、温泉、石川県立図書館などなど、のんびりとアクティブ(どっちやねん)に休みを満喫した。

1月5日からチームの活動は再開。実家に帰省していた学生たちも元気に戻ってきた。翌日からは授業も始まって、すっかり通常モードだ。

先週末は香川県の高校生の大会へ足を運び、その足で奈良県へ移動。

奈良市中学生選手権に顔を出し、大会後に参加チーム対象のクリニックを行った。中高一貫指導の学校の部活動チーム、地域のクラブチームなど参加チームの顔ぶれは様々だった。

指導者陣からの事前オーダーはDF。特に接触することが苦手だと教えてもらっていた。クリニック前の大会を観させてもらってDFは間合いと接触、OFは状況判断をテーマにしてメニューを作成。

参加者の殆どがハンドボールを始めて2年未満。DFの時に強く接触することに対して恐怖心があるのは当然。OFもまだまだボールウォッチャーになってしまう子が殆どだった。

子供たちにもテーマを伝えて、遊び感覚の中でワイワイと体を動かしてもらった。

「みんな、DFの目的って何やと思う?OFの目的って何やと思う?」って質問して、子供たちに頭を捻りながら考えてもらった。

「DFは得点を決めさせないこと?失点しないこと?かなぁ。」
「OFは得点をとること?シュートを決めること?やと思う。」

思いの外、すっとシンプルな意見が出てきた。

「そうやね。じゃあDFはどんなシュートを打たせたくない?OFはどんなシュートを打ちたい?」

子供たちはゴールから伸びたゴム紐を色んな角度に引っ張ってみたり、目線とボールのリリースポイントの違いを確認してみたり、試行錯誤。

「DFは相手の正面よりもボールを持っている腕側に立って接触する方がシュートって防げるんじゃないか?」
「外に外に追い込んだ方がシュートを打つコース無くなる?」

って自分たちで話をし出した。

ええやん。ええやん。こんな感じで、子供たちに問いかけながら進めていった。

クリニックを終了後にみんなで記念撮影。今回も日本シグマックス様が参加者全員にザムストランドリーバッグをプレゼントしてくださった。いつも本当にありがとうございます。

奈良県は僕が小学4年生から高校卒業まで過ごした土地。今でもこうして奈良県の子供たちと触れ合う機会を作って貰えて本当にありがたい。

クリニック前にあった奈良市中学生選手権に日本リーグを担当するレフリーと学生レフリーの姿があった。学生レフリーが日本リーグのレフリーからのアドバイスに耳を傾けていた。ハンドボールのルールをそれとなく子供たちに伝えながらの優しい笛。

未来への種蒔きがなされていた。



傷害予防と身体能力向上

[ パートナーハンドボールスクール日々講師 ]

インカレを終えてから年末にかけて何度か講演やクリニックの機会を頂いた。こうした活動を日本シグマックス様(ザムスト)、ファーストフロンティア様(トランジスタ)が何年もサポートして下さっている。

少しずつだが、子供たち、指導者の皆さんと顔を合わせながらのこう言う機会が戻ってきたのは嬉しい限りだ。

今回は講演やクリニック、普段のコーチングの中で気づきや裏話をブログに纏めてみる。ハンドボールの技術や戦術的な話が中心ではなく、アスリートの傷害予防や身体能力向上って観点からの内容になると思う。

先日、愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会@中京大学に参加し、僕は特別講演②を担当させて頂いた。(アスレティックトレーナー、以下AT)

参加者は既にスポーツ現場に立つATさん、ATを志す学生さんなど90名ほど。勿論、関わる競技はハンドボール以外の方が殆どである。

1時間の持ち時間の中で、下記の流れで話を進めていった。

・自己紹介
・選手時代のエピソード
・指導者時代のエピソード
・振り返り&まとめ

<選手時代のエピソード>
2007年にドイツでの試合中に左膝を脱臼。複合靭帯損傷(前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、半月板などを損傷)という診断結果を受け、ドイツで2度の手術。競技復帰は絶望的というドクターから見立てもありドイツのチームをクビになり帰国。日本での2年間リハビリを経て、北陸電力BTで競技復帰。リハビリ期間は経済的にも困窮、ペットボトルを買うのも躊躇う日々。自力での歩行も困難な時からリハビリでお世話になったトレーナーとのリハビリ奮闘記。

<指導者時代のエピソード>
自国開催での世界選手権直前に前十字靭帯損傷を負った選手とのリハビリ、競技復帰までの話。雇用先、JISS、代表スタッフ、所属チームのメディカルスタッフなど各方面からの理解や協力を得ながらの手術やリハビリ。新型コロナもあって延期になった東京五輪での活躍。本人の競技復帰にかける強い意志、人柄や裏話などを交えた復活記録。

上記の話の後には参加者同士のグループディスカッションを実施、最後にまとめと質疑応答をさせてもらった。

ある程度、予想はしていたが「指導の際に男性と女性で気をつけている点や違いはあるか?」って言う質問を頂いた。

「ハンドボールの技術や戦術的には大きな差は感じていません。寧ろ男女ともに同じ大きさのコートでプレーするのでスペース自体は女性の方があるように感じています。月経、出産や傷害予防(特に女性アスリートのACL損傷とその予防)に関しては注意していましたし、大切にしていました。。それでもACL損傷をゼロにできたはMVIでの最後の1年だけでした。」と僕からの回答。

「アスリートが主体的に成長していく為にという前提で、ATさんが自分の専門領域や自身の能力を最大化して仕事をするための環境や、仕事がし易いコーチングスタッフとの関係性ってありますか?」とATの方に僕からも質問させて貰った。

「お互いにプロフェッショナルとして専門領域に責任を持ちつつ、その枠を少し超えてお互いに意見や情報を交換できる関係性ですかね。」と言うATさんから回答。

完全に同意である。

アスリートを中心に、アスリートに関わる全ての人がそれぞれの専門領域を活かし、協力しあってサポートしていけるといいなと思う。実際にスポーツの現場ではそういう環境はまだまだ少なくて、現時点では理想論に近いかもしれないが、現実を見つつ理想は追いかけたい。

改めてだが、非常に学びの多い機会だった。

10月、11月、12月と静岡県に足を運ぶ機会が何度かあった。

静岡県で高校生を指導しているストレングス&コンディショニングコーチの方とのじっくりと意見交換する機会があり非常に学びが多かった。(以下、S&Cコーチ)

因みにS&Cコーチとは、アスリートを対象に、ケガの予防と競技に必要な身体能力の向上を目的とした筋力トレーニング、その他のトレーニングを指導する専門家のことを言う。

コンディショニングと言うと、体調を整える、軽く動く、マッサージ、治療、テーピングみたいなイメージを持つ人が多いかもしれない。しかし、ここで言うコンディショニングとは走るスピード、方向転換能力、敏捷性、ジャンプ力、心肺機能、エネルギー代謝能力を向上させる為の各種トレーニングの事を指す。

JHLだとトヨタ車体がS&Cコーチを配置していて個人的には大注目している。

実は高校生チームにS&Cコーチがついていることに衝撃を受けた。それと同時に嬉しくもなった。他競技では当たり前になりつつあるのかもしれないが、少なくともハンドボールの高校生チームについているS&Cコーチとお話する機会は僕にとっては初めてだった。

自分自身が2007年に左膝を脱臼して、2年間のリハビリを経て競技に戻った。その後、まともに試合出場するのにもう2年かかった。合計4年間はまともにハンドボールが出来なかった。練習でも試合でも左膝をテーピングでぐるぐる巻きにしてプレーしていた。怪我をして成長できた部分もあったが、プレーをする面では怪我をしてマイナスことが多かった。

左膝を怪我してから自分の身体と向き合うようになり、リハビリを通して傷害予防や身体能力向上に自然と興味を持つようになった。今でも自分自身の身体でずっと実験している。

そんな自分自身の怪我の経験もあって、指導者になってからコンディショニングの部分には注意しながら自チームの指導をするようになった。クリニックの際にも、ハンドボールの技術的、戦術的な部分は勿論だが、可能な限りコンディショニングの部分にもメニューに盛り込んで指導するようにしている。

前出の日本シグマックス様、ファーストフロンティア様はこうした僕の想いも含めて、子供たちの為に何年もサポートして下さっている。

現在進行形で指導をしている中部大学の学生たちの中には将来的に指導者を視野に入れている学生もいる。ハンドボールの技術的、戦術的な部分へのアプローチは勿論、ストレングス、コンディショニングへのアプローチをするようにしている。目的、チェックポイントなど、少しずつ理解を深めてもらっている。

傷害予防をして、身体能力を向上させて、今より凄いプレーをするのだ。

自分で興味を持って実践できて、チェックポイントを理解し説明できて、専門家の人とそれなりに対話ができる。そんなアスリートが増えていくと良いなと思う。

まだまだ僕も学び続けたい。