ブログ&ニュース ( ハンドボールスクール )

大人のハンドボール教室へ

[ ハンドボールスクール日々講師 ]

5月21日に東海学生春季リーグ終了して、翌日5月22日完全オフ。そしてなんと5月23日はトヨタ車体(日本リーグのトップチーム)とのテストマッチ。嬉々とした表情でトップ選手に挑む学生たち。何度、跳ね返されても立ち向かっていってたな。更に鍛え上げて本当の意味で勝負できるようになっていこう。日本の中での現在地を知る事ができた。

そこからチームは1週間のオフ、この期間に福井永平寺ブルーサンダーのコーチに足を運んできたわけだ。実はこのタイミングでアッサーノ朝野選手と対談させてもらってきた。朝野選手は今年度からトランジスタアンバサダーに就任。今回は共にトランジスタファミリーってことで、朝野選手とお互いに3つずつ質問して、答えてって感じの対談。

【対談動画 朝野選手×櫛田コーチ】

5月30日に活動再開、先ずは頭の整理。春季リーグ戦の総括と西日本インカレに向けてのスケジュールやテーマの共有が目的である。次はどこに向かって頑張っていくのか?チームが向かう方向と自分が向かう方向を揃える。スタッフと選手が同じページを開いて進んでいけるように。

6月2日は春季リーグ戦でアベック優勝を果たした野球部とハンドボール部で春日井市長&春日井商工会議所を表敬訪問。中部大学は「スポーツ宣言」をしている。学内や春日井市に少しでも明るいニュースを届けることができてよかった。

翌6月3日、野球部は全国大会へ。ハンドボール部全員で見送ってきた。

ここで、ようやく本題。6月3日は午後から「大人のハンドボール教室in東海」の講師役ってことで、稲沢に足を運んできた。

ハンドボール未経験の方、JHL観戦をきっかけに少しハンドボールを始めた方、雨で交通機関が乱れた中車で関東から参加してくださった方、学生時代にハンドボールをやっていた方、お子さんを連れて家族で参加してくださった方、多種多様な皆さんが笑顔でハンドボールを楽しんでくれた。

ボールに慣れてもらって、簡単なルールを2つ(9mの外からシュートOK &3歩→ドリブル→3歩は自由に動ける)だけを伝えて、動きながらルールを覚えてもらって、シュートやフェイントは自分のレベルに合わせてやってもらって、あとは5分ゲームを5本。

経験者の方がそれとなく、未経験者の方を気遣ってくださったこともあり終始和やかな雰囲気で進んでいった。ここ数年はハンドボールを競技スポーツとして関わる機会が殆どだった。今でも中部大学ハンドボール部の指導を行なっている時は競技スポーツの側面が多いが、授業でもそやけど少しずつハンドボールの生涯スポーツ的な側面を感じる機会が増えてきた。これはこれで新しい気づきがあって面白い。

高校時代、大学時代の仲間との再会。JHL観戦仲間との再会。ジャンプシュートを打つ楽しさ。体を動かすことの清々しさ。失敗したり、息が上がったりする機会。はじめましてのちょっとした緊張感。色々あったなぁと。

「大人のハンドボール教室in東海」最高やったな。



5年ぶりに慶應義塾体育会女子ハンドボール部へ

[ パートナーハンドボールスクール ]


2018年以来、5年ぶりに慶應義塾大学へ足を運んできた。体育会女子ハンドボール部のミニキャンプにゲストコーチとして参加させて貰った。

こうした活動をサポートしてくださっている日本シグマックス(ザムスト)様、ファーストフロンティア(トランジスタ)様、いつも本当に有難うございます。

今回、トランジスタの高崎さんが忙しい仕事の合間に同行してくださった。指導現場に足を運び、メモをとりながら観て下さった。嬉しいよね。

さてさて、慶応義塾体育会女子ハンドボール部の多くの部員は大学入学後にハンドボールを始める。中学や高校の時にハンドボールを経験している部員は各学年に1名いるかいないか。OGコーチングスタッフの皆さんが後輩たちの主体性を引き出しながら指導にあっている。

今回は合計4セッション。部分練習2コマ、ミーティング1コマ、総合練習1コマ。

攻守の2on2やそこからの発展が70%、少人数(3on2まで)の速攻が20%、傷害予防を兼ねた動作技術トレーニング(加減速、方向変換、ジャンプの着地動作など)が10%くらいのボリュームで指導を行なった。

上記のテーマやメニューを作成するにあたって、事前にZoomミーティングを2度実施した。練習や試合の映像をチェック。個人の特徴やレベル感を把握。その上で彼女たちがどんなチームを作って行きたいのか?その中で今回のミニキャンプの位置付けはどこにあるのか?を聴かせてもらった。そこから先は共同作業、僕からも選択肢を提示しながら一緒にメニューを考えた。


コーチングスタッフの皆さん、実は5年前の講習会の際にはみんな学生ハンドボーラーとして参加していた、今は卒業して社会人をしながらも後輩たちの指導にあたっている。OGとは言え中々、出来ることでは無いなぁと。


そして、現役学生と若きコーチングスタッフを優しく見守るカラサワアイさん。2017年に鈴鹿で実施した指導者講習会に関東から参加してくださってからのご縁。嬉しい再会。

写真はないけど、前監督のイエムラ専務理事、MVI時代にもお世話になりまくった東海林さんとの嬉しい再会。男子高校生指導者の遠山さん(はじめまして)が見学に来て下さった。

さてさて、初日の部分練習、2日目の部分練習を終えての二日目午後から総合練習ではOGさんたち相手に、随所に好プレーが表現できていた。「分かって出来た」「分かっているけど出来なかった。それを理解できている」みたいな機会が増えてきた。「分かって無いことを分かっていない」ってことが減った。

「自分たちがどんなハンドボールをしようとしているのか?」
「その中で自分の強みをどう出していくのか?」

って大切やと思っている。

2日目の練習の合間のミーティング。総合練習に向けて攻守のテーマを確認。その後、キャプテン、副キャプテン、リハビリ期間中の学生からの涙ながらのメッセージ。チームを想えばこその葛藤、揺らぎ。学生スポーツ、チームスポーツってええなと。

慶応義塾体育会女子ハンドボール部の皆さん、今回も素晴らしい機会を頂き本当に有難うございました。



自調自考

[ パートナーハンドボールスクール ]

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

年末年始は10年ぶりくらいに纏まった休みを取ることができた。妻の実家の金沢で家族と過ごした。長男のカポエイラ、兼六園、スキー、家族での食事会、温泉、石川県立図書館などなど、のんびりとアクティブ(どっちやねん)に休みを満喫した。

1月5日からチームの活動は再開。実家に帰省していた学生たちも元気に戻ってきた。翌日からは授業も始まって、すっかり通常モードだ。

先週末は香川県の高校生の大会へ足を運び、その足で奈良県へ移動。

奈良市中学生選手権に顔を出し、大会後に参加チーム対象のクリニックを行った。中高一貫指導の学校の部活動チーム、地域のクラブチームなど参加チームの顔ぶれは様々だった。

指導者陣からの事前オーダーはDF。特に接触することが苦手だと教えてもらっていた。クリニック前の大会を観させてもらってDFは間合いと接触、OFは状況判断をテーマにしてメニューを作成。

参加者の殆どがハンドボールを始めて2年未満。DFの時に強く接触することに対して恐怖心があるのは当然。OFもまだまだボールウォッチャーになってしまう子が殆どだった。

子供たちにもテーマを伝えて、遊び感覚の中でワイワイと体を動かしてもらった。

「みんな、DFの目的って何やと思う?OFの目的って何やと思う?」って質問して、子供たちに頭を捻りながら考えてもらった。

「DFは得点を決めさせないこと?失点しないこと?かなぁ。」
「OFは得点をとること?シュートを決めること?やと思う。」

思いの外、すっとシンプルな意見が出てきた。

「そうやね。じゃあDFはどんなシュートを打たせたくない?OFはどんなシュートを打ちたい?」

子供たちはゴールから伸びたゴム紐を色んな角度に引っ張ってみたり、目線とボールのリリースポイントの違いを確認してみたり、試行錯誤。

「DFは相手の正面よりもボールを持っている腕側に立って接触する方がシュートって防げるんじゃないか?」
「外に外に追い込んだ方がシュートを打つコース無くなる?」

って自分たちで話をし出した。

ええやん。ええやん。こんな感じで、子供たちに問いかけながら進めていった。

クリニックを終了後にみんなで記念撮影。今回も日本シグマックス様が参加者全員にザムストランドリーバッグをプレゼントしてくださった。いつも本当にありがとうございます。

奈良県は僕が小学4年生から高校卒業まで過ごした土地。今でもこうして奈良県の子供たちと触れ合う機会を作って貰えて本当にありがたい。

クリニック前にあった奈良市中学生選手権に日本リーグを担当するレフリーと学生レフリーの姿があった。学生レフリーが日本リーグのレフリーからのアドバイスに耳を傾けていた。ハンドボールのルールをそれとなく子供たちに伝えながらの優しい笛。

未来への種蒔きがなされていた。



傷害予防と身体能力向上

[ パートナーハンドボールスクール日々講師 ]

インカレを終えてから年末にかけて何度か講演やクリニックの機会を頂いた。こうした活動を日本シグマックス様(ザムスト)、ファーストフロンティア様(トランジスタ)が何年もサポートして下さっている。

少しずつだが、子供たち、指導者の皆さんと顔を合わせながらのこう言う機会が戻ってきたのは嬉しい限りだ。

今回は講演やクリニック、普段のコーチングの中で気づきや裏話をブログに纏めてみる。ハンドボールの技術や戦術的な話が中心ではなく、アスリートの傷害予防や身体能力向上って観点からの内容になると思う。

先日、愛知県アスレティックトレーナー連絡協議会@中京大学に参加し、僕は特別講演②を担当させて頂いた。(アスレティックトレーナー、以下AT)

参加者は既にスポーツ現場に立つATさん、ATを志す学生さんなど90名ほど。勿論、関わる競技はハンドボール以外の方が殆どである。

1時間の持ち時間の中で、下記の流れで話を進めていった。

・自己紹介
・選手時代のエピソード
・指導者時代のエピソード
・振り返り&まとめ

<選手時代のエピソード>
2007年にドイツでの試合中に左膝を脱臼。複合靭帯損傷(前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、半月板などを損傷)という診断結果を受け、ドイツで2度の手術。競技復帰は絶望的というドクターから見立てもありドイツのチームをクビになり帰国。日本での2年間リハビリを経て、北陸電力BTで競技復帰。リハビリ期間は経済的にも困窮、ペットボトルを買うのも躊躇う日々。自力での歩行も困難な時からリハビリでお世話になったトレーナーとのリハビリ奮闘記。

<指導者時代のエピソード>
自国開催での世界選手権直前に前十字靭帯損傷を負った選手とのリハビリ、競技復帰までの話。雇用先、JISS、代表スタッフ、所属チームのメディカルスタッフなど各方面からの理解や協力を得ながらの手術やリハビリ。新型コロナもあって延期になった東京五輪での活躍。本人の競技復帰にかける強い意志、人柄や裏話などを交えた復活記録。

上記の話の後には参加者同士のグループディスカッションを実施、最後にまとめと質疑応答をさせてもらった。

ある程度、予想はしていたが「指導の際に男性と女性で気をつけている点や違いはあるか?」って言う質問を頂いた。

「ハンドボールの技術や戦術的には大きな差は感じていません。寧ろ男女ともに同じ大きさのコートでプレーするのでスペース自体は女性の方があるように感じています。月経、出産や傷害予防(特に女性アスリートのACL損傷とその予防)に関しては注意していましたし、大切にしていました。。それでもACL損傷をゼロにできたはMVIでの最後の1年だけでした。」と僕からの回答。

「アスリートが主体的に成長していく為にという前提で、ATさんが自分の専門領域や自身の能力を最大化して仕事をするための環境や、仕事がし易いコーチングスタッフとの関係性ってありますか?」とATの方に僕からも質問させて貰った。

「お互いにプロフェッショナルとして専門領域に責任を持ちつつ、その枠を少し超えてお互いに意見や情報を交換できる関係性ですかね。」と言うATさんから回答。

完全に同意である。

アスリートを中心に、アスリートに関わる全ての人がそれぞれの専門領域を活かし、協力しあってサポートしていけるといいなと思う。実際にスポーツの現場ではそういう環境はまだまだ少なくて、現時点では理想論に近いかもしれないが、現実を見つつ理想は追いかけたい。

改めてだが、非常に学びの多い機会だった。

10月、11月、12月と静岡県に足を運ぶ機会が何度かあった。

静岡県で高校生を指導しているストレングス&コンディショニングコーチの方とのじっくりと意見交換する機会があり非常に学びが多かった。(以下、S&Cコーチ)

因みにS&Cコーチとは、アスリートを対象に、ケガの予防と競技に必要な身体能力の向上を目的とした筋力トレーニング、その他のトレーニングを指導する専門家のことを言う。

コンディショニングと言うと、体調を整える、軽く動く、マッサージ、治療、テーピングみたいなイメージを持つ人が多いかもしれない。しかし、ここで言うコンディショニングとは走るスピード、方向転換能力、敏捷性、ジャンプ力、心肺機能、エネルギー代謝能力を向上させる為の各種トレーニングの事を指す。

JHLだとトヨタ車体がS&Cコーチを配置していて個人的には大注目している。

実は高校生チームにS&Cコーチがついていることに衝撃を受けた。それと同時に嬉しくもなった。他競技では当たり前になりつつあるのかもしれないが、少なくともハンドボールの高校生チームについているS&Cコーチとお話する機会は僕にとっては初めてだった。

自分自身が2007年に左膝を脱臼して、2年間のリハビリを経て競技に戻った。その後、まともに試合出場するのにもう2年かかった。合計4年間はまともにハンドボールが出来なかった。練習でも試合でも左膝をテーピングでぐるぐる巻きにしてプレーしていた。怪我をして成長できた部分もあったが、プレーをする面では怪我をしてマイナスことが多かった。

左膝を怪我してから自分の身体と向き合うようになり、リハビリを通して傷害予防や身体能力向上に自然と興味を持つようになった。今でも自分自身の身体でずっと実験している。

そんな自分自身の怪我の経験もあって、指導者になってからコンディショニングの部分には注意しながら自チームの指導をするようになった。クリニックの際にも、ハンドボールの技術的、戦術的な部分は勿論だが、可能な限りコンディショニングの部分にもメニューに盛り込んで指導するようにしている。

前出の日本シグマックス様、ファーストフロンティア様はこうした僕の想いも含めて、子供たちの為に何年もサポートして下さっている。

現在進行形で指導をしている中部大学の学生たちの中には将来的に指導者を視野に入れている学生もいる。ハンドボールの技術的、戦術的な部分へのアプローチは勿論、ストレングス、コンディショニングへのアプローチをするようにしている。目的、チェックポイントなど、少しずつ理解を深めてもらっている。

傷害予防をして、身体能力を向上させて、今より凄いプレーをするのだ。

自分で興味を持って実践できて、チェックポイントを理解し説明できて、専門家の人とそれなりに対話ができる。そんなアスリートが増えていくと良いなと思う。

まだまだ僕も学び続けたい。



渋谷教育学園幕張中学高等学校ハンドボールクリニック

[ ハンドボールスクール ]

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渋谷教育学園幕張中学高等学校でのハンドボールクリニック無事終了。4月29日~5月1日までの三日間でハンドボール5コマ、映像分析2コマの合計7セッション。この学校のハンドボール部の4人に1人が東京大学に進学するらしい。そんな彼らに「木を見て森を見ず」とか「垂直二等分線」とか言うときになんかドキドキするのは気のせいか…

一番最初にこのチームを訪れたころ中学一年生だった子はこの春から高校一年生。随分と大人っぽくなっていた。

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このチームの監督は偶然僕と同じ歳で、元々芸能人のマネージャー経験もある少し変わった先生。今回もコーチングの合間に色んな話を聴かせてもらった。「アクティブラーニング(参加型授業)」と「リフレクション(振り返り)」について意見交換は非常に有意義だった。

サポートしてくださった皆さん、見学に来てくださった皆さんに感謝。



次世代へ

[ ~2022 三重バイオレットアイリスハンドボールスクール ]

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気が付けば4月、新年度突入。学校が春休みのこの時期、子供たちと触れ合う機会をいくつか頂いた。

3月28日は滋賀県高校生女子。3月29日は滋賀県高校生男子。全体の進行は僕が行い(トレーニングメニューの提示、ポイントの説明、デモンストレーションなど)、そのあと指導者の皆さんが4グループに分かれてその場で高校生に指導に入る。基本的にはこの流れで講習会を進めた。

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「高校生への指導と、指導者全体のレベルアップを図りたい。」という希望に少しでも近づけていたら幸いだ。今回、滋賀県出身の近藤(バイオレット)も一緒に滋賀に足を運んだ。おそらく滋賀県出身の日本リーガーは男女通じて彼女だけということもあり、子供たちから大人気、先生方もすごく喜んでくれた。双方にとって素晴らしい時間、機会だと感じた。

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3月30日、31日は愛知県春日井市の岩成台中学へ。1時間あるいは1.5時間の短時間のトレーニングを合計6セッション。「シュート」「+1を繋ぐ」「+1を作る」(それを守る)って3つの視点を持ってプログラムを作成。1セッションごとに先生と子供たちが明確にテーマを持って集中して各メニューに臨んでくれた。

最初はフワッとした雰囲気だったけど、セッションを重ねるごとにルーズボールに飛び込んだり、自分たちで声を掛け合ったり、ピリッとした緊張感、突き詰めていくこと自体を楽しんでハンドボールしてくているように感じた。先生と子供たちで一緒に考えた目標に向かってチャレンジしてほしい。

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4月2日、鈴鹿ハンドボールスクールの開校式。もう16期目。このスクールが立ち上がったころ僕はホンダの選手としてこのスクールで何度か指導(なんてもんじゃないが)させてもらった。その中に大同特殊鋼と大崎電気で活躍中の平子兄弟がいた。由緒正しき鈴鹿ハンドボールスクール。

こうやって子供たちと触れ合うときにいつも心がけていることは「今この瞬間に子供たちの未来に触れている。声をかけた一言。見せたシュート1本。全てが子供たちの未来、ハンドボールの未来に繋がっていく。」



スプリングCampとオフ中に

[ ~2022 三重バイオレットアイリスパートナーハンドボールスクール日々 ]

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HC名古屋とのJHL最終戦を終えてからもバイオレットはしばらく今年度の活動を続けていた。学生時代のテストが帰ってきて、見直しをしているような感覚に近い。3月15~17日は大学生9チームが集結してのスプリングCampを主催した。バイオレットは全チームと対戦。

2月、3月とこの春卒業予定の大学4年生がバイオレットに合流していた。中には追加登録済みの選手もいる。今年度のチームのベースをルーキーズたちにインストールしてスプリングCampに臨んだ。攻守の約束事の再確認やウエイトTrのフォーム作りなど、次年度に向けての下地つくりといったところ。

そういった意味ではスプリングCampも収穫が多かった。バイオレットの選手たちも目的意識を明確に持って準備をして、大学生とのトレーニングマッチに臨んでくれた。スプリングCamp終了後、今シーズン最後のウエイトトレーニング。今年度の活動をすべて終了した。

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というわけで、バイオレットは現在オフ中。年末年始もほとんど休みなく活動してきたので、ここは心身ともにリフレッシュしてほしい。

フランスでの世界最終予選を終えておりひめジャパンの原、池原も鈴鹿に戻ってきた。フランスとの大一番に敗れ残念ながらリオ五輪の切符は掴めなかったが、二人の競技人生も日本のハンドボールもここで終わりではない。

さて3月末はビックイベントが続く、高校選抜&春中、そしてなんといってプレーオフ。この3つのイベントが重なっているのがちょっと残念。そして4月から大学生たちは春季リーグに突入。

今季、バイオレットは初めてといってもいいプレーオフ争いを経験した。まあプレーオフ争いの入口くらいだけど…

3位のSONYが勝点11、4位の広島メイプルレッズが勝点10、バイオレットは勝点9だった。1勝の重み、勝点1の重み、1プレーの重み、1点の重み、1試合の重み…

微差こそ大差。次年度の準備をしていると色んなことが頭に浮かんでくる。今年度の経験をしっかりと次年度に活かす。

さて、明日から東京入りしてプレーオフ視察の前に一仕事。24,25日はスポンサーさんとの打合せ。梶原BMとは東京で合流予定。少しでも選手&クラブにいい環境を整えたい。



鈴鹿市ハンドボール教室後期 〜年内最後〜

[ ~2022 三重バイオレットアイリスハンドボールスクール ]

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12月7日は年内最後のハンドボール教室。鈴鹿市内の小学生1〜6年生までが参加。

月に2回を目安に年間20回、開催予定。今回は後期の5回目で近藤ほのかと共に指導にあたった。

まだまだパスキャッチに四苦八苦。何とかジャンプシュートが打てる。ゲーム形式になるとボールがある場所に人が集まり団子状態。まだまだこんな感じ。当然と言えば当然。

今回はそれが一気に前に進んだ。子供ってのは一気に突き抜ける。

「ボールを貰う前に、味方と相手のことを観る」
「ボールを持っていない時に、空いている場所に移動する」

たったこの二つのことを意識するだけで、団子状態だったゲーム形式のメニューが一変。パスがポンポンポンとつながってシュートに行けたり、自分が空いていると感じたらドリブルで前に運んだり、ボールゲームっぽく、ハンドボールっぽくなった。

「中学でハンドしたいけど、進学予定の中学にはハンド部がない」と帰り際に6年生が零していた。新たな課題。

そして、12月10日上記の小学6年生の事も含めて、次年度のハンドボール教室についてのMTG。

「小学生&中学生でできないか?」
「開催頻度をもう少し増やそう」
「開催時間を早めよう」

など、前向きな話し合い。子供達とって少しでもいい環境を。大人の役割。



ドクターから見たTOPリーガー、TOPリーガーから見たドクター

[ ~2022 三重バイオレットアイリスハンドボールスクール福井大学医学部コーチ ]

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どれだけ前のことや… ぎりぎりまだ今月のこと… オッケー、大丈夫。11月1日のことを振り返る。

福井から福井大学医学部が鈴鹿にきてくれてバイオレットと合同練習&練習試合。

フィジカル強化を図るバイオレットの選手にとって男子チームとの攻防戦は貴重な実戦の場。男子のスピード、歩幅、コンタクト、球速など、いくら医大生と言えどもそこは成人男子。

福井大学医学部にとっても、女性と言えどもTOPリーガーの取組む姿勢、佇まい、社会人としての心構えなど、得るものは計り知れない。

お互いにとって、自分たちの外の世界からの刺激というのは大切ではないか。

午前と午後のトレーニングの合間のバイオレットカフェでの一コマを紹介。

「医大生からみたTOPリーガーがどんな存在なのか?」
「TOPリーガーからみた医療従事者がどんな存在なのか?」
「TOPリーガーにとってのはハンドボールとは?」
「医大生にとってのハンドボールとは?」

両チームをミックスして4,5人のグループに分けて、ディスカッションする機会を設けた。自分たちの外の世界の人間からは自分たちがどう見られているか気付いてもらえただろうか。



三重花菖蒲スポーツフェスティバル

[ ~2022 三重バイオレットアイリスハンドボールスクール ]

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昨日11月22日(日)は三重花菖蒲フェスティバルを開催。小学生が約80名、ご父兄&指導者が約40名。合計120名ほどの参加。参加費はお弁当代&保険代込みで700円/人。

キッズセミナー&栄養のお話は誰でも参加OK。ハンドボールやっていなくても参加可能。お昼からのハンドボールは三重県内でハンドボールを頑張っている小学生が対象。

四工アカデミー、亀山ハンドボールスクール、元気アップこもの、笹川ハンドボールクラブ、鈴鹿ハンドボールスクール、ヴィアティンMHCのみんなが元気いっぱいに集まってきてくれた。

花菖蒲スポーツフェスティバルは全部で三部構成。

9:15~11:15 キッズスポーツセミナー
11:30~12:30 ランチタイム&スポーツと栄養の話
13:00~15:00 ハンドボールセミナー

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僕がキッズスポーツセミナー&ハンドボールセミナーの進行役、バイオレットの選手たちがデモンストレーター役。自分の身体を思った通りに大きく、早く、正確に動かそう。そしてケガをしにくい動きつくりも大切なこと。この世代の指導者の皆さんにこそ共有してもらいたい。

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バイオレットの選手たちの栄養サポートをしてくださっている「鈴鹿大学短期大学部スポーツ栄養サポート研究会Grow up」&「おふくろさん弁当」の皆さんが三重県の子供たちの為にと手を差し伸べてくれた。自分たちの取組みを地域&子供たちと共有。栄養士の梅原先生の監修&おふくろさん弁当madeの愛情たっぷり&栄養たっぷりのお昼弁当。

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普段バイオレットの選手たちが食べているお弁当と同じものを美味しそうに食べる子供たち。

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子供たちと一緒に保護者の皆さん、指導者の方々もお弁当を食べながら「スポーツと栄養について」学ぶ。クイズも盛り上がりまくり。栄養のことは保護者の皆さんの協力が必要不可欠。

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おなか一杯になった後は、お待ちかねのハンドボール。スローイング動作。シュート(4つのタイミング、角度、出どころと目線)などを中心に各チームにバイオレットの選手が2名ずつ付いて進行。

スポーツフェスティバル終了後もバイオレットの選手に集まっての即席サイン会。16時前から一時間だけバイオレットの練習。そのまま残って練習見学をしてくれた小学生たち。うれしいねぇ。