ブログ&ニュース ( 2014年12月 )

一年をさくっと振り返っておきますか。

[ 日々 ]

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全日本総合選手権は男子が大崎電気が女子はオムロンが、優勝で幕を閉じましたね。準決勝&決勝はネット配信やテレビ放送からですが、自宅で観ていました。

11月、12月と日本リーグやユメ先生などで家を空ける事が多かったのですが、全日本総合以降は福井でゆっくりと過ごしています。

今日も日中は来年の準備を含めて、落ちついて仕事をしていました。夕方から年内最後の個人トレーニングへ、コアトレーニング、ウエイトトレーニングを中心にじっくりと身体を動かしてきました。

年明け1月12日からさっそく日本リーグが再開するので、おじさんの僕は完全にオフというわけにも行かず…って感じです。

仕事&ハンドも一先ず年内は今日でおしまい。明日、明後日は妻の実家経由で能登旅行へ、そして元旦以降は愛知の僕の実家で少しだけゆっくり過ごします。

年明けの1月4日はさっそく千葉ポートアリーナで高校生6チーム&中学生2チームを対象とした新春イベントが控えているので、3日の夜からは現地入りです。

せっかくなので、一年をさくっと振り返っておきますか。

北電は今期一気に若返って、日本リーグでは苦戦が続いていますが、来年こそは成果に繋げていきたいですね。個人的には大きな怪我もなく、公式戦全ての試合で同じように準備をして全ての試合に出場できました。細かい怪我などは年齢的にもある程度は仕方ないですが、試合に出られない様な大きな怪我もなく、1年過ごせたことはよかったです。(あとはチームが勝てるようになれば言うことなし)

小学生、中学生、大学生チームなどへのコーチやハンドボールスクールも2014年は70回、ユメ先生など講師は23回、全国各地へ行かせてもらいました。仕事&練習、試合の合間に可能な限り、子供達&学生達と一緒にハンドボールしたり、夢について語り合ったりさせてもらってきました。僕のスケジュールに都合がつかずに、お断りしたケースも幾つかありましたが、2014年も素晴らしいご縁を頂き大きな怪我やトラブルなどもなく、こうした活動を行えた事を嬉しく思います。

間違いなく僕は選手としての最終局面を迎えていると思います。「引退」の二文字は常に頭にあります。

「もうそろそろ引退したどうだ?」「後進の指導に集中したらどうだ?」「ここまできたら行ける所までいけ。」「生涯現役で!!!」などなど色んなところで色んな言葉をかけて頂きます。当然、少し先の事、そして今のこと、いろんなことを考えます。

でも、ただただ、このメンバーと成長したい。目の前の試合に勝ちたい。少しでもいいプレーしたい。そして負けたらとにかく悔しい。

結局、それが全てなんですね。頭の中は。

とにもかくにも、2014年皆さん本当に有り難うございました。

2015年、皆さんにとっても僕にとっても素晴らしい一年になりますように!!!



「あの頃を語ろう」 月刊ハンドボール 2015年1月号に掲載

[ メディア ]

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全日本総合を終えて福井に戻るとスポーツイベントさんから月刊ハンドボールの最新号が届いていました。2015年1月号ですね。

しばらくコンパクトなサイズになっていましたが、今回から以前に近い大きなサイズに戻っていました。

「あの頃を語ろう」のコーナーで4ページに渡って取り上げて貰っています。11月中旬に取材を受けていました。

一条高校、中部大学、ホンダ、ホンダ熊本あたりの話がメインです。って10年前の話なのね…

この写真&記事を見たチームメイトに爆笑されました…

若手のLINEのグループが祭り状態だったみたいです。

ここから購入できますよ。 「月刊ハンドボール2015年1月号購入はこちら」

今回、トランジスタさん提供のサイン入りTシャツのプレゼントもあります。「サイン入りTシャツの応募はこちらから」



全日本総合選手権2014

[ 2014/2015 シーズン(北陸電力BT) ]

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全日本総合選手権大会を終えて、昨晩名古屋から福井に戻りました。

一回戦 北電 30(11-12 19-14)26 中部大学

先日のインカレを初制覇した母校中部大学との一回戦。いつも通りの準備をして試合に臨んでいますが、やっぱり意識してしまいますね。

今の僕のベースにあるのは中部大学、そして蒲生さんに指導して頂いた考え方です。中部大学卒業後、ホンダで優勝する集団、日本一の集団とはどんなものかを経験しました。その後、ドイツでプロとして、個人として生き残っていくのはどんなものなのかを体感してきました。本当に色んな経験をさせてもらってきました。

それでも、僕のハンドボールの骨子、考え方というのは蒲生さんに教わったものが少なくありません。もっと言えば、大学4年のときに蒲生さんに指導を受けていなければ日本リーグ&ドイツでプレーすることなんてなかったと思います。

蒲生さんが4年間かけて日本一のチームに仕上げた母校の中部大、自分が流れ流れてやってきた北電。絶対に負けたくなかったし、めちゃくちゃ楽しみにしていました。日本リーグ勢として大学チャンピオンに負けられないって思いはもちろんありますが、それ以上にこの対戦自体が楽しみでした。

後半中盤に流れを掴んで、北電が何とか勝利することが出来ましたが、本当にどっちに転がってもおかしくない展開だったと思います。7月の社会人選手権以来となる公式戦の勝利でした。

二回戦 北電 23(9-19 14-16)35 トヨタ自動車東日本

大会前から、中部大学に勝って、今期3回目の対戦になるトヨタ自動車東日本に今度こそ勝つ、そして大崎電気にチャレンジするという思いで今大会に臨んできました。トヨタ自動車東日本戦は、そんな思いを一発で打ち砕かれる試合展開で完敗でした。

これで年内の公式戦はすべて終了です。みなさん一年間応援ありがとうございました。

とは言え、新年1月12日から日本リーグが再開するので、年内はもう少しだけ体を動かす予定です。



「道具」としての…

[ 日々 ]

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今週末は、日本リーグや出張などもなく久しぶりに土、日と福井でゆっくりと過ごせています。

昨日はお昼過ぎからコアトレーニング、ウエイトトレーニング、チューブトレーニング、アイシング、ストレッチングとじっくりと時間を取って自分のトレーニング&ケアをしてきました。こういう時間は僕にとって本当に必要&大切。

自分がやりたいプレーをできるように、イメージどおりに動けるように、「道具」としての自分の体を整える、磨くって感じでしょうか。特に左膝を怪我してからは、こういう意識が強くなってきました。

リハビリをずっと診てくれた愛知の大西さん、福井にきてからトレーニングをずっと観てくれいてる大西さん、この2人の大西さんがいなかったら多分、いま現役選手を続ける事はできていないだろうなと思います。

チームメイトの成田も体を動かしにきていて、お互いにトレーニングを終えた後に、チームのことや、いろんな事を話しました。成田も苦労してうちのチームに入ってきて、今や不動の左サイド。色んな事に興味を持って、本当に良く練習をします。

トランジスタさんが送ってくれたNEWウェア。トレーニング中やクリニック中など最近のお気に入りです。1ヶ月くらい使ってみましたが調子いいです。

年内も残す所、全日本総合選手権大会のみ。



ユメ先生 @北茨城市立関本第三小学校

[ ユメ先生講師 ]

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12月17日は茨城県の関本第三小学校の5・6年生対象にユメ先生を務めさせて頂いてきました。

東日本大震災で津波被害を受けた地区へ行くのは今月3度目でした。5月の末からスタートしたユメ先生も今回が年内最後、今回で2014年、21回目のユメ先生でした。

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「遊びの時間」
一人でやると簡単だけど、協力しないと成功する事が難しいゲームを幾つかやります。協力することは難しい、だけど協力するから楽しい、協力するから成功した時に嬉しい。

僕も子供達の輪の中に入って、一緒に体を動かしながら一緒に作戦を考えて、協力して、成功に向かいます。

毎回、子供達の反応が同じわけありません。当然です。

今回も作戦会議の時に、子供達から全く違うアプローチの作戦が2つ出てきました。本当にどっちもいい感じの作戦でした。

「じゃあどっちの作戦も一回やってみよう!!!」

ってわけで、作戦1&作戦2を何度か交互にやってみることにしました。この時点では僕もどっちが成功に近いか分かりません。もしかしたら他にも方法があるかもしれません。でも子供達が考えてくれたこの2つの方法をどちらも試してみることにしました。

何度かやってみたけど、作戦1、作戦2ともにまだ成功には至りません。そこで二度目の作戦タイム。

今度は子供達から「作戦1の方が何となく、行けそうな感じ。作戦1に絞って、作戦1を成功させる為にもうちょっと考えてみよう」という意見が出てきました。

当然、こんなスムースに話が進むわけはないですよ。ゆるーく、僕も相の手を入れています。

作戦を2つ考える。⇒ひとまずどっちもやってみる。⇒再び、作戦タイム。⇒手応えのあった作戦1を深める。

ざっくり言うと、この流れを自分達で生み出せたことが凄くいいなって感じながら僕も子供の輪に入っていました。

そして2度目の作戦タイムの後は見事にゲームクリア!!!

子供達満面の笑み。本当にいい笑顔でした。

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「対話の時間」
話の軸や伝えたい事は、ぶれないようにしていますが、子供達の反応や一つ前の「遊びの時間」との繋がりを考えながら子供達に自分の話をさせてもらいます。

僕は高校までは特に夢や目標もなく、どこにでもいるごく普通の子供でした。野球をやっていたころは、「雨降って練習なしになれ」って思いながら授業を受けていました。野球は好きだったけど、練習は好きじゃなかったっというか、面白くなかったんだと思います。

高校のハンド部を引退してからようやく自分の将来や今に疑問を持つようになりました。「俺はこのままでいいのか?何でも適当にやっていていいのか?」と。「本気」のスイッチを大学ハンドボールを通していれることができました。

子供達からするとホンダ時代やドイツ時代の話はいかにもスポーツ選手って感じかもしれませんが、失敗談や壁を乗り越えて行ったエピソードを交えながら話しました。

「世界一の選手(ストックラン)とポジション一緒になったらみんなならどう思う?どうする?」

「日本を飛び出して、何かにチャレンジして、事故にあって、もう再起不能だって言われて、痛くて寝れなくて、ベッドからも起き上がれなくて、おしっこちびりそうになる一人ぼっちの夜、みんなならどう思う?どうする?」

みんな自分の事に置き換えて、考えて、口に出してくれます。(この反応がこれまた最高)

僕の話の後は今度はみんなが自分の将来について考える番です。

最後は何人かの子供達が勇気を出して自分の夢を発表してくれましたよ!!!



再び福島へ、学法石川高校&石川中学校ハンドボールスクール

[ ハンドボールスクール ]

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先日、福島県の学法石川高校&石川中学のみんなと一緒にハンドボールをしてきました。

石川中学のみんなは今年に入って2度目、学法石川高校のみんなは初めてでした。

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今回も、事前に試合の映像を送って頂けたので試合内容などを確認して、小林先生と何度か練習メニューについて相談させてもらって当日を迎えました。

「攻撃的なDFに取り組んでいます。」というチーム作りに関しての考え方を教えて頂いたので、それに沿う形でコーチングを進めていきました。

まずはDFのベーシックな個人&組織戦術(考え方)について一つずつ整理していきました。

「何を守ろうとしてる???」
・自分がゾーンを守っているのか?
・自分が人を守っているのか?
・自分がボールを守っているのか?

「どちらに持っていきたいのか?」
・角度のないアウトサイドに追い込んでいきたいのか?
・人数の多いインサイドに誘い込みたいのか?

他にもいろんな考え方があると思いますし、このどれか一つだけを狙って守っているわけではありませんが、上記のような事を個人としても組織としても整理&共有できて、それが実践できているとDFは格段に進化していきます。すごく面白くなってきます。

最終的には実践形式の4対4の中で、これらを使いこなしてできるようにと考えて、アップから動き作り、1対1、そこから人数を少しずつ増やしてと言う感じでメニューを組んでいきました。

自分の誘い込みたい方に攻撃側を誘導して守れた時は「してやったり」の顔をしたり、追い込みたい方と逆側に抜かれた時の「しまった!!!」と言う表情を見ていると理解しながらやっているなって子が何人もいました。

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今回のハンドボールスクールはザムストさんから、ランドリーバッグ&怪我予防のハンドブックをプレゼント!!!

ザムストさんいつも有り難うございます!!!

これにて2014年のハンドボールスクールは全て終了!!!



トヨタ車体戦

[ 2014/2015 シーズン(北陸電力BT) ]

先週末は愛知県でトヨタ車体との一戦でした。

日本リーグやその他の各大会を合わせても、今シーズントヨタ車体との対戦は初でした。

試合開始からトヨタ車体の6:0DFを全く攻めきれず、ベンチもタイムアウトや選手交代などで、なんとか打開しようとしていましたが、試合の1/4の過ぎようとしている前半15分まで得点を奪う事が出来ませんでした。この間トヨタ車体には11連続得点を許して、いきなり0-11に…

その後は、5:1DFからの速攻などで得点を奪い前半を終えて9-18の9点差で前半を折り返しました。

後半の立ち上りからも5:1DFが機能し、徐々に点差を縮めていきます。後半10分で16-22の6点差、少しずつトヨタ車体の背中が見えてきました。

しかし、流れが北電に傾きかけた矢先に、2連続で退場者を出してしまって万事休す、トヨタ車体に再びリードを広げられてしまいます。終わってみれば12点差での敗戦でした。

北電 23(9-18 14-17)35 トヨタ車体

試合開始直後からの15分間無得点、0-11。ここが全てではないにしても、やはり大きな15分でした。

前回の大同戦でも前半&後半立ち上り5分でそれぞれ0-4、合計で0-8。トヨタ自動車東日本戦の後半の立ち上りも同じく、エアポケットの様な時間がありました。

まだまだやるべき事は多いです。



再び、吉川小学校へ 文部科学省委託事業

[ さばスポハンドボールスクール ]

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仕事を終えて夕方、文部科学省委託事業の「放課後遊び」で吉川小学校のみんなとハンドボールでした。

11月に続いて2回目ってこともあり、体育館で準備をしていると「あっ、くっしーだ!!!」とみんな集まってきました。

ハンドボール未体験だった前回から一ヶ月、今回が2回目。みんな楽しみに2回目を待っていてくれた様子でした。

ジャンプシュートに続いて、今回はフェイントもちょっとだけやってみたところ、試合で1on1を仕掛ける子もチラホラ出てきましたよ。

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家庭科で作ったおでん&ケーキを保健室で頂いて吉川小学校をあとにしました。



ユメ先生 南相馬市立原町第三小学校へ

[ ユメ先生講師 ]

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12月10日、仕事を終えてから福井から福島へ。翌日、12日の午前中は南相馬市立原町第三小学校の6年生対象に2コマ、ユメ先生を務めさせて頂きました。

「遊びの時間」は僕自身も初めてのゲームが多くて、子供達と一緒に頭をひねりながら、作戦を考えて、子供達の輪に入れてもらいました。

このフラフープがくせ者なんよね…

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「対話の時間」では、僕が小学生の頃からの話を子供達は真剣に聴いてくれました。いくつかあるターニングポイントでは、「こんな時みんなだったらどう思う?どうすると思う?」と自分に置き換えて考えてもらって前後左右の席の仲間と話し合ってもらいました。

ドイツで左膝を怪我した日の夜の話の時は涙を目に浮かべている子もいました。担任の先生の目にも涙がっ!!!

僕の話の後は今度は子供達が、自分の将来の夢や目標について考えて、発表してくれましたよ!!!

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6年1組のみんな!!!

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6年2組のみんな!!!

普段は5年生対象の授業が多いんやけど、今回は6年生対象に授業を持たせてもらいました。

黒板に「卒業まであと58日」って書いてあって、もうそんな時期なんだなって思いながら授業を持たせてもらっていました。

夢があっても、まだ夢がなくても、これから夢が変わっても、自分の事、自分の今、自分の将来、自分のいる環境、自分の周りにいる人、いろんな事に「本気」になって生きていって欲しいですね。

最後に子供達の前で「今のくっしーの一番身近な目標は、今日この後福井に帰っての練習を全力で頑張ること!!!くっしーもまだまだ頑張るから、みんなも頑張って!!!」って最後のメッセージ。

ユメ先生を終えて、とんぼ返りで福井へ戻ってトヨタ車体戦に向けてのトレーニング!!!



福井大学医学部コーチ2回目  大阪大学OB現る

[ 福井大学医学部コーチ ]

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先日、福井大学医学部のコーチでした。新チームになって2度目のコーチです。

11月の関西医歯薬秋リーグでは3位。1位は京都府立医大、2位は神戸大学、その次っていうのが福井大学医学部の現在の立ち位置です。

11月の大会には戦術的な部分よりも、攻守の1対1をもう一度見直そうってチームでも狙いを絞ってトレーニングを重ねてきました。試合の映像を見ても、その部分は少しずつ良くなってきているように感じます。

今回はその1対1の次の展開のトレーニングをメインに行いました。Noボールプレーヤーの位置どり、選択肢、アイディアなんかもう一度整理しました。(ショートクロス、ロングクロス、垂直二等分線、この辺りが今回のキーワードだね。)

今回はブルーサンダーの後輩も4名きてくれたし、ここ数年何度か見させて貰っている大阪大学のOBのみんなもきてくれました。大阪大OBのみんなは何年か前に、国立大学として関西学生リーグ1部昇格の快挙を成し遂げたときの中心メンバー達です。

芦原温泉旅行&日本リーグ観戦を計画していたみたいで、その序でに久しぶりに一緒にハンドしにきてくれました。関西リーグで2部から1部に昇格したときのエピソードを福井大学医学のみんなにも話してくれたりと、いい機会になりました!!!

翌日、福井大学医学部のみんなも、大阪大学OBのみんなも雪の中、ホームゲームの応援にきてくれてました。本当にありがとうね。