ブログ&ニュース ( 2017年5月 )

社会人選手権は3年連続3位入賞

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

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5月17日から21日まで福井県での全日本社会人選手権に出場してきた。

3年連続になる3位入賞という結果だった。

2015年5月からバイオレットの監督に就任して3週間後の社会人選手権、予選リーグを2位で通過し決勝トーナメントに進出、準決勝で敗れたもの3位決定戦で香川銀行との激闘制して、奇跡の連続&勢いでクラブ初の3位に入賞した。選手もスタッフも大喜びの3位だった。しかし、この頃は北國銀行、オムロンには全く歯が立たずにWスコアでの敗戦だった。

2016年9月の社会人選手権から大会様式が変わり、上位4チームによる決勝リーグになった。バイオレットはこれまた初めて決勝リーグに駒を進めた。決勝リーグ初戦でクラブ史上初めてオムロンに勝利した。翌日は広島メイプルレッズに撃沈。最終日、オムロンと広島メイプルレッズが引き分けた事により最終戦の北國銀行に勝てば優勝という状況になった。まさに棚から牡丹餅状態だった。無心で最終戦を戦った、残り数分でリードする場面もあったが女王北國銀行には一歩及ばず終わってみれば3戦1勝2敗の3位で大会を終えた。同じ3位でも2015年と2016年では試合内容も感じ方も全く違うものだった。手応えと悔しさと半分半分といった感じだった。

そして今回、2017年の社会人選手権。初戦の相手は香川銀行、2015年の社会人選手権では大接戦の末に何とか勝つ事が出来たチームだ。ちなみにこの年の和歌山国体でも対戦しているがこの時は香川銀行のリベンジにあった。2015年の香川銀行の対戦成績は1勝1敗。それ以降の対戦はない。そんな中で迎えた今回の香川銀行戦。終盤に香川銀行の追い上げにあったがなんとか19-17の2点差で辛くも勝利した。これで2年連続の決勝リーグ進出が決まった。

決勝リーグ初戦の相手は広島メイプルレッズ。ちなみに昨シーズンの対戦成績は1勝3敗。この広島メイプルレッズとの一戦は22−18の4点差で制する事ができた。これで勝点3を獲得。

決勝リーグ2戦目の相手はSONY。昨シーズンの対戦成績は5戦5勝。しかしの試合は終始SONYペースだった。残り時間12分で10-16と6点リードを許す展開。そこから怒濤の反撃開始で何とか終了間際に同点に追いつき17−17で勝点1をゲットし、この時点で2戦1勝1分勝点4で最終日を迎えることになった。

そして決勝リーグ最終日。バイオレットの最終戦の前にSONYが広島メイプルレッズを2点差で下した。この結果を受けて、最終戦に勝利すれば初優勝、引き分けか6点差、7点差でも22得点以上での敗戦の場合は準優勝、それ以外の敗戦は3位という状況下での北國銀行とのファイナルマッチだった。昨シーズンの対戦成績は0勝5敗。序盤から北國銀行の攻撃を防ぐことができずに前半を終えた時点で9-17の8点ビハインド。後半も懸命に北國銀行の背中を追いかけて6点差に迫る場面もあったが60分戦って17-25の8点差での敗戦となった。

1位 北國銀行 3戦3勝 勝点9
2位 SONY 3戦1勝1敗1分 勝点4 得失点差 -3
3位 バイオレット 3戦1勝1敗1分 勝点4 得失点差-4
4位 広島メイプルレッズ 3戦3敗 勝点0

日本一にはまだまだ及ばず、準優勝には2得点及ばず。今回の社会人選手権は狙ってファイナル舞台に立ち、日本一を狙うべくチャレンジしてきた。それだけに今回は悔しいの一言に尽きる。同じ3位でも毎年、毎年感じ方が違う。狙ってファイナルの舞台に立ち、3位では全く満足できなくなっているこの現実。それだけ自分達のことを自分達で期待できていると言う事なのかもしれない。

今回の大会では勝点をとったゲームでも苦しい時間帯の方が多かった。次に対戦した時にどうなるかは誰にも分からない。ここから日本リーグ開幕まででの準備期間、一日一日、一瞬一瞬が本当に勝負だ。

【社会人選手権大会】
・予選トーナメント
バイオレット 19-17 香川銀行 
「vs香川銀行戦ダイジェスト」

・決勝リーグ
バイオレット 22-18 広島メイプルレッズ 
「vs広島メイプルレッズダイジェスト」

バイオレット 17-17 SONY 
「vsSONYダイジェスト」

バイオレット 17-25 北國銀行 
「vs北國銀行ダイジェスト」



あれやこれやと

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

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新チームがスタートして約1か月が経過した。来週5月17日から今年度最初の公式戦でもある社会人選手権が福井県で開催される。

と、その前にこの1か月の振り返りをば。

4月8日から新チームがスタートして現場強化を目的とし、フィジカル系のキャンプでは大西さん(ジムノックストレングス)、SBT講習は臼井さん(サンリ)、ライフスキル&キャリアデザイン系の講習を東海林さん(慶応大学)にご指導頂いた。

その他にも新加入選手の職場訪問、末松鈴鹿市長表敬訪問、いばらき国体を見据えて、約300人(中学生、高校生、指導者)対象の茨城講習会、関西学生リーグ&関東学生リーグを中心に選手補強目的の視察、日本代表男子チームのトレーニング見学(所謂、ダグルJAPAN)などにも足を運んだ。

GWには名古屋にクラブチーム4チーム(HC名古屋、飛騨高山BB岐阜、大阪ラヴィッツ、三重バイオレットアイリス)が集まってのトレーニングマッチ、イオンモールイベント、ファン感謝デーを実施した。

そして一昨日には三重花菖蒲スポーツクラブの総会&懇親会。なかなかボリューミーな1か月やったなと。

とは言え、この時期は日本代表活動も本格的ではないので、選手全員が鈴鹿で地に足を付けて着実にトレーニングを積めている。まずは初戦の香川銀行戦の事だけを考えて、目の前の事に集中していこう。

色んな活動を試みているが、現場としての目標は「勝利」これ以外にはない。その目的は「日本人女性、日本のクラブチームの可能性にチャレンジし、三重バイオレットアイリスが日本のハンドボール界を変える。」その合言葉が「Super Violet Soul」である。

何を目標として、何を目的にしているのか?何の為にやっているのか?

いよいよ新シーズンスタート。