ブログ&ニュース ( 2022年5月 )

古巣・北陸電力ブルーサンダーへ

[ 2022~ 福井県スーパーアドバイザーパートナー ]

5/27~29と久しぶりに福井に行ってきた。北陸電力ブルーサンダーからコーチング依頼を頂いたためである。このチームは自分自身が2009~2015年までの6シーズン所属した古巣でもある。何度もスタッフ陣と事前ミーティングを重ねた。今季のチーム目標やゲームモデルを教えてもらった上で、今回はハンドボールを3セッション、座学を1セッションの合計4セッション。

ハンドボールでは監督が志向するチーム戦術をより高いレベルで遂行するための、個人能力向上を主眼に置いたメニューが中心。頭も身体もフル稼動させてみんな頑張ってくれた。

座学では「目的と目標」「35歳、30歳、引退、2022年度シーズンの開幕、終了時にどんな自分でありたいか?」「福井を拠点に、このチーム、このメンバーで今シーズン、何の為にハンドボールをするのか?」を考え、話し合ってもらった。監督曰く、この座学が今回一番重要とのこと。

僕もこのチームで6シーズン(選手3年、コーチ兼選手を3年)、ハンドボールをさせてもらって、このチームの難しさややり甲斐は少しだけ理解できる。北陸電力ブルーサンダーは所謂、企業チームではある。しかし社員選手、社外選手、移籍選手、大卒、高卒、地元選手、県外選手など、働き方やバックボーンに多様性を持っているのがこのチームの特徴だ。

当時、みんなハンドボールへの想いを胸に秘めて色んなことをグッと飲み込んで日々を過ごしていた。本当に難しかった。でも、だからこそやり甲斐もあった。

一緒にプレーをしたことがあるのは当時高卒ルーキーだった藤坂キャプテン、大卒ルーキーだった須坂選手兼任監督の2名だけ。当時僕らの試合の会場設営や応援に来てくれていた顔ぶれが今やこのチームの主力でもある。前田、久保、西片、大谷、高森、山崎ら地元選手がそこにあたる。福井が地元ではないけれど、ハンドボールへの思いを持って県外からチームに加わってきたメンバーもいる。何度かハンドボールを続けること自体が困難になった選手もいる。

怪我で現在ハンドボールが出来ていない選手も含めて、みんなそれぞれに今の心境や福井県やチームに対しての熱い思いを吐き出してくれた。

今季チームが掲げた目標に向かって全身全霊で力を出し切ることができますように。福井を拠点に活動するこのチームで、志を持ったこのメンバーだからこそ。

素晴らしい機会を頂いた北陸電力ブルーサンダーの皆さん、何年もクリニックをサポートして下さっている日本シグマックス様、ファーストロンティア様、本当にありがとうございました。



インターハイ直前の高校生たちと

[ 2022~ 中部大学パートナー ]


5月21日、22日と高校生が3チーム、全国各地から春日井に集まってきてくれた。どのチームもインターハイ予選を控えた大切な段階。感染予防を徹底し、怪我には十分気をつけながら、最終調整を行った。

この世代は育成段階でもあるので、どのチームも勝敗に拘りつつ個人の成長を大切にしながら、チーム作りをされている様子だった。各チームの指導者の皆さんにもお話を聴かせて貰って勉強になる事ばかりだった。

チーム作り、将来有望な大型選手へのアプローチ、大学進学、7人攻撃に関してなどなど、ざっくばらんにいろんな話ができた。もちろん僕も色々と質問されたので、可能な限りで答えた。こういうの久しぶりで、なんか新鮮やったねぇ。

個人的には、どのレベルになっても1on1、2on2の攻守の解決能力の向上は必須だと考えている。色んなバリエーションで1on1、2on2のやり取りができる高校生を観ていると「いや〜ええなぁ、いいハンドボールやなぁ」って感じる。ちゃんと相手とやり取りができているのを観ていると嬉しくなる。

長年、こうした活動をご一緒させて頂いている日本シグマックスさんが今回もザムスト製品のアイスバッグを各チームにプレゼントしてくださった。本当にありがとうございます。

インターハイ予選、そして勝ち抜いた先のインターハイと怪我がないように全力を出し切って欲しいなぁ。今のこのメンバーでできる一瞬一瞬を大切して欲しい。

高校時代の恩師と現役の中部大学の学生が再開。思い出話に花を咲かせていた。こういうのも何かええよね。



東海学生2022春季リーグ戦終了/ 準優勝

[ 2022~ 中部大学 ]

昨日、東海学生春季リーグ戦が無事終了した。結果は9戦8勝1敗で準優勝。大同大学9戦8勝1敗と同じ勝点で、並んだが8戦目の直接対決に勝利できなかったので、対戦間成績から大同大が優勝、中部大が準優勝となった。

<開幕6試合の結果>
4月13日(土) 中部大 38(16-6 22-12)18 愛知大
4月14日(日) 中部大 51(25-6 26-7)13 三重大
4月23日(土) 中部大 38(17-11 21-15)26 朝日大
4月24日(日) 中部大 37(17-9 20-12)21 愛知教育大
4月30日(土) 中部大 40(18-10 22-7)17 岐阜大
5月01日(日) 中部大 37(20-9 17-13)22 岐阜聖徳大

開幕6戦を終えて6戦全勝。5戦目、6戦目と攻守の要でもあるピサノが足首を痛め欠場。中央DFを小林&水谷の2年生コンビが必死に守りきってくれた。二人ともとんでもないプレッシャーだったみたいだけど、お互いに今できるベストを尽くしてくれた。

6戦を終えた時点で、大同大、名城大、中京大、そして中部大の4チームが6戦全勝で横一線の状態。ここからいよいよ上位チーム同士の戦い。

<7戦目、8戦目の結果>
5月07日(土) 中部大 29(14-15 15-8)23 中京大
5月08日(日) 中部大 28(12-17 16-15)32 大同大

全勝対決の一発目の中京大との一戦を粘りに粘って逆転勝利。同日の別会場で大同大が名城大を撃破。5月8日は7戦全勝同士で大同大との大一番を迎えた。大同大の勢いに押されて、苦しい展開が続き悔しい敗戦となった。他会場で名城大が中京大に勝利したことから、この時点で大同大の優勝が事実上決まった。

<最終戦の結果>
5月15日(日) 中部大 33(12-13 21-15)28 名城大

優勝が無くなり、勝てば準優勝、落とせば3位になる最終戦の名城大戦。前半は1点ビハインドで折り返したが、後半立ち上がり相手の退場機会に連続得点に成功し、一気に流れをつかみ逆転に成功。そのまま5点差での勝利し準優勝を決めた。

この結果に満足感はないが、作取監督曰く「リーグ戦を最後までやり抜けたこと自体が2019年の秋季リーグ戦以来」とのこと。

コートに立つ選手の頑張りはもちろんのこと、会場設営や映像の準備をしてくれるサポートメンバー、対戦相手やレフリーの皆さん、感染対策を徹底して安全にリーグ運営して下さった東海学生連盟の皆さん、最終日にはyoutube配信してくださった動画時代の皆さん、2022春季リーグ戦に携わって下さった全て皆さん本当に有難うございました。

ベスト7に選ばれた中島&小林の2年生コンビ。

中島は強気な姿勢で攻撃をリードし続けてくれた。まさしく切り込み隊長って感じ、ここって時に自分でケリをつけてくる姿勢が頼もしい。

小林はピサノ不在期間だけでなく9戦全ての試合で中央を守り抜いてくれた。試合前「いつも通り緊張でゲボ吐きそうです。」って苦笑いしながら、頑張り抜いてくれた。

8月の西日本インカレに向けて再スタートだ。