2022年度に担当している全講義(計160回)を無事終えることができた。健康科学、スポーツC(ハンドボール)を受講してくれた学生の皆さんにとって何か少しでもプラスになっていれば幸いだ。あと少し試験やレポートを頑張って、ええ春休みを過ごして欲しい。
2022年11月のインカレが終わってから作取監督と僕で交互に全国各地の高校生を観てまわっている。どちらかが本体に残り、どちらかがスカウトに出るって感じだ。
高校生の試合のベンチ、あるいは大学生チームのスタッフとして大会視察に来ている元日本リーガーの姿を見かける。
現役選手時代の対戦相手、指導者になってからのライバルチームの選手、日本代表として共に頑張った選手など。試合の合間なので、そこまで話し込むことはないけど、現役選手を引退してもハンドボールに関わって、次世代のために頑張っている姿を見ると嬉しくなるし誇らしくもなる。
負けてられへんなと。
さてさて、ハンドボール部も凍えるような寒さの体育館で熱くハードワークする日々が続いている。年末年始の帰省から戻ってきた学生たちのコンディションも徐々に戻りつつある。流石にオフ明けは体が重そうな学生がチラホラ。
1月中旬以降は高校生が中部大学に集まって練習試合を行う機会が多かった。併設校の春日丘だけではなく、富山、石川、長野からもバスに揺られて高校生が中部大学に足を運んでくれた。
中部大学の学生たちは自分たちがテーマにしている2対2や数的優位時の速攻などを実戦の中で積極的にトライしていた。高校生のみんなも一球一球、必死に頑張っていた。
個人的には高校生、大学生問わず、2対2の駆引きが上手な選手は見ていて楽しい。高校生の皆さんは来週末の大会で全力を尽くせますように。
こうして世代を越えてお互いに切磋琢磨できるのはええなぁ。
練習メニューを提示して、狙いを考えて貰う。狙いや修正箇所を伝えて部分練習メニューを考えて貰う。設定時間を伝えてその中で自由にやって貰う。時には学生に進行役も任せてみる。かと思ったら原理原則に立ち戻る。徹底的に基礎基本をやり込む。そしてまた手放していく。守破離。
枠組みを理解しながら個性を発揮する。型を作りながら主体性も育む。部分的に任せながら一緒に成長していく。
こういうのは、正解も答えもないし、即効性はあまりない。それでも作取監督を中心に学外スタッフにもご協力頂きながら学生たちの成長をみんなで見守る日々。
ここ最近はそんな感じである。