Cリーグとは2月8日〜26日まで約3週間かけて3チーム2回戦総当たりの部内リーグ戦のことだ。
Cリーグの1周目はお互い6:0DFを採用、高さは自由。2周目の前半は5:1DFで後半は制限なし、どんな守り方でもいい。スタッフからのオーダーはこれだけ。試合中の戦術、交代、タイムアウトなども自分たちの判断で行った。
試合がない時に、自分たちで準備して、タイミングや内容を考えてミーティングを行っていた。必要であれば、次の試合に向けて作戦を遂行できるように各チームで少し練習したりしていた。
試合前後に車座になって、自分たちで試合を振り返っていた。実力拮抗した同士で1チーム10名前後なので、一人一人にプレータイムはそこそこあるし、1年生でも重要な役割を担っている。
途中で足首を捻挫して離脱する学生がいれば各チーム内でやり繰りする。本職と違うポジションでチームを助けていた学生もいた。ユニフォームを着るってこともあってか、1年生の中には試合の前日、緊張で寝付けなかったって学生もいた。(ちなみに、この学生もリーグ終盤戦にはいいプレーを連発させていた。)
こういうチームへのロイヤリティーや緊張感やが人を成長させる。
たった3週間、各チーム4試合、たかだか自チーム内での部内リーグ戦。
それでも、いつも以上に体調管理に気を配り、アルバイトや実習などをやり繰りして、過ごしている様子が随所に伝わってきた。
個人の特徴をお互いに分かっているからこそ、自分の弱い部分は徹底的に付け込まれる。自分の強みは相手に防がれる。リーグ戦が進むごとに自分の得意なことが通用しなくなっていったかもしれない。あるいはそれを乗り越えてコンビが成熟していったかもしれない。
リーグ戦、60分のフルマッチだから経験できることがある。何よりも試合は楽しい。それに尽きる。
今回、作取監督が優勝チーム、個人賞、ベストレフリー賞などのトロフィーを用意してくれた。
実に粋な計らい。当然、学生たちのテンションはMAX。モチベーションもアゲアゲである。漢・作取監督はこういうのトコトンやる人。徹底的にやっちゃう人。昔からね。
優勝、MVP、得点王の三冠王に輝いた中島(2年生)と漢・作取監督。(二人とも嬉しそうや)