ブログ&ニュース ( 2023年10月 )

日本選手権大会へ

[ 2022~ 中部大学 ]

日本選手権大会の出場権を獲得することができた。

10/1に東海学生秋季リーグ戦を全勝優勝で終えた。その結果から日本選手権大会の愛知県大学生代表になった。

10/15に愛知県予選を戦った。大同高校、大同クラブ、そして中部大学の3チームによるリーグ戦だった。

【愛知県予選結果】
中部大学 28-14 大同高校
中部大学 34-13 大同クラブ

2戦全勝で、愛知県代表として翌週の東海地区予選に出場することが決まった。

大同クラブは元日本代表や日本一を経験した超豪華メンバーが勢揃い。現役選手時代に何度も対戦した大同特殊鋼フェニックスのOBチームだ。流石の阿吽の呼吸やった。技術は落ちない。

10/21は東海地区予選。場所は高山ビッグアリーナ。東海地区予選はトーナメントだった。初戦は静岡代表のクラブチーム、LHC静岡。決勝戦は岐阜県代表の岐阜聖徳学園大学。いずれの試合もベンチ入り16名全員が自分の役割を理解してハツラツとプレーしてくれた。

【東海地区予選結果】
中部大学 35-16 LHC静岡
中部大学 31-16 岐阜聖徳学園大学

上記の試合結果から、12月13日から宮城県で開催される日本選手権大会への出場が決まった。今から日本選手権大会が楽しみで仕方がない。

ずんだ餅確定である。

東海学生秋季リーグ戦前から、秋季リーグ戦を優勝して代表権を得て、みんなで日本選手権に出ようぜって力を注いできた。

愛知県予選の前日10/14にインカレの組み合わせが発表があり自然とそっちに意識が行きそうになる。インカレの組み合わせを一度テーブルに乗せて「今は日本選手権に集中しよう」とテーブルからインカレの事を一度下ろして、日本選手権の愛知県予選、東海地区予選に全振りして戦ってきた。

目の前の事に集中してきた。

コンディション調整が必要な学生たちは出場を見合わせる中で、毎試合メンバーを交代させながら、現有戦力で愛知県予選、東海地区予選を戦った。今回の愛知県予選、東海地区予選で公式戦デビューを果たした学生が何名かいた。堂々とプレーをしてくれた。

どの試合も最終結果だけ見れば盤石の点差だけど、対戦相手の情報がほとんどない中での4試合、いつもとは違う25分ハーフ、そしてWヘッダー、準備を含めて簡単ではなかった。学生たちはいつもと違う中で余白を残して柔軟に対応しつつ、普段通りプレーしてくれた。

さあ、ここからは全日本インカレに向けて完全集中。



2023東海学生秋季リーグ戦 全勝優勝

[ 2022~ 中部大学 ]


(Photo by nonoさん)

9/2~10/1までの1ヶ月は東海学生秋季リーグ戦を戦っていた。あっという間の1ヶ月だった。結果は9戦全勝で優勝する事ができた。春季リーグ戦に続いての全勝優勝になる。

一口に全勝優勝と言っても簡単なものでは無かった。

8月の西日本インカレを準優勝で終えチームは1週間のオフ。帰省中に国体選手として地元の国体チームにエントリーする学生も何名かいた。国体エントリーの学生は国体ブロック予選を終えてからチームに合流。

オフ明けにチーム全員が揃うのを待って延長戦で敗れた大阪体育大学との西日本インカレ決勝戦の映像を観た。試合中にコートの中で感じた事、ベンチからの景色、応援スタンドから見えるコートの中、それぞれがあの決勝戦で感じた事をテーブルに乗せた。52名の部員がいれば52通りの感じ方がある。

最大11点リードを吐き出して勝ち切れなかった西日本インカレの決勝戦。先ずは、トコトン悔しい想いと向き合う。そこからの再スタートだった。

そうこうしているとあっと言う間に8月が終わり9月が始まった。そして秋季リーグ戦が開幕した。ベンチ入り16名はほぼ毎試合入れ替えながらの総力戦だった。苦しい試合の連続だった。

開幕から6戦のチーム状況を許す範囲で触れておく。

4年生は将来への準備(JHLチームへの練習参加、就職試験、病院実習など)をしながらの秋季リーグ戦。チームのことも大切だし、自分の人生のことも大切。4年生にとっては学生最後のリーグ戦、何とかバランスを取りながら頑張り抜いてくれた。

秋季リーグ戦の序盤では、作取監督とも相談の上で、開幕後の第2週、第3週とそれぞれ新しい攻撃の展開を導入した。実は春季リーグ戦の期間はリーグ戦中に戦術的に新しいもの増やすことは一切しなかった。自分たちのやり慣れたハンドボールで勝負する事を優先した。

秋季リーグ戦の中盤。攻守の要の3年生2名(中島&小林)のコンディションが万全では無かった。本人、メディカルスタッフとも相談の上で、出場を見送ったり、プレータイムの制限をしたり、何とかやりくりして毎試合乗りきっていた。

そんな中で出場機会を得たフレッシュな選手が緊張感がある中でも、高い集中力を持って力を出し切ってくれた。


(Photo by nonoさん)

9/2~17までの期間で毎週末2試合ずつの6試合。この時点で6戦全勝。

中部大学 48(24-7 24-11)18 愛知淑徳大学
中部大学 39(20-11 19-6)17 愛知産業大学
中部大学 38(21-9 17-6)15 岐阜大学
中部大学 30(15-11 15-11)22 岐阜聖徳学園大学
中部大学 33(18-8 15-9)17 朝日大学
中部大学 34(20-8 14-9)17 愛知教育大学

中部大と同様に名城大、中京大、大同大もこの時点で6戦全勝。翌週9/24から全勝対決が始まる。

9/24の大同大学戦に向けて、夏休みの最終日9/20はJHLのチャンピオンチームの豊田合成ブルーファルコンとのテストマッチ。日本の頂点に何とか食らいつく学生たち。大同大学戦に向けても、長期的視野に立っても学生たちには素晴らしい機会になった。

このテストマッチの当日に作取監督、幹部(主将、副将)を交えて、ゲームプラン、選手交代、タイムアウト、ハーフタイムについてのミーティングを行った。ラスト3連戦、そしてインカレを見据えてである。大一番を直前にして、勇気を持って変化させていく事を選んだ。早速、テストマッチの中で新たな挑戦が始まった。

長い夏休みも終わって、テストマッチの翌日9/21からは秋学期が開始。これまでは日中に練習ができていたが、授業が開始して練習は基本点に夕方以降。9/24から勝負の全勝対決開幕である。

対戦相手の分析をして、傾向を把握して、対応策を練る。対応策を表現する為の練習をする。自分たちのやるべき事を徹底しながら、対戦相手の事を頭に入れての実践練習を経て、試合本番を迎える。

全勝対決の一発目。大同大戦、前半の5点リードを追いつかれ、逆転を許した。西日本インカレの決勝戦が学生たちの頭に浮かんでいただろう。事実、試合後に多くの学生たちがその事を口にしていた。しかし、今回は逆転をされた後が逞しかった。逆転されても懸命に守り抜き、前を狙い続けて再逆転に成功。ラスト4秒でのエース中島の決勝ゴール。中島の咆哮。歓喜。

東海学生秋季リーグ戦の最終週は静岡に移動して、名城大、中京大との連戦。どちらの試合もお互いに手の内を知り尽くした相手。2試合ともチーム一丸となって戦い抜いて厳しい2連戦を制することが出来た。これで9戦全勝。完全優勝、完成である。

中部大学 31(16-11 15-19)30 大同大学
中部大学 32(17-13 15-14)27 名城大学
中部大学 33(19-14 14-16)30 中京大学

自分たちのやるべき事を徹底し、やり慣れた事で勝負して全勝優勝した春季リーグ戦。自分たちのベースを大切にしながら、微調整、変化を繰り返し、挑戦し続けて全勝優勝した秋季リーグ戦。それぞれどちらも価値がある。

因みに春季リーグ戦、秋季リーグ戦ともに優勝できたのは2005年以来とのことだ。

さあ、いよいよインカレまでラスト一ヶ月。勝って兜の緒を締めよ。ラストスパート。


(Photo by nonoさん)

作取監督の後に胴上げしてもらった。

左腕坊主、宙に舞う。最高。