ブログ&ニュース ( 2024年3月 )

愛知県中学生ハンドボール研修会

[ ハンドボールスクール講師 ]

3/23・24と愛知県内の中学生男子対象のハンドボール研修会の講師として緑SCと天白SCへ足を運んできた。

全国でも有数のハンドボール所の愛知県。事前情報では中学生でも技術的なレベルは非常に高いとの事だったので非常に楽しみにしていた。

実際に「中学生でもこんなことできるんや」とか、「このメニューの一発目でそこに気がつくんや」とか嬉しい驚きの連続やった。

3/23 @緑SC
AM
アイスブレイク → Wup
name Pass
GK → Shoot
2on2×2 (withPV / parallel)
サイドラインゲーム

PM
Wup → Pass Game
GK → Shoot
4on4(+2 Free man / 6on4 2色)
4on4(ハイポジション)
サイドラインゲーム

3/24 @天白SC
AM
アイスブレイク → Wup
3on3 / 4on4 no ball → 1Free man
Pass Game
GK → Shoot
2on2×2 (parallel / 横連動 / +1PV)
サイドラインゲーム

PM
fan Game
クイックラン(4人組で方向変換走)
Name Pass
GK → Shoot
3on3×2(normal / 両手パス / 1Free man)
4on4(ハイポジション / +1on1)
サイドラインゲーム

研修会に参加して下さっていた指導者の方からもメニューが変わる度あるいは昼食の時に、鋭い質問がズバズバと飛んでくる。

「三重バイオレットアイリスや代表スタッフの時は女性で、今は男性(大学生)ですけど、指導する上で違いはありますか?」
「この世代だと、どうしても攻撃の偏っての練習メニューになりがちなんですけど、どんな工夫してますか?」
「さっきのメニューと、今のこのメニューはこう言う繋がりがありますか?」
「次の発展としては、こう言うのもアリですか?」
「この制約の意図はこういうことですか?」

櫛田心の声 (んんんん???制約って言葉が出たってことは、この指導者の方は制約主導アプローチとかエコロジカルアプローチに精通しているんかな?)

余談だけど不勉強で僕は制約主導アプローチとか、エコロジカルアプローチとか、って言葉は1年前まで知らなかった。今自分がやっているようなメニューをもう10年以上やってきた。去年だったか、どこかの講習会に見学にきた指導者の方から「櫛田さんの指導はエコロジカルアプローチっぽいですね。」って言われて、「なんじゃそれ?」ってなってそのタイトルの本を読んだ。

普段考えている練習メニューの全てがそうってわけではない。噛み砕いて、順序立ててストーリー性のある展開にする時もある。新しいことを導入する時は尚更。それでもなるほど今まで自分がやってきたのはこう言う事やったかと腑に落ちる部分がかなりあった。

みたいな感じで、僕にとっても自分の頭の中を整理するいい機会になった。

それにしてもハンドボール王国・愛知恐るべしである。



和歌山県ハンドボールクリニック

[ パートナーハンドボールスクール日々 ]

和歌山県の中学生男女、高校生男女へのハンドボールクリニックに行ってきた。今回の開催の僕の知る限りでの経緯を残しておこうと思う。

中学生の男の子とその親御さんが、トランジスタの高崎くんにクリニックの相談して、そこから和歌山県ハンドボール協会がアクションを起こしてくれて和歌山県ハンドボール協会主催、ファーストフロンティア(トランジスタ)の協賛という形で開催されることになった。半年がかりで準備してくれていた。

希望の指導内容を取りまとめて整理して、何度も擦り合わせの連絡を下さった。子供たちからの希望内容もあれば、現地の指導者の皆さんからの希望の内容もある。それを把握した上でベースになるプログラムを4つ準備していった。


【中学生女子プログラム】
アイスブレイク → Wup(動作技術の準備)
1on1(4人組)→ 3on3(no Ball / +1)
Pass &GKTr → Shoot
2on2×2(normal / 横連動 / +1PV)
4on4+1on1(DFカバーリング)
サイドラインゲーム


【中学生男子プログラム】
アイスブレイク → Wup
Pass Game → 2on3(6人組) / 2on2(6人組) 動き作り
GK → Shoot
3on3×2(normal / 両手3on2 / 1Free man)
2on2(with PV)×2
サイドラインゲーム


【高校生女子プログラム】
アイスブレイク → Wup
Pass(2Ball) → Name Pass(5~6人組 1/4コートサイズ)
GK → Shoot
3on2×2(2BP &1PV)
3on2×2(PV23 / PV12)
4on4(+2Free)
4on6(2色)
サイドラインゲーム


【高校生男子プログラム】
アイスブレイク → Wup
クイックラン(4人組で方向変換走)→Pass Game
GK → Shoot
4on4(ハイポジション / 1ドリブル / 2色)
4on4×2(縦連動)
サイドラインゲーム


トランジスタの高崎さんも現地入りし体育館の入り口にトランジスタブースを設置して盛り上げて下さった。


今回の和歌山県でのクリニックを取りまとめて下さったのが同級生のMr.ケニー古家さん。現地の声の取りまとめから、事前準備、当日の進行、開催後の諸連絡などケニー古家さんが回してくれた。

1999年の函館インカレのベスト8で筑波に敗戦した時の大エースがケニー古家さん。その後、湧永製薬でも日本代表でもハンドボールのお手本見たいなプレーを披露し続けてくれたケニー古家さん。和歌山国体を機にHC和歌山に加入して、今もプレーしているケニー古家さん。数年前の日本選手権ではインカレ王者の中央大学を翻弄したケニー古家さん。現役選手の時に何度も対戦して、いつもすこ抜きを食らわしてくれたケニー古家さん。

今回の和歌山県でのクリニック開催にあたって関わって下さった全ての皆さんありがとうございました。そしてケニー古家さんSpecial Thanks。