随分前のことにようにも感じますが、10月20〜25日までおりひめジャパン(女子日本代表)のリオデジャネイロオリンピックアジア予選が愛知県で開催されました。三重バイオレットアイリスからも原と池原がおりひめジャパンの一員として五輪切符を獲得すべく日の丸を背負って闘ってくれました。
10月25日、アジア予選最終日。共に3戦全勝同士の日本と韓国が一騎打ちでした。韓国に勝てば、40年振りの五輪切符獲得が決まる大一番でした。結果は残念ながら…
日本(JPN) 21 (11-17, 10-18) 35 韓国(KOR)
僕は、21日の中国戦、24日のカザフスタン戦、そして大一番25日の韓国戦、合計3試合の応援に行ってきました。21日の中国戦は平日という事もあって、会場の入りは疎らでした。
おりひめジャパンの勝利という結果そしておりひめジャパンからの熱量、そして新聞、テレビ、インターネットなど各メディアで連日のように取り上げられたこともあって24日のカザフスタン戦、そして25日の韓国戦とぐんぐんサポーターの数は増えていきました。
24日のカザフスタン戦、苦しみ抜いた末に1点差で勝利。いよいよ40年振りの五輪に王手という状況。
何と言うか「いけるぞっ!!!」っていう空気感みたいなの出てましたよね???ハンドボールの代表チームの結果にこんなに期待感を持ったのは僕は初めてでした。「行ってくれ。頼む」って思いました。ほんまに。
僕は2008年の中東の笛・再予選の時は日本にいなくて、ドイツだったのもあってあの時の盛り上がりってのは体感できていなかったんですよね。だから、今回なんと言うか、代表チームが勝っていくとこんな風に空気が変わっていくのかって、すげーなって純粋に感じました。規模はまだまだ及びませんが、ラグビーのW杯での活躍を見た後だけに、尚更そう感じました。
そして25日の韓国戦は5000人を超える観客が会場を埋め尽くしました。(満員御礼で会場に入る事ができなかった人もいたみたいですしね。)
そして試合直前、おりひめジャパンが横一線になっての国歌斉唱。会場も全員が起立&脱帽。これに勝てば五輪が決まるっていう期待感。韓国が強いことは全員分かっているけど、やってくれるんじゃないかって言う期待感。その場を共有できているっていう何とも言えない高揚感。
これぞ、五輪切符をかけた大一番、日本代表の試合。って感じでした。自分が監督を務めるチームから2名の選手がおりひめジャパンの一員として日本の未来をかけてこれから闘うのかと…。原、池原の背中を見ていて本当に誇りに思いました。
前述の通り、結果はけして満足のいくものではなく、今回のアジア予選で五輪切符を獲得することは出来ませんでした。本当に韓国は強かった。
おりひめジャパンのメンバーの多くは、日本リーグ、あるいは日本リーグを経験して海外リーグでプレーしています。日本リーグで指導者をさせて頂いている重みを改めて感じました。日本一を目指して闘うその先までしっかり見据えていかねばと改めて強く感じました。
おりひめジャパンに関わった全て皆さん、本当にお疲れさまでした。