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日本代表チームのコーチへ

[ 三重バイオレットアイリス ]

2017年11月13日に東京で、おりひめジャパン(女子ハンドボール日本代表チームの愛称)のドイツ世界選手権の記者発表および壮行会が行われた。

すでに日本ハンドボール協会(以降、JHA)やネットニュースからもリリースがあったが代表チームのコーチとして今回の世界選手権に帯同させて頂くことになった。

日本リーグのブレイク期間、そして世界選手権の開幕直前のこのタイミングで代表チームのコーチに就くことの意味、役割を噛み締めているところだ。

JHAの今年度の新会長、新役員が決まり、そこから一気に事が動き出した。11月に入ってから正式にJHAから三重バイオレットアイリス側(以降、MVI)に代表チームコーチのオファーがあった。

そこからJHAとMVIとで協議を重ね、日本リーグの年内最終戦が行われる11月12日の直前にようやく基本合意に至った。

広島メイプルレッズ、オムロンとの連戦を終えて、年内最後のホームゲーム、大阪ラヴィッツ戦への準備を進め、集中力を高めていく中で、MVIの選手たち代表チームコーチの件を自分の口から説明した。

非常に難しいタイミングだったが、11月12日の大阪ラヴィッツ戦の試合後には東京入りして、日本代表に合流し、13日には記者発表&壮行会が予定されていたのでオムロン戦と大阪ラヴィッツ戦の間にMVIの選手たち伝えるしかなかった。先週末の大阪ラヴィッツ戦までは日本リーグに集中していて、代表コーチの話題に周囲がいくら触れても、意識的に大阪ラヴィッツ戦のことだけを考えていた。

代表チームに合流して直ぐにスタッフMTG。チームの目標と自分の役割を確認した。そして昨日の記者発表、壮行会を終えて今は一度、東京を離れて鈴鹿に戻ってきてる。

記者発表を終えて、一度鈴鹿に戻ることは事前にJHAに了承済み。そして代表選手たちにも一度チームを離れることと、その理由を伝えさせてもらった。

あまりにも急な話でもあり、僕が今回の活動で約1ヶ月、MVIを離れるためにその期間の準備が必要だからだ。チーム&個人の目標設定、活動プランの共有など、チームを離れる期間の引き継ぎを済ませてから17日に代表チームに再合流の予定だ。事前に了承済みとはいえ、代表活動スタートの大切なこのタイミングで、一度鈴鹿に戻ることに理解してくださった代表スタッフ、代表選手にはこの後の17日から自分の仕事で必ず返す。

日本リーグのブレイク期間のこの1ヶ月半の大切は嫌と言うほど理解してる。世界選手権が終わって帰国すれば直ぐに日本選手権、そして日本リーグが再開する。プレーオフ争いの真っ只中、そして現場スタッフが監督の僕一人でコーチ不在というMVIにとって今回の話は大きな決断だった。代表コーチの話=名誉なこと=はい分かりました。そんな簡単なものではなかった。

MVIはまだ1シーズン、1ゲームが勝負の時期。クラブとしての長期計画は持っているが、それと同時に目先のことに拘りまくっている時期でもある。

大きな視点で捉えた時に指導者の僕自身が世界の最前線を感じて、世界とのモノサシを手にいれることで選手にも、クラブにも、三重県にもプラスにできる。

どちらの視点も必要だ。そしていつも答えはシンプルに。答えは自分の中にある。

「指導者である僕自身が誰よりも成長するために力を注ぎ、誰よりも学ぶ。誰からも学ぶ。」

いつも監督係の僕をいじり倒してくれているMVIの選手たち、日本リーグのブレイク期間のこの時期にチームを離れることなる。少しずつ自立してきたとは言え、初めて1ヶ月もチームを離れることなって不安な部分も少なくないと思う。(大嫌いな監督係がいなくなって更に伸び伸びしちゃうかもしれへんけど。)ほんまにしばらく留守にしますがチームをよろしくな。

僕が不在の期間は梶原BMにハンドボールトレーニングを任せることになる。スポンサー営業で忙しいこの時期に「日本のために行ってこい」と背中を押してくれたのは今でもフルスロットで動いてくれている梶原を始めとするMVIのスタッフだった。

そして、ただでさえ、寝る時以外はハンドボール、ハンドボールの生活の中で家族との時間も殆ど持てていないのにも関わらず「行っておいで〜」といつもの調子で送り出してくれた妻。

東京から鈴鹿に戻る新幹線の中で、このブログを書いている。

そう意味を含めて、「日本リーグのブレイク期間、そして世界選手権の開幕直前のこのタイミングで代表チームのコーチに就くことの意味、役割を噛み締めているところだ。」ということなのだ。

何よりも誰でもそう簡単に巡ってくるチャンスではない。全身全霊を注いでチャレンジするだけの価値が、日本代表チームや世界選手権にはある。日本代表や世界選手権とはそういう舞台だと思う。そしてそれと同じだけのやり甲斐と未来がMVIにもある。

成功を信じて全力でチャレンジするのみである。



日本リーグ前半戦13試合を振り返るの巻

[ 三重バイオレットアイリス ]

無事2017年内の日本リーグ13戦を終えた。ここまで13戦8勝4敗1分(勝点17)だ。

シーズン前に右サイドの池原がニューコビン(デンマーク)へポストの角南がSONY(日本)へ移籍した。それぞれ更なる高みを目指して新天地で活躍してくれている。

ハンドボールをこの地球の何処かで続けていれば、またいつか何処かで一緒にプレーする時が来るかもしれない。それが同じリーグで対戦相手になるのか、再びの丸を背負って同じチームなるのかは誰にもわからないが、地球の何処かでハンドボールを続けてくれていることだけで嬉しいし、刺激になる。

シーズン前は、どこに行ってもこの二人のポジションをどうするのか?そればかりを聞かれた。シーズン前に準備していたことは、右サイドはルーキーの島居と2年目の佐野、ポストは近藤、原、森本の3人をローテーションさせて行くことだった。3人ともこれまではポスト以外のポジションを主戦場としていた。

右サイドもポストもそれぞれシーズン前に準備してきた中でしっかりと成果を出してくれている。平均22得点は僅かにではあるが、昨シーズンを上回っている。全ての試合、全てのプレーが上手くいっているわけではないが、それは昨シーズンも同じ事、試合ごと、プレーごとに何かを感じ、一歩ずつ成長してくれている。

前半戦の序盤に主将の原が、中盤には左サイドの河嶋が怪我で戦列を離れる時期があった。共に日本代表選手で、共に攻守の要だ。そんな緊急事態にもルーキーの中田と加入2年目の細江が大車輪の活躍をしてくれた。チームにとっては緊急事態だったが、この若い二人にとっては大きなチャンスだった。5月の社会人選手権以降の準備期間で中田も細江もいいトレーニング&テストマッチを積んでくれていたので、今回のこの活躍は必然だろう。公式戦でしか経験する事ができない緊張感が彼女たちを成長させてくれている。

前述の島居や佐野、そして中田、細江など若い選手が思い切ってプレーできるように、要所を締めてくれた万谷、GK高木、加藤。そして爆発的な得点力で攻撃を牽引してくれた多田。彼女たちの活躍は言うまでもない。チームの幹となる彼女たちは昨シーズンの修羅場(最終戦までもつれたプレーオフ争い)をくぐり抜けているので、タフなゲーム展開でも自分たちで乗り越えていける力が備わってきた。

前半戦の終盤の山場になった広島メイプルレッズ、オムロンとの連戦。ここでは森本が足首の負傷からこの2試合を欠場。ここはチーム全体で乗り越えてくれた。

幸い、原も河嶋も森本も徐々にコンディションを戻してきている。年内最後のホームゲームでは3人いい状態でスタンバイしてくれていた。年明けの日本リーグでは経験豊かな選手たちの活躍が必要不可欠になってくるだろう。

GK花村も相変わらずの安定感でチームに落ち着きをもたらしてくれているし、7mt阻止でもリーグ上位につけてくれている。ルーキーの林もいいコンディションをキープし続けてくれている、2戦目の広島メイプルレッズ戦の後半での活躍は光るものがあった。

怪我でまだプレーはできていないが、GK岩見もルーキーの水谷も、ベンチに入ればベンチの中から、ベンチをは外れてもベンチの外からチームをサポートし続けてくれている。毎日、怪我ともチームとも向き合いがらが前に進んでくれている。焦らずに着実にコンディションを整えていってほしい。

そして10月末にチームに合流した現役高校生のGK舟久保もチームに新しい風を吹かせてくれている。チーム最高身長の彼女には伸びやかに、スケール豊かに成長して行ってもらいたい。

サテライトプレーヤーの伊藤も林(はな)もホームゲームの際はチームの裏方仕事を一生懸命手伝ってくれている。

人の出入りもあり、怪我などで決して万全の状態とは言えない中で、13戦を終えてこうしてしぶとく勝点を積み上げることができているのは選手たちの頑張り、そして献身的にサポートし続けてくれたスタッフ、何よりも圧倒的なホームアドバンデージにも繋がっているシューターズの紫魂の大声援。(ほんまに、ほんまに、力になっている。)三重バイオレットアイリスに関わる全ての人の力が結集しての13試合、13時間、勝ち点17だと思う。本当にありがとう。

とは言っても、今シーズンもプレーオフ争いはご存知の通り大混戦。毎試合のように順位変動がある。ここからが本当の戦いが始まる。自分たちにコントロールできるのは自分たちの試合のことだけ、目の前のことを楽しみに、集中し続けることこの事が何よりも大切な事。

次の日本リーグが2017年1月6日のSONY戦。そしてその前に日本選手権。前半戦をしっかり振り返って、チームとしても個人として、次のテーマに向かって進んでいこう。その日の練習、その日のワンプレー、その日の生き方、その積み重ねが勝負の瞬間に滲み出てくる。



7月のあれこれと徳島遠征と日韓定期戦

[ 三重バイオレットアイリス ]

7月が終わろうとしている。7月もあっと言う間だった。

大学生男子にチャレンジさせてもらった中部大学との合同練習、これは月末の徳島遠征、BSV(ドイツ)との一戦への試金石にしたかった。心や頭のトレーニングを目的としたSBTやライフスキルセミナー。池原(デンマーク・ニューコビンへの海外移籍)の送別会。池原は7月19日にデンマークへ旅立っていった。三重、岐阜、愛知、奈良、石川の小学生ハンドボーラーが鈴鹿に集結したバイオレットJr.カップ。バイオレットの選手もちびっ子ハンドボーラーと交流させてもらった。HC名古屋、飛騨高山BB岐阜、そして三重バイオレットアイリス、日本リーグ所属の3クラブがリーグ戦形式で対戦した東海クラブダービー。

そして7月最終週の徳島遠征。昨シーズンドイツ・ブンデスリーガ4位&ドイツポカールチャンピオンのBSVとのテストマッチを元にしたものだった。今鈴鹿でトレーニングを重ねる選手の7割がルーキーを含めた入団2年目未満の選手だが、若いメンバーでどれだけBSVにやれるのか?非常に楽しみにしていた。

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前半8分6−2と好調な出だしの後、BSVはタイムアウト。おそらく序盤はMVIを舐めていたじゃないかと予想する。

このタイムアウトからが本当の勝負だった。オフシーズン中の欧州のチームはテストマッチでは勝敗ど返しで新戦術を試してきたり、日本には観光気分で来ている、経験的にそんな事は理解している。まずはこっちが先制パンチ喰らわせて、相手を本気にさせてからが勝負だと思っていた。

タイムアウトの後、本気スイッチの入ったBSVが襲いかかってきた。その後、一進一退の攻防が続き前半を終えて15-16の1点ビハインドでハーフタイムへ。後半の立ち上りから10分近く得点が奪えずに一気に10点近いリードを許してしまった。そのあと何とか攻撃を立て直して、追い上げるが逆転するには及ばす7点差での敗戦だった。

大型選手に対してこういうプレー&選手は通用すると仮説立ててこの2年間MVIを強化してきた。最初に通用したプレーに対して相手が対応してきた後に、次はこういうプレー(解決策)が必要・有効ではないか?そんな事を感じ取る事ができたBSVとの一戦だった。手応えと課題と手に入れる事ができた。それにしても選手は本当にいい表情でハンドボールしていた。一人のアスリートして純粋に強い相手と一戦交える。こんなに嬉しいことない。

徳島遠征を終えた翌日ではあったが、日韓定期戦を観戦してきた。

MVIから日本代表として選ばれている選手がどれくらい国際舞台で活躍できるのか?また国、性別、チームをを問わず国際舞台ではどんな選手が活躍し、どんなプレーが通用するのか?ナショナルフラッグを背負ってプレーする選手はどんな人間なのか?男女の国際試合を通してそんな事を観てきた。男女両チームの戦術や戦略、大会運営や会場の盛り上がりなどをライブで感じたかったのは言うまでもない。

MVIの主戦場は現時点は日本国内ではあるが、池原がデンマークに旅立ち、日本代表としても、原、多田、河嶋が活動している。鈴鹿で腕を磨いている選手の中にもいずれは自分も世界の舞台でと野心を持つ選手も少なくない。

国内で活躍することは勿論のこと、その先を見据えて個人・チームを強化していく。そういう視点の必要性を改めて感じた徳島遠征と日韓定期戦だった。

明日からは8月、指導者講習会、大学生チームの夏合宿の受け入れ、国体東海予選、そしていよいよ日本リーグが開幕する。



旅立ちのとき

[ 三重バイオレットアイリス ]

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6月に入って1週間が経過した。日本代表組は日本を旅立ち、欧州入りした。鈴鹿組は平日は個人能力をあげる事に集中し、週末は練習試合で実戦経験を積んでいる。怪我で戦線離脱しているメンバーも手術やリハビリと向き合い懸命に頑張っている。

そんな中、池原綾香がデンマークリーグ・ニューコビンへの海外移籍を決めるニュースが流れた。統一契約書にもサインを済ませ、現地でのプレスリリース&記者発表も無事に終えた。ニューコビンは2016/2017シーズンのデンマークリーグ・プレーオフを勝ち抜き王者に輝いたクラブ。これに伴い、2017/2018シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(以下CL)の出場権を獲得しているクラブである。未だかつて、そして男女通じて日本人選手がCLの舞台でプレーしたことはない。

少しだけ、僕が観ていた池原のニューコビン正式契約までの軌跡をここに記しておこう。(当然、全てをここに書くことはできないけどね。)

半年程前に池原本人から欧州挑戦についての相談を受けた。そこから半年に渡る入念な準備をし、4月から1週間ほど単身デンマークに渡り、自分の目でデンマークという国を感じ、ハンドボールを感じ、自分の事を現地のハンドボール関係者に観てもらった。

その時に現地でのコーディネートを買って出てくれたのが3月に鈴鹿にきてくれたデンマーク人のSimonだった。3月の時点で、池原とSimonに接点はなかった。池原はアジア選手権に向けての日本代表活動の為に、鈴鹿を離れていたからである。Simonは日本と日本ハンドボールへの接点を求めていた、池原はデンマークでのヘルプを求めていた。それぞれの存在とニーズをそれぞれに伝えた。

海外(ドイツ)でのプレー経験のある僕や梶原の所には要所要所で相談にはきてくれたが、基本的に池原自身がでSimonと日本ハンドボール協会の担当者に連絡をいれ少しずつ話まとめていき、自らの力でデンマークへの歩みを進めて行った。

4月中の話だが、練習を終えて自宅で夕食をとっているとよくFacebookのメッセンジャー(Simon、池原、梶原、僕のグループ)が鳴った。池原が慣れない英文を作って必死にSimonと連絡を取り合っていた。梶原と僕はやれる所までは池原自身でと決めていたので、見守ることに徹していた。池原は「海外に行きたい」と口にするだけではなく、自ら具体的に行動を起こしていったのだ。

新シーズンがスタートする時点で池原の口から海外移籍を視野に入れている事はチーム内でもオープンになっていた。4月末、5月頭の約1週間、単身デンマークへ渡った。渡欧前、「今シーズンの海外移籍の可能性は5%くらいでは?」と池原本人も口にしていた。

僅か1週間ではあったが結果としてこのアクションが大きかった。

多くの方に支えて貰っての今回のニューコビン移籍。サポートして下さった皆さんへの感謝の気持ちは忘れないで欲しい。それと同じくらい、今回の正式契約、海外移籍を実現させた自分自身の行動力に自信を持って欲しい。

まだ欧州挑戦へのスタートラインに立ったに過ぎない。いよいよプロフェッショナルのシビアでタフな世界に足を踏み入れるわけだ。だからそこ全てを受け入れ楽しんで欲しい。

池原に限らず、バイオレットのみんなは今、新たな一歩を踏み出そうとしているメンバーが多い。

怪我を受入れ、あるいはコンディションを整える為に手術に踏み切る者。初めてフル代表にチャレンジする者。フル代表で定位置確保に向けて闘志を燃やす者。職場を変えて心機一転頑張ろうとする者。退路を断って鈴鹿に飛び込んできた者。パートナーとの二人三脚へと準備を進める者。バイオレット内でのポジション獲得に向けて目の色を変えている者。

欧州、鈴鹿、病院と活動する場所は違っても、みんなそれぞれの場所で成長していこう。



ユメ先生@忍海小学校

[ ユメ先生 ]

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社会人選手権後のオフ期間に2017年度のユメ先生がスタート。今回は奈良県にある忍海小学校の5年生が対象。

この時期の5年生は新しいクラスになって間もない。それにしても元気いっぱいの子供達。目をキラキラさせて食い入るように話を聴いてくれる子供達。

僅か90分の間にチャレンジする事、協力する事、アイディアを出し合う事、ルールを守る事、仲間の意見を取り入れる事、自分の夢について考える事、勇気を出して発表する事、色んな事と向き合ってくれた。

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はっきりとした夢がある子もいれば、今はまだ夢を捜している最中の子もいる。自信満々の子もいれば、自分に自信が持てない子もいる。

自分の人生、今、これからに対して、どこかで「本気」のスイッチが入れば嬉しいね。



あれやこれやと

[ 三重バイオレットアイリス ]

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新チームがスタートして約1か月が経過した。来週5月17日から今年度最初の公式戦でもある社会人選手権が福井県で開催される。

と、その前にこの1か月の振り返りをば。

4月8日から新チームがスタートして現場強化を目的とし、フィジカル系のキャンプでは大西さん(ジムノックストレングス)、SBT講習は臼井さん(サンリ)、ライフスキル&キャリアデザイン系の講習を東海林さん(慶応大学)にご指導頂いた。

その他にも新加入選手の職場訪問、末松鈴鹿市長表敬訪問、いばらき国体を見据えて、約300人(中学生、高校生、指導者)対象の茨城講習会、関西学生リーグ&関東学生リーグを中心に選手補強目的の視察、日本代表男子チームのトレーニング見学(所謂、ダグルJAPAN)などにも足を運んだ。

GWには名古屋にクラブチーム4チーム(HC名古屋、飛騨高山BB岐阜、大阪ラヴィッツ、三重バイオレットアイリス)が集まってのトレーニングマッチ、イオンモールイベント、ファン感謝デーを実施した。

そして一昨日には三重花菖蒲スポーツクラブの総会&懇親会。なかなかボリューミーな1か月やったなと。

とは言え、この時期は日本代表活動も本格的ではないので、選手全員が鈴鹿で地に足を付けて着実にトレーニングを積めている。まずは初戦の香川銀行戦の事だけを考えて、目の前の事に集中していこう。

色んな活動を試みているが、現場としての目標は「勝利」これ以外にはない。その目的は「日本人女性、日本のクラブチームの可能性にチャレンジし、三重バイオレットアイリスが日本のハンドボール界を変える。」その合言葉が「Super Violet Soul」である。

何を目標として、何を目的にしているのか?何の為にやっているのか?

いよいよ新シーズンスタート。



WCフランス

[ 日々 ]

実は今、フランスでハンドボール男子世界選手権が盛り上がっている。

女子の日本リーグ真っ最中で結果を追ったり、ハイライトを観るくらいで自分自身がじっくりと観ている訳ではない。(落ち着いたら、可能な限りフルマッチを観るつもりだ。)

ハンドボールの外の世界(一般の方、ハンドボールにそこまで関心のない方)にいる人たちに、今回の世界選手権の存在がどれくらい認知されていたのだろうか?どれくらい事前にアナウンスされていたのだろうか?そもそもそういう視点を持てていたのだろうか?

サッカーで言えばワールドカップ、野球で言えばWBC。

その世界チャンピオンを決める大会に日本は出場していた。日本代表は今回24位中22位という結果だった。

日本代表チームには日本リーグで活躍中の選手をメインに海外で活躍中2名と将来の日本を背負って立つであろう大学生2名というメンバー構成、それを率いるのが世界的な名将オルテガ。ペップやモウリーニョ級のスペシャルな指導者がオルテガ。

予選ラウンドでは世界最強チームのフランスとも対戦していた。そこには世界のTop of topのカラバティチやギグーやオメイヤーやアバロがいる。

サッカーで言えば、クリロナやメッシやネイマールがいるチームとの対戦だったわけだ。

そこ(世界最強クラス)との距離、ホンモノと対峙した経験はチーム、選手、スタッフとして日本ハンドボール界の財産。この後が本当に大切。

自国開催の東京五輪まであと3年、本当に待った無しの状況。男女の違いはあってもTOPリーグの指導者として、改めて世界目線・基準での指導の重要性を感じている。

大会自体はいよいよ大詰め。

日本代表チームに関わった全ての皆さん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

この動画に今回の日本代表の奮闘振りが凝縮されている。

「世界選手権日本代表ハイライト」



国体東海予選を終え、次は社会人選手権へ

[ 三重バイオレットアイリス滋賀医科大学コーチ福井大学医学部コーチ ]

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8月頭に韓国遠征から戻ってきたと思ったら、気づけば社会人選手権直前。恐ろしい程あっという間に一日一日が過ぎ去っていく。オリンピックも全然ゆっくり観ることができなかった。また時間を作ってせめてハイライトだけでも観たいと思っている。

韓国遠征から帰国して、日本代表5名はその足でデンマーク遠征へ旅立った。僕も鈴鹿市長表敬訪問や東京でのコーチ&レフリー研修など帰国後はバタバタしていた。日本代表5名は8月12日にデンマークから帰国して、鈴鹿のメンバーと再合流。8月14〜16日は北國銀行とのテストマッチをメインにした北陸遠征。これでしばらく15名全員揃って活動が出来る。

北陸遠征の前後では今年度入団選手の職場訪問や次年度入団希望選手(大学生&高校生)の個別トライアウトを実施したり、西医体直前だった滋賀医科大学&福井大学医学部にも足を運んだ。(西医体では滋賀医科大学は準優勝、福井大学医学部はベスト16)

そして先週末から公式戦スタート。チーム三重(三重選抜)の役員として国体東海予選に臨んだ。大学生2名(ふるさと選手)とバイオレット13名、合計15名の選抜チームで臨んだ今回の国体東海予選。

三重 39(23-5 16-8)13 静岡
三重 29(12-10 17-11)21 愛知
三重 24(10-6 14-12)18 岐阜

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大会前に「この大会を通して勝利する事はもちろん、一人の人間として、チーム三重として成長していこう」という話を選手達したことをよく覚えている。大会中、苦しい場面でのタイムアウトでは「今こそ目を合わしてプレーしよう。今こそ一つになろう」と選手自らが口にしていた。

特に大会2日目は午前中に愛知(HC名古屋)、午後から岐阜(飛騨高山ブラックブルズ岐阜)とのダブルヘッダーというタフなスケジュールだったが、選手達が本当に粘り強くプレーしてくれた。

まだまだ課題は多いが、選手達の頑張りもあって3戦全勝で東海予選を1位通過で岩手国体の出場権を獲得することができた。チーム三重の勝利というのが何よりも嬉しい。

国体東海予選を終えて「岩手国体への抱負は?」と声かけてもらえて嬉しいのだが、「次の目標は社会人選手権の初戦のSONY戦に勝利する事」今のところその事しか頭にない。目の前のことに集中するのみである。

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そして今週は久しぶりの栄養フィードバック&SBT(スーパーブレイントレーニング)と東海大学のサマーキャンプ受入れ。東海大学の栗山監督(前日本代表監督)のトレーニングをじっくり観させてもらったり、お話させてもらったり、バイオレットの育成選手(大学生)を東海大学のトレーニングに混ぜてもらったりと非常に有意義な時間だった。

さて明日、明後日と社会人選手権に向けた最後のトレーニング。良い準備をしよう。



カムサハムニダ

[ 三重バイオレットアイリス ]

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韓国は釜山での国際大会を終えた。スイス、韓国、中国のチームと3戦し2勝1敗で最終成績は準優勝。

日本代表5名がヒロシマ国際&北信越サーキットを終えてチームに合流したのは韓国出発前日だった。全員揃ってハンドボールをするのは現地に入ってからということもあり、選手たちは多少の不安をもっていた部分もあったかもしれないが、試合の中、ハンドボールの中で、勝敗にこだわる中で、練り上げていってくれた。

手ごたえも課題も、多くの収穫があった。参加選手の中には、今回の韓国遠征が初めての海外という者も何名かいた。日本を出ることで、普段味わうことのできない数多くの経験を積めた。

身長差10~20㎝&体重差10~20㎏以上の相手とのマッチアップ、高打点&ロングレンジからのシュート、レフリング、スケジュールの度重なる変更、スイスチームのとの合同トレーニング、オープニング&クロージングセレモニー、食事、気候、など数え出したらキリがないほど、普段とは違う経験を積むことだできた。まさしくこういう経験を求めてこの地にやってきたわけだ。

ハンドボールはもちろん、文化や習慣の違いにも触れることで選手たちの内面が今後変化していくのではないかと考えている。ハンドボールの技術的な向上はもちろん、人生を豊かに生きるという部分でも素晴らしい経験になった。

個人的にも、選手としては海外チーム&選手との対戦経験はあったが、指導者としては今回、初めて海外チームとの対戦だった。欧州のチームに、アジアのチームに、どれくらいファイトすることができるのか?非常に楽しみにしていたが、選手たちはしっかりと戦ってくれた。

優勝した釜山BISCO(韓国)との前半からは多くの課題を得ることができた。ホンモノに触れることができた。ありがたい。

この釜山BISCO(韓国)の監督は、韓国の英雄カン・ジェオン氏。ソウル五輪のメダリストで、僕がホンダ熊本で選手をしていた時に彼は大同特殊鋼(日本リーグ)の監督だった。一度は対戦してみたいと思っていた指導者の一人だったので釜山BISCO(韓国)との対戦は個人的にも非常に楽しみにしていた。エキサイティングな時間だった。

また明日から日本代表5名とはしばらく離れることになる。彼女たちは帰国後、デンマークへの向かう。本当にタフだ。活動する国は違えどお互いに一回り成長して再会できればと思う。

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【大会結果】
準優勝
 
1位:釜山BISCO(韓国) 3勝
2位:三重バイオレットアイリス(日本) 2勝1敗
3位:SHANDONG TEAM(中国) 1勝2敗
4位:SPONO EAGLES(スイス) 3敗

初戦  三重バイオレットアイリス 36(16-12 20-12)24 SPONO EAGLES(スイス)
2戦目 三重バイオレットアイリス 24(8-17 16-12)29 釜山BISCO(韓国)
3戦目 三重バイオレットアイリス 30(16-12 14-10)22 SHANDONG TEAM(中国)

今回の韓国遠征、クラウドファンディングをはじめ本当に多くの方にご協力、ご支援を頂き素晴らしい経験を積むことができました。本当にありがとうございました。

本日、帰国予定です。また明日から前を向いて進みます。引き続き応援よろしくお願いいたします。カムサハムニダ。



三重県高体連ハンドボール技術講習会

[ 三重バイオレットアイリス ]

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7月16日(土)は昨年度に引き続き、三重県高体連のハンドボール技術講習会だった。伊藤先生との何度かの打合せを経て、今回も実現した。

コートは2面、男女一緒、そして1日という条件下に三重県内の高校生男女1,2年生が各校からピックアップされ、指導者合わせて総勢100名を超える方がAGF鈴鹿体育館に集まってくれた。今回の技術講習会の目的は高校生ハンドボーラーの競技力向上と指導者の指導力向上。

オープニングでは、主要4局面の説明。ハンドボールに限らず、ゴール型のボール競技のゲーム構造は概ね、セットOF、BC(バックチェック)、セットDF、FB(速攻)の4局面から成り立っている。これに7MTやコーナースローなどの特殊局面が付随してゲームが組み立てられている。

セットOFとセットDFの練習は対になることが多いし、BCとFBの練習も同様に対になることが多い、それぞれの局面を連結させた練習メニューも当然でてくる。今やっている練習メニューがどの局面のトレーニングなのかを理解してトレーニングに入る。当たり前のことだが非常に重要だ。

加えてもう一点。各局面の中に、シュートを決める場面(防ぐ)、2対1~7対6までのノーマークを繋ぐ場面(つぶす)、1対1から6対6までのノーマークを作る場面(止める)が攻守に出てくる。そのどの場面を切り取っているトレーニングなのかを理解してからトレーニングに入るとその効果が高まるではないかと考えている。

午前はシュートを決める場面とノーマークを繋ぐ場面を切り取って2対1、3対2を中心の攻防をメインに、午後からはアジリティ&ジャンプTrとノーマークを作る(止める)場面を切り取って1対1、2対2の攻防をメインにプログラムを組んだ。

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全体の進行は僕が担当。各テーマに沿って順序立ててバイオレットのデモンストレーション兼公開練習。そのあとに2コート4か所に分かれて、指導者の皆さんがその場で高校生に指導にあたる。コートの4か所にはバイオレットの選手も振り合わけさせてもらってデモンストレーター兼、指導者の皆さんのフォローを担当。

僕が指導する&バイオレットがトレーニング(それを見る)。先生が高校生を15分前後指導する(バイオレットの選手&僕がフォローする)。こんな感じで、午前、午後と進めていった。

一つのテーマに対して、狙いを抑えたうえで15分前後のコーチングをしてもらった。その中で指導者個々のカラーがにじみ出るような感じになっていけばいいなと考えてプログラムを組んだ。

言葉かけ、動いて見せる、いったん集めてポイントを整理する(ストッピング)、メニューのレベルを上げる(少し難しくする)など15分の中でいろんなアプローチを織り交ぜていくことで、高校生たちは変化していった。4か所それぞれで高校生たちがグングンと良くなっていく様子が見ていて嬉しくなった。

僕自身も「ああこういう言葉かけあるんやぁ。」「こういう発想もいいなぁ。」「こんな発展のさせ方もあるんやぁ。」と勉強になった。

最後は高校生お待ちかねのポジション別のフリータイムを30分ほど設けた。基本プレーやトリッキーなプレーなど聞きたいこと、やりたいことを自由にバイオレットの選手に質問できて、その場でアドバイスしてもらえる時間。バイオレットの選手も普段自分が大切にしていることのブラッシュアップになったようだ。

一口に、高校生といっても高校からハンドボールをやりだした子もいただろうし、小学生からハンドボールやりだしている子もいただろう。指導者も同様で、体育大出身のキャリア&専門知識十分の方もいれば、他競技が専門でハンドボールは未経験の方もいただろうと思う。あくまでも選択肢の一つとして、可能性の一つとしていう話だが次年度以降に活かすとすれば、目的やレベル別にいくつかクラスを設けて人数を絞ることでそれぞれのニーズにあったプログラムを組むことができるし、更にクオリティを高めることができると感じた。

いずれにせよ、こうした技術講習会は高校生に限らず、中学生、小学生に向けても非常に有意義な活動だと思う。特に三重バイオレットアイリスのような地域と共に活動をしているクラブチームにとっては尚更だ。こうしたホームタウン活動は地域と連携し、継続して行っていきたい。

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バイオレットの中にも将来指導者になろうと思っている選手は結構いる。先生たちとコラボしながら実際に高校生の指導を行っていた選手もチラホラ。現役中からできる範囲で将来の準備をしておくことは、ええことやと思う。

三重県各地から集まってくれた高校生のみんな、指導者の皆さん、昨年に引き続き素晴らしい機会を頂き誠にありがとうございました!!!



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