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三重県高体連ハンドボール技術講習会

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

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7月16日(土)は昨年度に引き続き、三重県高体連のハンドボール技術講習会だった。伊藤先生との何度かの打合せを経て、今回も実現した。

コートは2面、男女一緒、そして1日という条件下に三重県内の高校生男女1,2年生が各校からピックアップされ、指導者合わせて総勢100名を超える方がAGF鈴鹿体育館に集まってくれた。今回の技術講習会の目的は高校生ハンドボーラーの競技力向上と指導者の指導力向上。

オープニングでは、主要4局面の説明。ハンドボールに限らず、ゴール型のボール競技のゲーム構造は概ね、セットOF、BC(バックチェック)、セットDF、FB(速攻)の4局面から成り立っている。これに7MTやコーナースローなどの特殊局面が付随してゲームが組み立てられている。

セットOFとセットDFの練習は対になることが多いし、BCとFBの練習も同様に対になることが多い、それぞれの局面を連結させた練習メニューも当然でてくる。今やっている練習メニューがどの局面のトレーニングなのかを理解してトレーニングに入る。当たり前のことだが非常に重要だ。

加えてもう一点。各局面の中に、シュートを決める場面(防ぐ)、2対1~7対6までのノーマークを繋ぐ場面(つぶす)、1対1から6対6までのノーマークを作る場面(止める)が攻守に出てくる。そのどの場面を切り取っているトレーニングなのかを理解してからトレーニングに入るとその効果が高まるではないかと考えている。

午前はシュートを決める場面とノーマークを繋ぐ場面を切り取って2対1、3対2を中心の攻防をメインに、午後からはアジリティ&ジャンプTrとノーマークを作る(止める)場面を切り取って1対1、2対2の攻防をメインにプログラムを組んだ。

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全体の進行は僕が担当。各テーマに沿って順序立ててバイオレットのデモンストレーション兼公開練習。そのあとに2コート4か所に分かれて、指導者の皆さんがその場で高校生に指導にあたる。コートの4か所にはバイオレットの選手も振り合わけさせてもらってデモンストレーター兼、指導者の皆さんのフォローを担当。

僕が指導する&バイオレットがトレーニング(それを見る)。先生が高校生を15分前後指導する(バイオレットの選手&僕がフォローする)。こんな感じで、午前、午後と進めていった。

一つのテーマに対して、狙いを抑えたうえで15分前後のコーチングをしてもらった。その中で指導者個々のカラーがにじみ出るような感じになっていけばいいなと考えてプログラムを組んだ。

言葉かけ、動いて見せる、いったん集めてポイントを整理する(ストッピング)、メニューのレベルを上げる(少し難しくする)など15分の中でいろんなアプローチを織り交ぜていくことで、高校生たちは変化していった。4か所それぞれで高校生たちがグングンと良くなっていく様子が見ていて嬉しくなった。

僕自身も「ああこういう言葉かけあるんやぁ。」「こういう発想もいいなぁ。」「こんな発展のさせ方もあるんやぁ。」と勉強になった。

最後は高校生お待ちかねのポジション別のフリータイムを30分ほど設けた。基本プレーやトリッキーなプレーなど聞きたいこと、やりたいことを自由にバイオレットの選手に質問できて、その場でアドバイスしてもらえる時間。バイオレットの選手も普段自分が大切にしていることのブラッシュアップになったようだ。

一口に、高校生といっても高校からハンドボールをやりだした子もいただろうし、小学生からハンドボールやりだしている子もいただろう。指導者も同様で、体育大出身のキャリア&専門知識十分の方もいれば、他競技が専門でハンドボールは未経験の方もいただろうと思う。あくまでも選択肢の一つとして、可能性の一つとしていう話だが次年度以降に活かすとすれば、目的やレベル別にいくつかクラスを設けて人数を絞ることでそれぞれのニーズにあったプログラムを組むことができるし、更にクオリティを高めることができると感じた。

いずれにせよ、こうした技術講習会は高校生に限らず、中学生、小学生に向けても非常に有意義な活動だと思う。特に三重バイオレットアイリスのような地域と共に活動をしているクラブチームにとっては尚更だ。こうしたホームタウン活動は地域と連携し、継続して行っていきたい。

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バイオレットの中にも将来指導者になろうと思っている選手は結構いる。先生たちとコラボしながら実際に高校生の指導を行っていた選手もチラホラ。現役中からできる範囲で将来の準備をしておくことは、ええことやと思う。

三重県各地から集まってくれた高校生のみんな、指導者の皆さん、昨年に引き続き素晴らしい機会を頂き誠にありがとうございました!!!



ユメセン @豊田市立四郷小学校

[ ユメ先生 ]

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6月28日は愛知県豊田市での夢先生。今回は四郷小学校の5年生のみんなに会ってきた。

アシスタントは元なでしこリーガーのほっしーこと「法師人美佳さん」、何度かご一緒させて頂いたが今回も抜群の安定感&安心感だった。

ゲームの進め方、子供たちへのアプローチ、熱量本当に勉強になる。

今回も子供たちは色んなゲームを自らのアイディアを出し合って、協力してクリアしていった。時には上手くいかないときもあるけど、なんでも簡単にクリアできては面白くない。難しいくらいが楽しめる。みんなで協力して、本気になってクリアできた後の表情は最高だった。

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ゲームの時間後は教室に移って、夢トークの時間。僕の小学生の頃からの話をいくつかのポイントに絞って話をしていった。

「適当にやり過ごしていても誰にも怒られない、そこそこ楽しい生活、でも本気になっていない自分には気づいている。」

「チーム内の同じポジションに世界ナンバーワンの選手がいる。ライバルはメッシ、ボルト、イチロー、ジョコビッチ、練習で世界一の相手に勝たないと試合に出ることができない。」

「日本を飛び出して、何かに本気で打ち込んで、絶好調の時に大けがや大事故にあって、もうそのことができない日本に帰れって言われた。怪我したり、事故した深夜に独りぼっちでベッドの上。」

「みんななら、どう思う?どうする?」って何度か前後の席の仲間と話し合ってもらった。

子供たち自分のことに置き換えて真剣に話し合ってくれた。最後は自分の夢や目標をユメシートに書いて発表してくれた。

いい表情だった。「実家の酒屋を継ぎたい。日本一の日本酒を作りたい」って。凄くかっこええな。

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最後の振り返りの時の小話を。僕が左膝のリハビリ中に何度も救われたカールハインツの言葉。

カールハインツはピルナのファンの親父さんで僕が怪我で途方にくれて松葉づえつきながらマーケットで買い物をしていた時に声をかけてきてくれたドイツ人のおっちゃん。大恩人。

カールハイツは人差し指の先がない。若い時に釣りをしていて、上流からビンの破片が流れてきて第一関節から先が切れたって教えてくれた。

「クシ、ワシは指がきれてなくなったけど、みんなに出来ないことができる、ワシは切れた指を使うと1.5ってできるんじゃ。クシの膝も同じ。今はつらいかもしれんが、この怪我とちゃんを受け入れて、向き合っていけばいつかプラスに出来るときがくるかもしれんよ。」

2年間のリハビリ中に何度この言葉に救われたか分からない。



鈴鹿市長表敬訪問

[ ~2022 三重バイオレットアイリス ]

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気が付けば5月突入、GW真っただ中。バイオレットは3月29日~4月28日までのサイクル①(鍛錬期)を終えて現在はインディビジュアルコンディショニング期間。次のサイクル②は5月6日から再開予定。

4月28日は新キャプテン&ルーキーたちと鈴鹿市長表敬訪問をさせて頂いた。

スカウトから1名、トライアウトを経て2名の大学卒業選手がバイオレットに加わってくれた。

F1、伊勢型紙、鈴鹿墨などなど、ハンドボールを通して、日本各地、世界へと三重、鈴鹿の魅力を届けていきたい。



鈴鹿市ハンドボール教室後期 〜年内最後〜

[ ~2022 三重バイオレットアイリスハンドボールスクール ]

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12月7日は年内最後のハンドボール教室。鈴鹿市内の小学生1〜6年生までが参加。

月に2回を目安に年間20回、開催予定。今回は後期の5回目で近藤ほのかと共に指導にあたった。

まだまだパスキャッチに四苦八苦。何とかジャンプシュートが打てる。ゲーム形式になるとボールがある場所に人が集まり団子状態。まだまだこんな感じ。当然と言えば当然。

今回はそれが一気に前に進んだ。子供ってのは一気に突き抜ける。

「ボールを貰う前に、味方と相手のことを観る」
「ボールを持っていない時に、空いている場所に移動する」

たったこの二つのことを意識するだけで、団子状態だったゲーム形式のメニューが一変。パスがポンポンポンとつながってシュートに行けたり、自分が空いていると感じたらドリブルで前に運んだり、ボールゲームっぽく、ハンドボールっぽくなった。

「中学でハンドしたいけど、進学予定の中学にはハンド部がない」と帰り際に6年生が零していた。新たな課題。

そして、12月10日上記の小学6年生の事も含めて、次年度のハンドボール教室についてのMTG。

「小学生&中学生でできないか?」
「開催頻度をもう少し増やそう」
「開催時間を早めよう」

など、前向きな話し合い。子供達とって少しでもいい環境を。大人の役割。



ユメ先生 @高石小学校

[ ユメ先生講師 ]

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シルバーウイーク明け、昨年に続いて大阪は高石市でユメ先生を務めさせて頂きました。

昨年の5年生は、現在6年生ですね。「わっーーー、くっしーやーーっ。」って昨年僕の話を聴いてくれた子達も体育館に集まって来てくれました。

嬉しいねぇ。

嬉しい再会の後は、今年の5年生対象に夢の教室を2コマ担当させてもらいました。

みんな協力する事の大切さに気づいてくれたり、将来について真剣に考えてくれたり、いい機会になったかな?

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そしてこの高石小学校は川淵三郎氏の母校なんですね。

何年か前に川淵氏の著書を読んだことが、ユメ先生プロジェクトのことを知るきっかけになりました。



滋賀医科大ハンド10期目 8〜13回目 西医体

[ ハンドボールスクール滋賀医科大学コーチ ]

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気がつけば8月も最終週ですね。実は8月14〜17日は西医体でした。同時期にチーム三重の国体東海予選があったので、「今年は滋賀医大コーチとして西医体帯同は難しいと思うよ」と学生達には早い段階から伝えてありました。

例年よりもコーチ回数が少ない中、奥田主将を中心に自分達でチームを作り上げてくれました。今期のチームのスローガンは「チャレンジ」、これも自分達で考えだしたものです。

西医体直前になり、キャプテンの奥田が「西医体には自分達だけで臨む予定だったのですが、もし自分達だけで最終日まで勝ち残れたら、17日の準決勝・決勝だけでもいいので西医体の会場に来てもらえますか?他の部員には内緒にしておくつもりです。」と相談にきてくれました。

チーム三重は無事、15日、16日の東海予選で優勝。17日の早朝に三重を出発、一路奈良へ。

会場に到着すると学生達の「あ????へっ????何で櫛田さんいるんすか?」という、何年か前にもあったこのパターン。

残念ながら、準決勝では神戸大学に1点差で敗れてしまい決勝の舞台には立てず…

3位決定戦では気持ちを立て直して、山口大学との接戦を制して、何とか3位入賞を果たしました。

自分達で準決勝までたどり着き、昨年同様3位の座を確保できたのは良かったのかもしれませんが、彼らが目指していたのは優勝のみ。

その目標が阻まれた神戸大学との準決勝戦後に泣き崩れる彼らの姿は今も目に焼き付いています。

GKとしてスタートした6年生の山本は途中、目の故障で休部や退部も考えて悩んでいた時期もありましたが、チームに残ってくれて、ラスト1年ちょっとで右サイドに転向。高い打点からのサイドシュートに磨きをかけて、GKからCPへ転向して1年足らずで最後には西医体のベスト7にも選ばれる活躍を見せてくれました。

山本が故障で苦しんでいた時、プレーできない期間のチームとの関わり方に悩んでいた時、そんな自分がサイドに転向していいのか悩んでいた時、それをずっと見守っていた他の部員&マネージャー。

優勝が全てなんですが、10シーズンチームを観させて貰って、一人一人と向き合って来ました。一度挫折しても、セカンドチャンスを自分で摑み取って立ち上がる。そしてその姿を後輩たちが観ている。やっぱりこういう部分って大事なんだと思うんですよね。

月に1回3時間くらいのコーチで、もちろん彼らの全てを観る事はできないですが、その彼らとの時間に何を伝えるのか?何を感じてもらえるのか?回数や時間が限られているからこそ、お互いに一回一回、一瞬一瞬が勝負だと思ってコーチをしているし、コーチを受けているんだと思います。

けしてハンドボールで飯を食べていくわけではなく、将来医療従事者になる彼らに、僕がハンドボールを通して伝えられる事は何だろうかといつも考えています。

ドイツに行く前、ドイツにいる時、怪我をして日本とドイツを行ったり来たりしている時、日本でリハビリをしていた時、北電に加入して福井に移ってから、そして今期から三重バイオレットアイリスの監督にと、2006年からの10年で僕自身にも変化がありました。

一先ず10期目の滋賀医科大学ハンド部のコーチが無事終了しました。



滋賀医科大学コーチ 10期目⑤

[ ハンドボールスクール滋賀医科大学コーチ ]

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先日、6月17日バイオレットの練習がオフだったので久しぶりに滋賀医科大学のコーチに行ってきました。

2006年からコーチを初めて早いもので10期目になります。関西学生春季リーグ戦、医歯薬新人戦を終えて、この後は関西医歯薬春季リーグ&西医体を残すのみの彼ら、6年生にとっていよいよカウントダウンの時期になってきました。

6月15日のバイオレット&メカルイベントにも滋賀から来てくれた彼ら。メンバーのほとんどが大学入学後にハンドボールを始め、けしてハンドボールでメシを食っていくわけではない医学生たちですが、本当にハンドボールが好きなメンバーが集まってきています。

話はすこしそれるけど、この医歯薬ハンドの舞台から日本リーグに飛び込みプレーオフの舞台にもたったコラソンの中村選手は本当に尊敬します。

医歯薬ハンド、観に行ける頻度は限られていますが、可能な範囲でこれからも彼らの成長を見守っていけたらと思います。



ユメ先生 三重県菰野町へ

[ ユメ先生講師 ]

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2015年度のユメ先生がスタートしました。昨年度まではハンドボール選手として、今年度からはハンドボールの監督として子供達の前に立たせてもらっています。

6月1日に福井県から三重県に完全に引越しをしてきたわけですが、その4日後になんと三重県菰野町でユメ先生をさせて頂く機会を頂きました。

菰野町の子供達もみんな元気いっぱいでしたね。今回は午前、午後と合計2クラス授業を持たせてもらいましたが、クラスごと、子供一人一人、雰囲気も表情も夢も違います。当然ですよね。

この子達が自分の夢や目標について考えるきっかけになれば嬉しいですね。

この子達がいつか日本リーグの試合を見に来てくれると嬉しいですね。

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今回の様子を中日新聞に掲載されていましたよ。



北陸電力ブルーサンダー ラストDay

[ お知らせハンドボールスクール ]

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もうあと数時間で福井を出ます。昨日は2009年9月から2015年3月までの合計6シーズンお世話になった北陸電力ブルーサンダーのOB戦&ファン、Jr.チームとの交流イベントに顔を出してきました。

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僕が来た頃の懐かしいメンバーたちとチームを組んで、現役のブルーサンダーと20分ハーフのゲームを行いましたよ。通称・オールドサンダーvsブルーサンダーですね。

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久しぶりに神田友和と中央のDFでコンビを組みました。結果は一点差でブルーサンダーの勝利でした。勝敗がかかると自然と本気モードですね。やはり。

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最後は参加者全員で記念撮影。

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お昼からは皆でBBQ。さばスポで2年間コーチをさせてもらったJr.チームのみんなとの一枚。



全日本社会人選手権大会を終えて

[ 2015/2016 シーズン(MVI) ]

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昨日、25日振りに福井の自宅に戻ってきました。今回の全日本社会人選手権大会に向けて一ヶ月弱単身で鈴鹿で過ごしていましたが、5月末には妻&はなを連れて鈴鹿に引越し、完全に福井を離れます。

さて、今回の全日本社会人選手権大会はお陰様で三重バイオレットアイリス、クラブ史上最高成績の3位入賞を果たす事ができました。

5月頭に福井を出て鈴鹿に移動し、クラブに合流してから準備期間は短かったですが、考えうる最善の準備をして今大会に臨みました。大会期間中も試合をやってみて必要な事があれば、微調整しながら進めていきました。

初の決勝進出を目指して挑んだ準決勝のオムロン戦。これぞ決勝トーナメントのオムロンという感じでした。試合開始直後のオムロンからの圧力を跳ね返す事ができずに完敗しました。試合後の選手の落胆振りは激しく、目指してきたものを失ってしまった時の精神状態そのものでした。

オムロン戦の細かい反省や、悔しい気持ちは一旦置いておいて、気持ちをもう一度現在に戻して、翌日の香川銀行との3.4位決定戦に気持ちを向ける必要がありました。

というのも、昨年の同大会、バイオレットは予選リーグで敗退し、5.6位決定戦にまわりました。その時の対戦相手も香川銀行でした。この時は気持ちの切替が上手く出来ずに昨年は6位で大会を終えてしまったと聞いています。

もちろん優勝を目指して戦いますが、大会前から「試合に勝とうが負けようが、常に意識を現在に置いて、次の試合に対して、次のプレーに対して最善の準備をしよう。」と選手達に話していました。

オムロン戦を終えて、会場を後にする前にもう一度選手を集めて、こう伝えました。

「明日は単なる順位決定戦ではなく、クラブ史上最高成績の3位を勝ち取る事の出来るチャンスなんやぞ。自分のために、チームのために戦うのはもちろんだけど、応援に来てくれているご父兄、スポンサーさん、職場の皆さん、スタッフ、このクラブに関わってくれているみんなのために明日の試合を戦おう。みんなが勝つ事で喜んでくれる人が大勢いる。しっかりと3位を勝ち取って、そのあとで今回の大会の反省をすればいい、まずは明日もう一度15人全員でしっかりと戦おう。」と話をしました。

香川銀行戦、予想通り試合開始から一進一退の攻防が続きました。何度かリードを奪われる時間帯もありましたが、慌てる事なく前後半を戦い、22-20の2点差で勝つ事ができました。

試合後の細野GMの男泣き、選手達のうれし涙、応援スタンドのご父兄の涙を見て、何とか3位入賞できてよかったなと心底思いました。

クラブの内外にこれから「三重バイオレットアイリスは大きく前進していくんだ。」というインパクトを残すにはこの大会でクラブ史上最高成績を出しておく事が最低条件だと思っていました。

大会前は優勝を目標にしていましたし、上位2チームの北國銀行、オムロンには2試合とも完敗だったので、この成績に満足感は全くありませんが、選手達、クラブにとっても今回の3位入賞は良い経験になってくると思います。

もちろん僕自身にとっても全てが新しい経験、良い経験になりました。準備期間の長短に関係なく新しい道で勝負の大会でした。この大会に選手15名の未来と、このクラブの命運が掛かっていると思っていたので本当にかけていました。

3位決定戦の後は、声もカラカラで、頭も上手くまわらない感じでした。(それはいつもか!!?)

選手達は大会終了後にバスで一足先に鈴鹿に帰っています。帰りのバスでは、今大会の振り返りはもちろん、例の男子日本代表の喫煙問題の記事を読んでもらい、選手それぞれに考えてもらいました。

今週はリフレッシュ&次への準備の一週間。職場への今大会の活動報告や身体のケアなどに当ててもらっています。ここからしばらく日本代表(年代別日本代表も含む)活動でクラブを出たり入ったりする選手が増えてきますが、お互いに自分のいる場所で精一杯成長していけたらと思います。

僕は、5月30日に6シーズンお世話になった北陸電力ブルーサンダーのOB戦に参加して、翌日31日に福井を出ます。その後は完全に三重県民、鈴鹿市民です。それまで今週は福井で引越準備ですね。