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東海学生トーナメント 優勝

[ 2022~ 中部大学 ]

11/25,26と12/2,3と2週間に渡って東海学生トーナメントが開催された。結果は中部大Aが優勝で幕を閉じた。

今大会、中部大からは中部大A &中部大Bとして2チームがエントリー。因みにAチームとBチームに優劣はない。

今回はインカレで主力だった学生はエントリーせず、インカレで出場機会の少なかった学生、登録できなかった学生を中心にエントリー。エントリーする学生を各ポジションごとに均等に割り振ってのチーム分けである。出場機会に飢えている学生たちの鼻息は当然ながら荒い。


中部大の試合は11/26から開始。とその前に、この週末はNTS(ナショナルトレーニングシステム)に受け入れもあった。主力5名がサポートスタッフとして参加。それにしてもスタッフ陣の豪華なこと。元日本リーガー、欧州経験者が多数やった。

11/26(土)
午前に@大同大学で中部大A、午後から@中京大学で中部大Bの試合。両チームとも無事勝利。
《初戦》
中部大A 34(17-8/20-6)14 東海学園大A @大同大学
中部大B 33(17-10/16-5)15 愛知教育大 @中京大学

12/2(土)
@中部大学で準々決勝、準決勝。
《準々決勝》
中部大A 23(8-11/12-9 7mt3-2)22 大同大B
※中部大Aは最大5点ビハインドを落ち着き、7mtコンテストの末に劇的勝利。

中部大B 22(8-10/14-10)20 名城大A
※中部大Bは接戦を落とし、ここで敗戦。

《準決勝》
中部大A 24(13-11/11-9)20 名城大C
※接戦を抜け出し、決勝進出。

12/3(日)
@大同大学で決勝戦。
《決勝戦》
中部大A 38(19-18/19-16)34 名城大B
※両チーム前日のダブルヘッダーの疲れがある中で、得点の奪い合い。後半中盤以降に抜け出して優勝。


先日のインカレで主力だったメンバーは今回はサポート役。応援、ビデオ撮影など担当。声をガラガラにしてメガホン持って応援してくれた。こういう所はこのチームの良いところだなと本当に感じる。


勝利の後の写真&動画もマネージャーさんたちが撮影してくれたのだ。少しずつ緩やかにバトンタッチ。

今回の東海学生トーナメントインカレを終えて10日間ほどのオフを挟み、再スタート直後の大会だった。

普段、出場機会の少ない学生たちにとっては貴重な実戦経験の機会である。自分の特徴を知り、自分の強みを出す。チームがやっている事を理解した上で、自分の色を出す。緊張したりもする。準備段階で上手くいかなかったりする。普段は控えめな学生がリーダーシップを取ろうとする。ええやないの。全て成長の糧や。

もう終わりが見えている、本当にあと数日の4年生。インカレには出場機会の無かった4年生。その4年生とは、1年前にこんなポジションでこんな活躍ができたら良いよねって頑張ってきた。一緒に方向設定と目標設定をした。コツコツと1年間、努力してきたが結果的に目標としていたインカレには届かなかった。今大会、その役回りの中で必死のプレーを魅せてくれた。タイムアウト明けのDFでルーズボールに飛びついた。しかし、これがまた相手ボールになるんだわ。それでもチーム全体に熱は伝わる。その後の相手の攻撃を全員で凌ぎきり、渾身のガッツポーズ。その4年生が雄叫びをあげてベンチに戻ってきた。最高じゃねーか。

世界に羽ばたくために、日本リーグで通用するために、社会に出るために、大学トップレベルで闘うために、直後の日本選手権に繋がるように、この東海学生トーナメントで活躍するために、何より自分との約束をやり切るために。全て繋がっているのだ。ハンドボールも日常生活も。

世界選手権でも、日本リーグでもない東海地区の学生トーナメントやけど、優勝は嬉しいもんや。チーム全員で掴み取った東海学生トーナメント優勝である。

さあ年内最後の大勝負、日本選手権に向けてフルパワー。



夢の教室@浄水小学校

[ ユメ先生 ]

1ヶ月ほど前の話ではあるが、10/25は「夢の教室」に夢先生として登壇させて頂いた。今回は愛知県豊田市の浄水小学校へ足を運んできた。

ゲーム時間もトークの時間も子供たちは元気いっぱい。

みんなと歩調を合わせて協力しようとする子。
盛り上げようとして少しふざけてしまう子。
自分の得意な事でガンガン突き進む子。
将来2つやりたい事がはっきりある子。
あと一歩が踏み出せない子。

本当に十人十色。

僕は小学5年生の時にはっきりとした夢や目標なんて何も無かった。まさかハンドボールが職業になる。ハンドボールで生活していくなんて1ミリも頭に無かった。高校生になってからは何処で他人事のように毎日を過ごしていた。適当にそこそそやっていれば良いって思ってなんでもやり過ごしていた。

これではいかんのやろうなって薄々自分では気づいていたけど、見て見ぬ振りをして毎日を過ごしていたような気がする。将来についてをちゃんと考えたこともなかった。

「大学生になったら何か一つ本気で頑張ってみよう。」って思ったのが、たまたまハンドボールだった。大学から先でもハンドボールを続けることなんて考えてもいなかった。なんなら大学在学中に開催された世界選手権@熊本の存在すら当時は知らなかった。建築学科で勉強し単位は着実にとりつつ、ハンドボールに熱中する日々。しかし大学卒業後に自分が社会に出て、どうなっていくのか?具体的なイメージはなかった。

ぼんやりした状態で就職活動を始めて、スタートで大きくつまづいた。「これじゃいかん。社会に出るって甘くないと痛感した。」とほんまに思った。そこから就職活動も本腰入れてやりだして、いくつか内定を頂いた。

西日本インカレが終わって日本リーグの数チームから話を貰った。最終的にホンダにお世話になることを決めた。ホンダに決めた時は当時日本一だとか、ストックランがいるとか全然知らなかった。(アホやな。俺。)

ハンドボールの道に進みだしたのそこからである。そこからは失敗、挫折の連続で色んな人に助けて貰って現在に至る。人生どうなるかわからない。

僕のトークの時間を終えると、今度は夢シートへの記入時間。

子供たちが夢シートに将来の夢や今好きなこと、そのために今頑張ること、なんかを書き込む時間。

じっくり考えて書き込む子。
好きなことや夢を躊躇なくグイグイと書き込む子。
まだはっきりと夢や目標がなく頭を捻っている様子の子。

一度書き込んだ将来の夢を消しゴムで消している子がいた。

「どうしたの?」って声をかけた。
「ムリかなぁ。叶わないかなぁって思って消しちゃった。」って涙目になって細い声で教えてくれた。

ジッと目を観て、肩に手を置いて(心の中で大丈夫だガンバレ)って頷くことしか出来なかった。教室を後にする時もずっと僕の方を観ていた。目が合っていた。

インカレを終えて、函館から春日井に戻るとこの時の夢シートが送られてきた。姿勢を正して返事を書こうと思う。



2023 インカレ@函館

[ 2022~ 中部大学 ]

全日本インカレが終わり函館から春日井に戻ってきた。結果は3位。目標としていた日本一には届かなかった。決勝戦の舞台にも立つことは出来なかった。

1年間の学生たちの真摯な取り組みが3位入賞に繋がった。大学に戻ってきて「3位おめでとう」と声を掛けてもらう機会も少なくない。

しかしその結果に100%満足できているかと言うとそんな事はない。この1年間、作取監督の元でチーム全員が本気で日本一を目指して過ごしてきた。確かに3位入賞と言う結果に手応えを感じる部分はある。しかし日本一に辿り着けなかった悔しさも強く残っている。

そんな今回の函館インカレを時系列で振り返ってみる。

【vs日本体育大学】
初戦の相手は、前年度の準優勝チーム。日本体育大学。中部大学にとってはいきなり大一番。

日本体育大学戦は試合開始直後から防戦一方だった。前半21分で7-14のWスコアの7点ビハインド。そんな展開でも、学生たちは割と落ち着いていた。ここで運動量のあるDFが持ち味の水谷を投入、6:0DFから5:1DFにシステムチェンジ。これを機に中部大学の反撃開始。作取監督の采配がズバリ的中。17-18の1点差まで追い上げた所で前半終了。

後半も5:1DFを継続。日本体育大学はGKを下げて7人攻撃で応戦。追いつけそうで、なかなか追いつけない。警戒していた日本体育大の高速速攻や高速リスタートをチーム全員で死守。後半25過ぎにようやく31-30と逆転に成功。そのまま逃げ切り念願の初戦突破を果たすことができた。

日本体育大学に勝利し、選手たちは一目散に応援スタンドへ猛ダッシュ。声を枯らして応援してくれたサポートメンバーの元へ。喜びを爆発させる学生たちだった。

【vs桃山学院大学】
初戦を突破し2回戦は桃山学院大学との一戦。個人的には、初戦突破した後の2回戦が非常に大切だと感じていた。インカレの組み合わせが決まり、インカレに向けての準備は日本体育大学戦に絞って、全ての力を注いできた。この一戦に全てかけてきた。入学してから一度もインカレを勝ち抜いた事がない学生たちがひと山超えた後なのだ。

試合開始序盤から、どこか集中力を欠いたプレーが続く。得点は取れるが、失点が重なり、なかなかリードが広がらない。前半を終えて20-17でハーフタイムへ。前半と逆側のベンチに移動し、ほぼ無言の選手たち。3点リードはしているがフラストレーションを溜めながらプレーしていた前半そのままの様子。(何やっても、上手くいかない。何か波に乗れない。って言う典型的なやつね。)

4年生の中村がハーフタイム中に声をかけてきた。「このままやと良くないと思うんですけど、一旦コートから別の場所に変えた方がいいですかね?」「俺も同じこと、考えてたわ。OK。場所変えよか。ありがとうな。後は任せて。」

「一旦、落ち着かせるか?」「ガバッと熱量あげるか?」「このまま今しばらく様子を見るか?」とか歩きながら考えを整理していた。

「何かイライラしたり、集中しきれない人?」前半、コートに立ったほとんどの選手が手を挙げる。「みんな1分間、目を瞑ろうか。一旦、自分の時間な。」

みんなが少し落ち着いてきた頃に…

「前半ってさ、ミーティングで話してきた以上のこと起きてる?波に乗り切れないのは、得点直後にリスタートで失点したり、DFで間を割られたり、ミスした後に戻りきらなったり、やるべきことやり切ってないからちゃうか?意識がミスした過去に行ったり、やることやりきってない誰かに行ったりしてへんか?このままモヤモヤ、イライラしたまま試合続けて、ずっこけて負けちゃってもええか?今、ここ、自分に集中して、1年間やってきた当たり前のこと徹底しようや。」

この後は普段の様子に戻り、OFリーダー井上、DFリーダー小林を中心に具体的な会話が始まる。そして作取監督から後半に向けての作戦&闘魂注入。

後半開始。スクラムを組み直したものの、後半開始直後のシュート決定機を決め切れず、その後に退場。前半の嫌な感じを少し引きずる。それでも、コートの選手もベンチメンバーももう分かっている。退場中は我慢。その後、徐々ににリードを広げて10点差で勝利。試合内容には課題が残るが、公式戦は勝利してこそ。これでベスト8。

【vs国士舘大学】
準々決勝の相手は、国士舘大学。前年度の初戦で敗れた相手。学生たちは否が応でも燃える。燃えないはずがない。

試合序盤。中部大学は6:0DF、国士舘大学は5:1DFでスタート。勝負の準々決勝、スタメン起用のCB平野が躍動。自身の1on1をチラつかせつつ、変幻自在に攻撃を組み立てる。平野は作取監督の期待に見事に答えてくれた。国士舘大学は6:0DFにシステムチェンジ。守っても、ピサノ&小林を中心に国士舘大学の攻撃に対応。前半を終えて15-11の4点リード。

後半開始早々に連続退場。後半立ち上がりだけで計4回の退場。前半の貯金を一気に吐き出す。この時間帯も選手たちは慌てなかった。「今は我慢しよう。4回退場で同点ならOKOK」と声を掛け合う。退場明けから、また一歩ずつ自分たちのハンドボールを丁寧に展開していく。終わってみれば35-25の10点差で勝利。これでベスト4。

国士舘大学の5:1DF &6:0DFに対して、攻撃陣が終始、再現性のある攻撃を展開し続けてくれた。守備陣が相手の強力なシューターに対して気持ちよくシュートを打たせなかった。後半、序盤のファールトラブルにも落ち着いて対応できた。

昨年度のインカレ初戦で国士舘大学に惨敗してから1年間。学生たちはその悔しさを忘れることなく丁寧な取り組みを続けてきた。結実。

【vs筑波大学】
「フィジカル日本一」1年前、チーム発足時にフィジカルリーダー中村が立てた旗である。待ちに待った筑波大学との一戦。中村京介を漢にする試合である。マッスルカーニバル。

前半序盤で5-1。最高のスタートダッシュ。筑波大学はタイムアウト。ここから筑波大学の反撃開始。前半を終えて12-13の1点ビハインド。「攻守におけるフィジカルコンタクトで勝負はできている。後半はもっとスピードでも勝負していこう。速攻を押していこう。」ハーフタイムの学生たちの会話も手応え十分といった様子。決勝進出をかけて後半開始。

勝負の後半。中部大学の攻撃での決定機が何度も弾き返される。じわりじわりと点差が開きだす。DFシステムを5:1DFに変更するなど、何とか巻き返しを図る。しかし点差は詰まらない。何度もシュート止められ、天を仰ぐ選手たち。それでも諦めず必死のプレーを続ける。ベンチからサポートの声が飛びかう。応援スタンドから鳴り響く太鼓の音、サポートメンバーからの大声援。4戦連続の大声援は既にガラガラ声。無情にもタイムアップ。24-29の5点差で敗戦。

中部大学のインカレが終わった。筑波大学に敗れて泣き崩れる学生たち。嗚咽。

筑波大学に敗れた後、学生たちには「胸を張って春日井に帰ろう」と伝えた。彼らは現時点で持てる力を出し切ってくれた。2年連続1回戦敗退だったチームが激戦を勝ち抜いて、準決勝まで勝ち進めた。チーム一丸となって闘い続けた彼らを誇らしく思う。この1年間、彼らの取り組み、変化を側で観ていた。本当に誇りに思う。

だからこそ、むちゃくちゃ悔しい。決勝戦の舞台で日本一をかけて勝負したかった。他に何か出来ることは無かっただろうか。何が足りなかったのだろうかと。そんな感じで様々な感情が交錯している。

今回のインカレはチーム全員で函館入りした。連日、サポートメンバーたちは声を枯らして応援してくれた。試合が終われば直ぐに、対戦相手の分析、並行して夜間には裏インカレも控えていた。身を粉にして、チームのために一緒に闘ってくれた。

作取監督が大切にしている「チームは一つ」「全員でやりきる」ってことを、最後の最後まで学生たちはやり抜いてくれた。今回のインカレに関わってくれた全ての皆さん本当に有難うございました。

【試合結果】
中部大 35(17-18 18-15)33 日本体育大
中部大 43(20-17 23-16)33 桃山学院大
中部大 35(15-11 20-14)25 国士舘大
中部大 24(12-13 12-16)29 筑波大

【個人賞】
谷前知優

さあ、次は12/13からの日本選手権である。泣いても笑っても4年生と一緒にできる最後の大会。少し休んで、ラストスパート。ラストダンス。



日本選手権大会へ

[ 2022~ 中部大学 ]

日本選手権大会の出場権を獲得することができた。

10/1に東海学生秋季リーグ戦を全勝優勝で終えた。その結果から日本選手権大会の愛知県大学生代表になった。

10/15に愛知県予選を戦った。大同高校、大同クラブ、そして中部大学の3チームによるリーグ戦だった。

【愛知県予選結果】
中部大学 28-14 大同高校
中部大学 34-13 大同クラブ

2戦全勝で、愛知県代表として翌週の東海地区予選に出場することが決まった。

大同クラブは元日本代表や日本一を経験した超豪華メンバーが勢揃い。現役選手時代に何度も対戦した大同特殊鋼フェニックスのOBチームだ。流石の阿吽の呼吸やった。技術は落ちない。

10/21は東海地区予選。場所は高山ビッグアリーナ。東海地区予選はトーナメントだった。初戦は静岡代表のクラブチーム、LHC静岡。決勝戦は岐阜県代表の岐阜聖徳学園大学。いずれの試合もベンチ入り16名全員が自分の役割を理解してハツラツとプレーしてくれた。

【東海地区予選結果】
中部大学 35-16 LHC静岡
中部大学 31-16 岐阜聖徳学園大学

上記の試合結果から、12月13日から宮城県で開催される日本選手権大会への出場が決まった。今から日本選手権大会が楽しみで仕方がない。

ずんだ餅確定である。

東海学生秋季リーグ戦前から、秋季リーグ戦を優勝して代表権を得て、みんなで日本選手権に出ようぜって力を注いできた。

愛知県予選の前日10/14にインカレの組み合わせが発表があり自然とそっちに意識が行きそうになる。インカレの組み合わせを一度テーブルに乗せて「今は日本選手権に集中しよう」とテーブルからインカレの事を一度下ろして、日本選手権の愛知県予選、東海地区予選に全振りして戦ってきた。

目の前の事に集中してきた。

コンディション調整が必要な学生たちは出場を見合わせる中で、毎試合メンバーを交代させながら、現有戦力で愛知県予選、東海地区予選を戦った。今回の愛知県予選、東海地区予選で公式戦デビューを果たした学生が何名かいた。堂々とプレーをしてくれた。

どの試合も最終結果だけ見れば盤石の点差だけど、対戦相手の情報がほとんどない中での4試合、いつもとは違う25分ハーフ、そしてWヘッダー、準備を含めて簡単ではなかった。学生たちはいつもと違う中で余白を残して柔軟に対応しつつ、普段通りプレーしてくれた。

さあ、ここからは全日本インカレに向けて完全集中。



2023東海学生秋季リーグ戦 全勝優勝

[ 2022~ 中部大学 ]


(Photo by nonoさん)

9/2~10/1までの1ヶ月は東海学生秋季リーグ戦を戦っていた。あっという間の1ヶ月だった。結果は9戦全勝で優勝する事ができた。春季リーグ戦に続いての全勝優勝になる。

一口に全勝優勝と言っても簡単なものでは無かった。

8月の西日本インカレを準優勝で終えチームは1週間のオフ。帰省中に国体選手として地元の国体チームにエントリーする学生も何名かいた。国体エントリーの学生は国体ブロック予選を終えてからチームに合流。

オフ明けにチーム全員が揃うのを待って延長戦で敗れた大阪体育大学との西日本インカレ決勝戦の映像を観た。試合中にコートの中で感じた事、ベンチからの景色、応援スタンドから見えるコートの中、それぞれがあの決勝戦で感じた事をテーブルに乗せた。52名の部員がいれば52通りの感じ方がある。

最大11点リードを吐き出して勝ち切れなかった西日本インカレの決勝戦。先ずは、トコトン悔しい想いと向き合う。そこからの再スタートだった。

そうこうしているとあっと言う間に8月が終わり9月が始まった。そして秋季リーグ戦が開幕した。ベンチ入り16名はほぼ毎試合入れ替えながらの総力戦だった。苦しい試合の連続だった。

開幕から6戦のチーム状況を許す範囲で触れておく。

4年生は将来への準備(JHLチームへの練習参加、就職試験、病院実習など)をしながらの秋季リーグ戦。チームのことも大切だし、自分の人生のことも大切。4年生にとっては学生最後のリーグ戦、何とかバランスを取りながら頑張り抜いてくれた。

秋季リーグ戦の序盤では、作取監督とも相談の上で、開幕後の第2週、第3週とそれぞれ新しい攻撃の展開を導入した。実は春季リーグ戦の期間はリーグ戦中に戦術的に新しいもの増やすことは一切しなかった。自分たちのやり慣れたハンドボールで勝負する事を優先した。

秋季リーグ戦の中盤。攻守の要の3年生2名(中島&小林)のコンディションが万全では無かった。本人、メディカルスタッフとも相談の上で、出場を見送ったり、プレータイムの制限をしたり、何とかやりくりして毎試合乗りきっていた。

そんな中で出場機会を得たフレッシュな選手が緊張感がある中でも、高い集中力を持って力を出し切ってくれた。


(Photo by nonoさん)

9/2~17までの期間で毎週末2試合ずつの6試合。この時点で6戦全勝。

中部大学 48(24-7 24-11)18 愛知淑徳大学
中部大学 39(20-11 19-6)17 愛知産業大学
中部大学 38(21-9 17-6)15 岐阜大学
中部大学 30(15-11 15-11)22 岐阜聖徳学園大学
中部大学 33(18-8 15-9)17 朝日大学
中部大学 34(20-8 14-9)17 愛知教育大学

中部大と同様に名城大、中京大、大同大もこの時点で6戦全勝。翌週9/24から全勝対決が始まる。

9/24の大同大学戦に向けて、夏休みの最終日9/20はJHLのチャンピオンチームの豊田合成ブルーファルコンとのテストマッチ。日本の頂点に何とか食らいつく学生たち。大同大学戦に向けても、長期的視野に立っても学生たちには素晴らしい機会になった。

このテストマッチの当日に作取監督、幹部(主将、副将)を交えて、ゲームプラン、選手交代、タイムアウト、ハーフタイムについてのミーティングを行った。ラスト3連戦、そしてインカレを見据えてである。大一番を直前にして、勇気を持って変化させていく事を選んだ。早速、テストマッチの中で新たな挑戦が始まった。

長い夏休みも終わって、テストマッチの翌日9/21からは秋学期が開始。これまでは日中に練習ができていたが、授業が開始して練習は基本点に夕方以降。9/24から勝負の全勝対決開幕である。

対戦相手の分析をして、傾向を把握して、対応策を練る。対応策を表現する為の練習をする。自分たちのやるべき事を徹底しながら、対戦相手の事を頭に入れての実践練習を経て、試合本番を迎える。

全勝対決の一発目。大同大戦、前半の5点リードを追いつかれ、逆転を許した。西日本インカレの決勝戦が学生たちの頭に浮かんでいただろう。事実、試合後に多くの学生たちがその事を口にしていた。しかし、今回は逆転をされた後が逞しかった。逆転されても懸命に守り抜き、前を狙い続けて再逆転に成功。ラスト4秒でのエース中島の決勝ゴール。中島の咆哮。歓喜。

東海学生秋季リーグ戦の最終週は静岡に移動して、名城大、中京大との連戦。どちらの試合もお互いに手の内を知り尽くした相手。2試合ともチーム一丸となって戦い抜いて厳しい2連戦を制することが出来た。これで9戦全勝。完全優勝、完成である。

中部大学 31(16-11 15-19)30 大同大学
中部大学 32(17-13 15-14)27 名城大学
中部大学 33(19-14 14-16)30 中京大学

自分たちのやるべき事を徹底し、やり慣れた事で勝負して全勝優勝した春季リーグ戦。自分たちのベースを大切にしながら、微調整、変化を繰り返し、挑戦し続けて全勝優勝した秋季リーグ戦。それぞれどちらも価値がある。

因みに春季リーグ戦、秋季リーグ戦ともに優勝できたのは2005年以来とのことだ。

さあ、いよいよインカレまでラスト一ヶ月。勝って兜の緒を締めよ。ラストスパート。


(Photo by nonoさん)

作取監督の後に胴上げしてもらった。

左腕坊主、宙に舞う。最高。



千葉ポートアリーナとか、Kリーグとか、渋谷教育学園幕張とか

[ パートナーハンドボールスクール ]

先日、千葉県へ足を運んできた。千葉ポートアリーナ&渋谷教育学園幕張高校。

千葉ポートアリーナではコート3面に14チーム200名程が大集結。午前は傷害予防を兼ねた動き作り、色んなルール、制約で縦の2on2、横の2on2。午後は状況設定をされたゲーム中心。今回はこんな感じで指導者研修を兼ねたクリニックと合同練習試合を実施。

僕は全体のプログラム作成&進行役。次のメニューのデモンストレーション&ポイントなどを説明。そのあとは3コートに分かれて、担当の指導者の方がコーチング開始。僕は各ブロックを巡回しながらフォロー、タイミングを見て次のルールや条件、選択肢などを提案。それを受けて指導者の皆さんが、担当している選手たちの反応を見ながらアレンジして進めていく。だいたいこんな流れ。

状況設定ゲーム。試合開始直後にリードした時、リードを許した時、前半終了間際、相手の退場時、こちらの退場時、試合終了間際のタイムアウト明けなどなど、実際の試合に近いシチュエーションを設定しての試合。白熱。


今回も纏め役は渋谷教育学園幕張の澤崎先生(写真右)。同じ歳。もう10年くらいの付き合い。千葉県の裾野を広げる事、レフリーの事を真剣に考えてアクションを起こしている人。写真左の大村先生は澤崎先生の教え子。10年前に初めて澤崎先生に会った時の最上級生。嬉しい再会。

今回、千葉県でハンドボールをするは5年ぶりかな。前回来た時に、「トーナメントも悪くないけど、リーグ戦が選手も指導者もレフリーも育てますよね。成長できますよね。」って話をしていた。僕も混ぜて貰って澤崎先生と前回参加してくださった指導者の皆さんと喧々諤々とその話をしていた。

その後、すぐに澤崎先生は実行に移して、千葉県内の有志チームでKリーグを作った。ユニフォームを着て、ホーム&アウェーで、半年くらいかけてリーグ戦を回している。リーグの理念を明確にして、登録選手が全員出場できるように試合も前後半ではなく、1/3×3セットという独自ルールを策定するなど毎回試行錯誤しながらリーグ運営をしている。

今回の14チームの中にはKリーグに参加しているチームもあるとのことだった。因みに何のKか、今回教えて貰って驚いた。

渋谷教育学園幕張では中学、高校の男女をコーチング。講習会というよりも、午前、午後とがっつりハンドボールの練習(コーチング)。


最初に幾つか映像を観て、これからやる事の全体像を掴んで貰って、1日のテーマや流れを説明。殆ど説明せずに、メニューをこなしながらテーマや狙いを感じ取ってもらう時もあるけど、今回も説明してから練習開始。こういうのはケースバイケース。

写真は無いけど、映像ミーティングをした理科室(実験室)は本当に懐かしかった。以前、南木さんも覗きにきてくれたことがあった。南木さんは僕のこういう活動を良くに気にかけてくれていた。理科室でその時の事を思い出した。

澤崎先生からの午前のオーダーはDF。みんなでフランス代表のDF観て。数的同数(1on1やポストとの2on2)の状況、数的不利の状況を色んな条件下、環境でプレーして、最後に6on6で真剣勝負。

午後からは色んな条件下で横の2on2&縦の2on2をやって、最後に2on2~6on6までのスモールサイドゲーム。みんな午前、午後と元気一杯頑張ってくれた。

お昼休憩の時も、全体練習が終わってからも、コートでニコニコしながらハンドボールしている、ハンドボールが大好きな渋幕のみんな。今回も最高やったぁ。

そしてまたまた嬉しい再会。澤崎先生の教え子たちが後輩たちの為に集まってきてくれた。10年前は中学生や高校生。今は大学生だったり、社会人だったり、教員だったり。僕にとっても嬉しい再会やったなぁ。



真夏の福井永平寺ブルーサンダーへ

[ 2022~ 福井県スーパーアドバイザー ]

8/17~19と福井永平寺ブルーサンダーへ足を運んできた。福井永平寺ブルサンダーは現在、日本ハンドボールリーグの前半戦を終えた所。前半戦を終えて、11月のリーグ再開に向けてリスタート。このタイミングでのミニキャンプにゲストコーチ(福井県スーパーアドバイザー)として参加させてもらった。

前半戦を終えて選手のフィーリング、チームとしての総括、今回のミニキャンプのテーマなどを須坂監督から聴かせて貰った。その上で試合映像を確認し何度か須坂監督と事前の打合せをしてミニキャンプを迎えた。

企業チーム(北陸電力ブルーサンダー)からクラブチーム(福井永平寺ブルーサンダー)に移行し、新体制で挑んでいる今シーズン。春先に行った時に初々しい感じだったルーキーたちも実戦に揉まれた顔つきになっていた。

リードして折り返した後の後半、五分五分で進んだ試合終了間際。良い内容で進めた先では確実に、思うように行かない内容だとしても、粘って粘ってしぶとく勝ち点をもぎ取っていけるか。

チームとして、個人として、もう一歩、もう二歩踏み込んで、何かを掴み取りにいく。ハンドボールをやってる中で、その先にある何かを選手たちに少しでも感じ取ってもらえるように。それしか出来ない。

活動場所のフレア体育館では、トップチームが練習をしているコートの隣で、育成世代の小学生や中学生が活動している。その育成世代を指導しているが元チームメイト(北陸電力ブルーサンダー)たちだったりする。因みに今回も、表さん、高橋準、桜井に会った。小学生を教えていた。

福井に来るたび、この環境って本当に凄いなと思うし、この好循環って本当に素晴らしいなと思う。今の日本ハンドボールリーグにも数多くの福井県出身の選手がいる。

今、僕は中部大学の指導をする事が殆どだが、試合会場で北電Jr出身の他大学の学生が「くっしー、覚えてますか?今はドコドコ大学でやってます。」って声をかけてくれたりする。親御さんが応援席から「くっしー、元気か?」って声をかけてくれたりする。親子で写真を一緒に撮ったりもする。嬉しい限りや。(インスタでもTikTokでも何で好きに使っておくれと伝える。)

チームの体制が大きく変わったとは言え、2009〜2015年まで計6シーズンお世話になった福井県のチーム。当時のチームメイトも僅かに残っている。Mrブルサンダーの藤坂、須坂監督は共に汗を流した仲間だ。昨年度から年に数回だけど、自分がお世話になった福井県のチームにこうやって関わる機会を頂けるのは本当に光栄だ。

新チームスタートの時期は、本当に大変な事が多いと思うけど、今取り組んでいる事、種を蒔いている事が、5年先、10年先、もっと先に繋がってくると思う。

福井永平寺ブルーサンダーの皆さん、今回もありがとうございました。



西日本インカレ2023 準優勝

[ 2022~ 中部大学 ]

8/8~13は西日本インカレだった。結果は準優勝。今このブログを書いているのが8/15なので48時間前くらい前は大阪体育大学との決勝戦の真っ最中だった。たった二日前のことが、遥か昔に感じる。

予選リーグは龍谷大、京都大、京都産業大との3連戦だった。中部大以外の3チームは全て京都の大学っていう面白い組み合わせやった。

【予選リーグ】
8/8 中部大 39-25 龍谷大
8/9 中部大 41-16 京都大
8/10 中部大 29-14 京都産業大

試合を重ねるごとにDFも良くなり、結果も内容にも拘って予選ラウンドを1位通過することができた。この時点でインカレ出場権を獲得。登録選手20名全員が予選リーグに出場し、いい手応えを感じながら決勝トーナメントに駒を進めることができた。


8/11 中部大 44(19-19 15-15 4-2 6-0)36 福岡大

準々決勝の相手は福岡大。今の中部大学の学生たちは、学生曰く、西日本インカレ、そしてインカレとトーナメントで勝利した経験がないらしい。こちらが思っている以上にその事を気にしている様子だった。「僕らトーナメントで勝てた事ないんすよ。マジでここが壁っす。」

そんな背景もあっての福岡大戦。前半から一進一退の攻防が続き、なかなか主導権を握ることができない。予選リーグで手応えをつかんでいたDF陣だったが、福岡大OF相手に悪戦苦闘。後半ギリギリのところで同点ゴールをねじ込み延長戦へ突入。延長に入って一気に流れが中部大へ。

延長戦に入る前、後半が終わったタイミングでも学生たちは割と落ち着いていた。この状況下(延長戦)への準備は事前にしていたこともあって「これやったぞ。延長戦やったで。」と口にしていた事をよく覚えている。学生たちは自分たちの手で重い扉をこじ開けた瞬間だった。


8/12 中部大 38(19-15 19-19)34 関西学院大

準決勝の相手は関西学院大。指揮官は銘苅淳。そうあのメカルアツシである。銘苅さんがコーチングしているチームと公式戦で対戦するのは、三重バイオレットアイリスvsオムロンで戦った時以来かな。大会前からお互いに順当に行けばこのタイミングでの対戦になりそうだったので、実は西日本インカレ前から個人的にはかなり楽しみにしていた。

軸になる戦術、そこからの枝分かれと再現性の高い攻撃を展開してくるチームだった。前半から関西学院大の再現性の高い攻撃の意図を読み、ハードに接触して守り抜く中部大DF陣。前半を終えて19-15の4点リードでハーフタイムへ。

後半も高い集中力を保ち徐々にリードを広げる。後半ラスト13分弱のところで関西学院大は6:0DFから4:2DFへシステムチェンジ。6対6での攻撃と7対6での攻撃をミックスさせながら、関西学院大の追撃を交わして何とか交わして勝利する事ができた。念願の決勝戦へ。


8/13 中部大 34(18-10 13-21 1-4 2-5)40 大阪体育大

いよいよ決勝戦。大一番の相手は大阪体育大。中部大にとっては平成26年以来、10年ぶりの決勝戦。その時の相手も大阪体育大とのこと。中部大の学生の多くは人生で初めての決勝戦とのことだった。

決勝戦、最高の立ち上がり6-1。大阪体育大のタイムアウト。その後、6-3と少し追い上げられるが中部大は6:0DFで相手の攻撃を封じ、18-10の8点リードで前半を終えた。ハーフタイムでも緩んだ雰囲気はなく。「絶対に受けに回らずに速攻はいつも通り押していこう。」「バックチェック、DFを最後までやり切ろう」と声を掛け合っていた。

後半開始。大阪体育大は前半の中盤以降から6:0DFから5:1DFそして3:2:1DFとアグレッシブなDFシステムに変更。前半はスペースは有効に使って再現性のある攻撃を展開していた中部大だったが、徐々に攻撃のリズムが悪くなる。得点は取れているが、再現性がない攻撃が続き、少しずつシュートに至らないテクニックミスが出始める。そこから一気に大阪体育大は速い展開での得点を重ね、徐々に点差が詰まっていく。DFでも前に出たスペースを裏からつかれて、裏が気になって下がったところを上から打ち込まれ、後手後手に回る。苦しい展開が続く。

そしてとうとう、大阪体育大に追いつかれ、そのまま逆転を許す。30-31。1点ビハインド。絶体絶命のピンチ。ここで何とか同点ゴールをねじ込んで延長戦に突入。準々決勝に続いての今大会2度目の延長戦。延長戦前の雰囲気は悪くない。「振り出しに戻っただけだ」「やってきた事を出し切って優勝しよう」と声を掛け合う学生たち。

延長戦。大阪体育大の勢いは止まらない。最大11点のリードを追いつかれ、逆転を許し、ギリギリのところで再び追いつき延長戦へ。延長戦では大阪体育大の勢いに押されて防戦一方。ノーマークシュートのチャンスも悉く止められ万事休す。

タイムアップの笛の直後から泣き崩れる者。声を失う者。現実を真正面から受け止める者。

勝負の世界は厳しい。本当に厳しい。

大阪体育大の粘り強さ、勢いは本当に素晴らしかった。大阪体育大の皆さん、優勝おめでとうございます。

さてさて、今回の西日本インカレで感じた事をいくつか。

今回、中部大は試合当日に対戦相手のミーティング。そして試合。宿舎に戻ってその日の試合を振り返るミーティングという流れで大会を進めた。分析班やスタッフはこの流れで映像分析をしてミーティングの準備をして、試合に出ている学生たちは栄誉補給、睡眠など可能な限りでのリカバリーを徹底して6日間を乗り切った。コートに立つ選手が少しでもいい状態でプレーできるように、試合に出ることができない学生たちも全身全霊で大会登録の20名をサポートしてくれた。こういうのって中々出来ることじゃない。本当にありがとう。

例年、西日本インカレは準々決勝、準決勝と1日に2試合が行われて、翌日に決勝戦をこなす。って日程だった。今回は準々決勝、準決勝、決勝と1日1試合ずつの日程だった。ハンドボールのゲームのクオリティーは1日2試合より、1日1試合の方が遥かに高いと感じる。翌日の対戦相手への戦術的な準備、学生のコンディショニング、プレーヤーズセンタード、或いは傷害予防の観点からも1日1試合の方がいいと思う。

最後に今回の西日本インカレの事務局長は作取監督。事前準備はもちろん(台風7号の影響で本当にギリギリまで)、大会中は朝一で会場入りして、中部大の試合を終えても会場に最後まで残って大会運営と指揮官の二足のわらじ。それでも学生たちを10年ぶりの決勝戦まで連れて行ってくれた。学生たちにはそんな事は何も言わずに、いつも漢気の指揮官。学生たちもちゃんと分かっていると思う。ビックボス作取監督。ほんまにおつかれさま。少しゆっくり休んでくださいな。

西日本インカレ、中部大学ハンドボール部に関わった全てみなさん本当にありがとうございました。

チームは8/14~20まで一週間オフ。とは言え、国体ブロック大会に参加する学生もいるし、一律全員完全に休養とは行かないけど、一度心も体も休めて9/2開幕の東海学生秋季リーグ、11月のインカレに向けていい準備していこう。



圓光大学へ

[ 2022~ 中部大学日々 ]

日本ではインターハイ、PSGの日本ツアーなどで盛り上がる7月終盤&8月上旬。中部大学ハンドボール部は7/29~8/1、3泊4日で韓国遠征。今回は圓光大学に足を運んできた。

個人的には1999年、大学4年生時の定期戦(中部大学と圓光大学との)以来の圓光大学だった。

今回初めて日本を出た学生もいる。いつもと違う環境でも普段通りマイペースでやること。普段通り出来ない中で変化を受け入れて対応すること。矛盾しているようやけど、どっちも大切。

基本的に午前は合同練習、午後からテストマッチって流れ。

午前の合同練習では普段通り、自分のプレーが決まって嬉しそうにしている姿。普段とは違うプレーを体験して「おおっ、そうきたか」ってこれまたいい表情でプレーする姿。いきいきした表情でハンドボールする姿を観るのは嬉しいね。

午後からのテストマッチ。試合終盤は親善的な雰囲気はゼロ。特に終盤でもこちらがリードしている時は尚更。お互いにバキバキの状態。

威嚇射撃さながらのGKの顔面周辺へのシュート、あわよくばレフリーを欺こうとするオーバージェスチャー、まじかよみたいなレフリーの笛、何でやねんみたいなタイミングでの退場の判定。

当然、中部大学の学生たちも熱くなる。ヒートアップ。いいねぇ。いいねぇ。こう言う経験するために来たわけよ。綺麗事だけじゃ無いんだぜ。どんな状況でも、熱く、冷静に。そしてチーム全員で闘い抜く。

そして試合が終わればノーサイド。両チームの学生が一緒の席についての食事会。みんなスマフォ片手に訳しながらワイワイやっていた。こう言うのも最高。

今回、嬉しい再会の連続やった。

圓光大学のチョ・ホテキ監督(写真左から2番目)は同級生。1999年の定期戦の時のキャプテンだった。その後は韓国のトップリーグでプレーしていた。もしかしたらホンダ時代の韓国遠征で対戦したような気もする。

コーチはイ・ジェウさん(写真中央)。長年にわたり韓国代表として活躍、世界選手権やオリンピックに何度も出場している。大同特殊鋼フェニックスでも活躍していた。何度か対戦したけど、フェイントの切れ味エグすぎた。

みんな大好き富田さん(写真左)も今回ゲストコーチとして参加してくれた。昨シーズンまでトヨタ車体ブレイブキングスのコーチ。元中部大学ハンドボール部監督。イ・ジェウさんとは大同特殊鋼時代にチームメイト。

西日本インカレ開幕まであと一週間。いよいよ。



ハピネス・スポーツクラブKOTAへ

[ パートナーハンドボールスクール日々講師 ]


先日、ハピネス・スポーツクラブKOTAさんの「ハンドボール夏フェスタ」に参加させて貰ってきた。

「ハンドボール夏フェスタ」
第1部、クラブ内交流戦&親子ハンドボール。
第2部、櫛田亮介クリニック。

第1部はクラブ内交流戦&親子ハンドボール。ハンドボールのコートに横のキッズスペースも設けてあってバスケットボールや輪投げなんかも楽しめるように工夫されていた。僕はパートは第2部やったけど、少し早めに会場に到着して、第1部の雰囲気を感じさせて貰ったけど、親子で参加できたり、ゲームの待ち時間も楽しめるように工夫されていた。

さて第2部は僕のパートは大体こんな流れ。ちなみに参加者は年長さんから小学6年生まで25名前後(当日、飛び入り参加もいたのかな)。

1.傷害予防を兼ねた動き作り&ボールを使ったスモールゲーム
2.トークセッション

1.傷害予防を兼ねた動き動き作り&ボールを使ったスモールゲーム

少し専門的な表現をするとmovement preparationになるのかな。但し、難しい表現はなしで、ネコみたいに動いてみようとかそんな感じ。

準備運動の後は、前後左右に移動してストップ。これも段階的に決まった動作&決まった場所でストップ→いつ止まるか分からない状況でストップ(少しだけ判断)→更にドリブルをしながら、いつ止まるか分からない状況下でストップ。

最後は4,5人で1組になってのボールを使ったスモールゲーム。みんなで身体を動かすのはここまで。

クローズドスキルから徐々にオープンスキル&マルチタスクへ。


2.トークセッション

僕の幼少期から現役選手を終える頃までエピソードを親子で聞いて貰った。

「小学生→中学生→高校生→大学生→日本リーグ→ドイツ→日本リーグ」って言う流れで話を展開。

ゆるゆるな高校時代、本気でハンドボールをやりだした大学時代(最初はユニフォーム係)、挫折の連続だったホンダ時代(ストックランやばかった)、大怪我したドイツ時代(左ひざを脱臼した時はマジで終わったと思った)、2年間のリハビリの末に復帰できた北陸電力時代(あと3週間遅かったら引退してたな)って感じで話をさせて貰った。

こうやって見るとほぼほぼ失敗談やな。

今回のイベントを企画&運営&進行していたのはハピネス・スポーツクラブKOTA代表の牟田歩さん。

牟田さんとお会いするのはまだ2回目。日本では数少ないハンドボールで飯を食っている人の一人。

子供たちの為に少しでも良いものしたいってことで、事前に何度もZoomでのミーティングを行った。

牟田さんの理念に共感してクラブに参加している親御さんや子供たち。親子が自然な形で一緒に参加できるような仕組み作りや雰囲気作りが最高やったなぁ。